パラレル番外
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宴が終わり、先ほどまでの騒ぎが嘘のように静まり返ったくじらの森。
男たちのいびきだけが聞こえてくる。
『(さてと…)』
近くで大の字になって寝ているルフィの頭を撫でて、宴の最中にミンク族に聞いた場所へ向かうことにした。
『(これを使っていいってことかな)』
恋歌が向かったのは無事だったミンク族の建物。
駐屯地のような場所で、ワンダが女性専用の風呂があると教えてくれた。
今日は象の足を登った時に冷や汗をかき、海水を頭からかぶったためお風呂に入りたかったのだ。
着替えも用意してくれるとのことだったので、手ぶらで来ると綺麗に折り畳まれた服が置いてあった。
洗濯もしていいと言われているので、取り敢えず服を脱いで手洗いで服を洗う。
『(…大きそうだけどまぁいっか)』
着替えはかなり大きなTシャツ1枚と下着が置かれていたが、Tシャツが明らかに大きすぎる。
綺麗なものを探して出してくれたのだろうが、Tシャツ1枚でワンピースになりそうな大きさ。
『(おお…大浴場みたい)』
一気に15人ほど入れそうな大きさの浴場に感動し、浴室内にあるものは好きに使って良いと言われているため、1人で広すぎるお風呂を堪能することにした。
『(長くいすぎちゃった)』
大浴場を独り占めという滅多にない状況と、浮かんでいる薬草がいい匂いだったため思っていたよりも堪能してしまった。
『(やっぱり大きいけど…せっかく用意してくれたんだしね)』
下着は下だけだったので問題なかったが、やはりTシャツは膝下まであり肩からずり落ちてくる。
脱げてしまうことはなさそうなのでまぁいいかと洗濯した自分の服を持ってサニー号へ。
たくさん人がいる宴後のそばで自分の洗濯物を干すのは少し抵抗があったため、サニー号に干させてもらうことにしたのだ。
『(よし、これで明日取りに来たらいいね)』
お風呂から上がれば駐屯地にあるベッドも好きに使っていいと言ってくれていたので、何かあった時サニー号にいるよりは近くにいた方がいいだろうと好意に甘えることにした。
駐屯地に戻るためにサニー号から帰ってくると、駐屯地の近くで人の気配を感じた。
自分の格好や、その気配の主の事、先ほどナミとロビンに言われたことをいろいろ考えたが、なるようになると気配の方へ向かう。
『こんばんは』
ロー「…!!」
駐屯地近くの木を背にして座っていたローを見つけ、後ろから声をかけると驚いたようで刀に手をかけられた。
ロー「………はぁ、驚かすんじゃねぇ」
『すいません…』
足音が全く聞こえなかったのは恋歌が裸足で空を飛んでいるからであり、気配に気づかなかったのは酔っているからだと自己解決した。
ロー「……そんな格好でなにしてる」
『あ、ミンク族の人にお風呂と服を借りたので…』
ロー「そうか
もう遅い時間だ
寝る場所がそばなら送ってやる」
ゆっくり立ち上がったローは酔っているのか、少しだけふらついた足取りだ。
『大丈夫ですよ
すぐそこなんで1人で帰れます
ローさんこそちゃんと休めるところで寝てください』
ロー「俺は別にどこでも寝れる
気にするな」
『あ、わたしが寝るところガーディアンズのみなさんがいつも寝てるところなんです
ベッドもあるんでそこに行きましょう』
1人ぐらい増えても大丈夫だろうと、ローに手を差し出してついてくるように促す。
まだ気持ちの整理がついていない状況であまり関わらないほうがいいかとも思ったが、酔ってふらついているのを見てしまった以上このまま放ってはおけない。
ロー「…ああ」
少し間をおいて恋歌の手を握ったローは、恋歌に促されるがままに足を進める。
『ここどうぞ』
ベッドがたくさん並んでいる場所に着き、ローをベッドに腰掛けさせた。
『水飲みます?』
ロー「ああ」
水をコップに入れて帰ってくると、ローが受け取りそれを一気に飲み干した。
『あんなところでなにしてたんですか?』
ロー「ちょっと酔い覚ましにな」
『そうでしたか
ここは今日好きに使っていいって言われたので、ここで寝て大丈夫だと思いますよ』
ロー「その服…」
『ああ、ミンク族の人が気を遣って綺麗なのを持ってきてくれたみたいなんですけどわたしにはちょっとおっきくて』
ロー「(ちょっとか…?)」
こうして話している間にもずりずりと肩から服が落ちそうになっているのを何度も直しているし、通常はTシャツであろうそれは恋歌の膝をも隠していた。
それとは別にローにはもう一つ気になる事があった。
ロー「(こいつ…下着着てんのか?)」
何度か見えた肩には紐のようなものは見えない。
紐のないものもあるということは知っているが、Tシャツの下にわざわざそのようなものを着るのかと疑問に思った。
だが、聞くことなどできるはずもなくまだ足元を軽く浮かせながら、心配してくれている恋歌にため息をついた。
男たちのいびきだけが聞こえてくる。
『(さてと…)』
近くで大の字になって寝ているルフィの頭を撫でて、宴の最中にミンク族に聞いた場所へ向かうことにした。
『(これを使っていいってことかな)』
恋歌が向かったのは無事だったミンク族の建物。
駐屯地のような場所で、ワンダが女性専用の風呂があると教えてくれた。
今日は象の足を登った時に冷や汗をかき、海水を頭からかぶったためお風呂に入りたかったのだ。
着替えも用意してくれるとのことだったので、手ぶらで来ると綺麗に折り畳まれた服が置いてあった。
洗濯もしていいと言われているので、取り敢えず服を脱いで手洗いで服を洗う。
『(…大きそうだけどまぁいっか)』
着替えはかなり大きなTシャツ1枚と下着が置かれていたが、Tシャツが明らかに大きすぎる。
綺麗なものを探して出してくれたのだろうが、Tシャツ1枚でワンピースになりそうな大きさ。
『(おお…大浴場みたい)』
一気に15人ほど入れそうな大きさの浴場に感動し、浴室内にあるものは好きに使って良いと言われているため、1人で広すぎるお風呂を堪能することにした。
『(長くいすぎちゃった)』
大浴場を独り占めという滅多にない状況と、浮かんでいる薬草がいい匂いだったため思っていたよりも堪能してしまった。
『(やっぱり大きいけど…せっかく用意してくれたんだしね)』
下着は下だけだったので問題なかったが、やはりTシャツは膝下まであり肩からずり落ちてくる。
脱げてしまうことはなさそうなのでまぁいいかと洗濯した自分の服を持ってサニー号へ。
たくさん人がいる宴後のそばで自分の洗濯物を干すのは少し抵抗があったため、サニー号に干させてもらうことにしたのだ。
『(よし、これで明日取りに来たらいいね)』
お風呂から上がれば駐屯地にあるベッドも好きに使っていいと言ってくれていたので、何かあった時サニー号にいるよりは近くにいた方がいいだろうと好意に甘えることにした。
駐屯地に戻るためにサニー号から帰ってくると、駐屯地の近くで人の気配を感じた。
自分の格好や、その気配の主の事、先ほどナミとロビンに言われたことをいろいろ考えたが、なるようになると気配の方へ向かう。
『こんばんは』
ロー「…!!」
駐屯地近くの木を背にして座っていたローを見つけ、後ろから声をかけると驚いたようで刀に手をかけられた。
ロー「………はぁ、驚かすんじゃねぇ」
『すいません…』
足音が全く聞こえなかったのは恋歌が裸足で空を飛んでいるからであり、気配に気づかなかったのは酔っているからだと自己解決した。
ロー「……そんな格好でなにしてる」
『あ、ミンク族の人にお風呂と服を借りたので…』
ロー「そうか
もう遅い時間だ
寝る場所がそばなら送ってやる」
ゆっくり立ち上がったローは酔っているのか、少しだけふらついた足取りだ。
『大丈夫ですよ
すぐそこなんで1人で帰れます
ローさんこそちゃんと休めるところで寝てください』
ロー「俺は別にどこでも寝れる
気にするな」
『あ、わたしが寝るところガーディアンズのみなさんがいつも寝てるところなんです
ベッドもあるんでそこに行きましょう』
1人ぐらい増えても大丈夫だろうと、ローに手を差し出してついてくるように促す。
まだ気持ちの整理がついていない状況であまり関わらないほうがいいかとも思ったが、酔ってふらついているのを見てしまった以上このまま放ってはおけない。
ロー「…ああ」
少し間をおいて恋歌の手を握ったローは、恋歌に促されるがままに足を進める。
『ここどうぞ』
ベッドがたくさん並んでいる場所に着き、ローをベッドに腰掛けさせた。
『水飲みます?』
ロー「ああ」
水をコップに入れて帰ってくると、ローが受け取りそれを一気に飲み干した。
『あんなところでなにしてたんですか?』
ロー「ちょっと酔い覚ましにな」
『そうでしたか
ここは今日好きに使っていいって言われたので、ここで寝て大丈夫だと思いますよ』
ロー「その服…」
『ああ、ミンク族の人が気を遣って綺麗なのを持ってきてくれたみたいなんですけどわたしにはちょっとおっきくて』
ロー「(ちょっとか…?)」
こうして話している間にもずりずりと肩から服が落ちそうになっているのを何度も直しているし、通常はTシャツであろうそれは恋歌の膝をも隠していた。
それとは別にローにはもう一つ気になる事があった。
ロー「(こいつ…下着着てんのか?)」
何度か見えた肩には紐のようなものは見えない。
紐のないものもあるということは知っているが、Tシャツの下にわざわざそのようなものを着るのかと疑問に思った。
だが、聞くことなどできるはずもなくまだ足元を軽く浮かせながら、心配してくれている恋歌にため息をついた。