パラレル番外
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始まった宴は予想通り盛り上がり、ネコマムシがどんどん料理を持ってくるように命じ、くじらの森特製の食べ物がどんどん運ばれてくる。
ナ「そういえばお使いは途中じゃないの?」
『ううん、荷物を渡しに行っただけだから終わってるよ
ルフィのところにいるのも伝言お願いしたから伝わってると思う』
ナ「そっか」
恋歌はナミと一緒に宴を楽しんでいるが、出てくる料理が何かの丸焼きなど食べにくいものばかりなので、何を食べようか悩み決められず結局飲み物ばかり飲んでいる。
ロビ「ここ、いいかしら?」
『もちろん』
ジョッキを片手に恋歌の隣に座ったロビンはじっと恋歌の顔を見つめ始める。
『?』
ロビ「やっぱり元気がないわね」
『え?』
ナ「あ、やっぱりロビンもそう思う?」
元気がないと言われても心当たりが全くない恋歌はそんなことはないと言うが2人は納得しない。
ロビ「……なんとなくわかるのよ、恋歌が悩んでること」
ナ「…奇遇ね、わたしもよ」
『え?』
自分自身に心当たりがないことを、少し悲しそうな笑顔でわかると言われる。
ロビ「恋歌、あなたこれ以上大切な人を作りたくないんでしょ?」
『大切な人?』
ナ「あんたの場合は守りたい人って言ったほうがいいかもね」
『そ、そんなことないよ』
ロビ「いいえ、あなたはルフィの敵になるかも知れない人が大切な人になるのが怖いのよ」
『そ、れは…でも…今までも海軍の人に珠渡したりとかしてきたし…』
ナ「海軍は元から敵でしょ」
『他の海賊の人にも渡してるし…』
ナ「赤髪とか白髭でしょ?
それはあんたの家族に関係がある人」
『ビビにも…渡してるし…』
ナ「恋歌自身の友達じゃない
それにビビはルフィの敵にはならない」
『う…ん…』
もう何も言えなくなった恋歌は、しょんぼりした表情でジョッキに入った飲み物を見つめる。
ロビ「恋歌が一番大切にしてるのは家族だって知ってるわ
もちろんそれは恋歌のいいところよ
でも恋歌個人が大事に思う人を守りたいって思うのは普通のことだと思うのよ
たとえそれがルフィの、家族の敵になる可能性があるとしても」
ナ「いつも恋歌がわたしたちを守ってくれて、いざというときには助けてくれて感謝してるわ
でも恋歌がわたしたちを守ってくれるのはルフィの仲間で敵にならないからでしょ?
…大切にしたい人が増えてそれを失うのが怖いのも、今大事にしている人の負担になるのも嫌なのはわかる
それでもあんたは自分がしたいようにすればいいのよ」
ぽん、とロビンに頭を撫でられて考えないようにしていただけでそれが図星だとわかった。
ロビ「トラ男くんもクルーたちもみんないい人よね
だからあなたが守りたいと思ったなら、近い未来敵になる相手だとしてもしたいようにすればいいと思うわ」
ナ「そうよ
ルフィの事なんか気にする必要ないわ」
『……わたしね、いざというときにルフィの役に立たないこととか、負担になるのが嫌なんだ…
同盟が終わって…ルフィとローさんが戦うってなって…もし…万が一ルフィにローさんを倒して欲しいと言われたとき躊躇したくない…』
ルフィが海賊王になるための道のりで、倒さなければならない敵と相対した時、万が一恋歌へ助けを求めてきた時その相手が恋歌にとって戦えない敵であるということはあってはならない。
すでに白髭も赤髪も恋歌にとっては全力で戦えない海賊団。
これ以上増えるのは避けなければいけないと、無意識に顔に出ていたらしい。
ナ「相変わらずのルフィばかね、あんた
ちょっとは自分の事も考えなさいよ」
『考えてるよ
だからわたしは白髭海賊団にいるし、そこにいられるのが幸せ』
ロビ「それは家族としての幸せでしょ?
家族では得られない幸せもあるのよ
あなたがわたしたちと友人になってくれて、こうやってお話できるようになったこともわたしにとっては幸せ
恋歌は違うの?」
『……違わない
わたしだって2人と友達になれて嬉しいし幸せ
でも…』
恋歌がこの世界に来たのは三兄弟の未来を変えるため。
自分が変えた未来でこれから先どうなるのかわからない。
『ちょっと考える…』
ナ「悩みすぎよ
もっと気楽に考えなさい
そこはルフィを見習えばいいわ」
『…そうだね、ありがとう
でもひとつだけナミが言ったことで違う事がある』
ナ「え?」
『わたしはナミをルフィの仲間だから、っていう理由だけで助けてるわけじゃない
友達だからだよ
そこは覚えておいて』
ナ「…ありがと
他の人もそうやって考えたらいいのよ」
『うん…』
3人でしっとりと楽しんでいると、ルフィが恋歌にラザニアを持ってきたことにより、その静寂は破られた。
ナ「ロビンも人が悪いわね」
ロビ「あら、ナミもでしょ?」
ルフィに連れて行かれ、宴の中心に入っていった恋歌を2人は意地悪な笑みを浮かべながら見つめている。
ロビ「友達の幸せを願うのは当然だと思うし、それに…わたしたちは友達としての幸せしか恋歌にあげられないから」
ナ「それもそうね
さてと…わたしももうちょっと飲んでくるわ
ロビンは?」
ロビ「わたしは…お話してくるわ」
ナ「頼んだわ」
ナ「そういえばお使いは途中じゃないの?」
『ううん、荷物を渡しに行っただけだから終わってるよ
ルフィのところにいるのも伝言お願いしたから伝わってると思う』
ナ「そっか」
恋歌はナミと一緒に宴を楽しんでいるが、出てくる料理が何かの丸焼きなど食べにくいものばかりなので、何を食べようか悩み決められず結局飲み物ばかり飲んでいる。
ロビ「ここ、いいかしら?」
『もちろん』
ジョッキを片手に恋歌の隣に座ったロビンはじっと恋歌の顔を見つめ始める。
『?』
ロビ「やっぱり元気がないわね」
『え?』
ナ「あ、やっぱりロビンもそう思う?」
元気がないと言われても心当たりが全くない恋歌はそんなことはないと言うが2人は納得しない。
ロビ「……なんとなくわかるのよ、恋歌が悩んでること」
ナ「…奇遇ね、わたしもよ」
『え?』
自分自身に心当たりがないことを、少し悲しそうな笑顔でわかると言われる。
ロビ「恋歌、あなたこれ以上大切な人を作りたくないんでしょ?」
『大切な人?』
ナ「あんたの場合は守りたい人って言ったほうがいいかもね」
『そ、そんなことないよ』
ロビ「いいえ、あなたはルフィの敵になるかも知れない人が大切な人になるのが怖いのよ」
『そ、れは…でも…今までも海軍の人に珠渡したりとかしてきたし…』
ナ「海軍は元から敵でしょ」
『他の海賊の人にも渡してるし…』
ナ「赤髪とか白髭でしょ?
それはあんたの家族に関係がある人」
『ビビにも…渡してるし…』
ナ「恋歌自身の友達じゃない
それにビビはルフィの敵にはならない」
『う…ん…』
もう何も言えなくなった恋歌は、しょんぼりした表情でジョッキに入った飲み物を見つめる。
ロビ「恋歌が一番大切にしてるのは家族だって知ってるわ
もちろんそれは恋歌のいいところよ
でも恋歌個人が大事に思う人を守りたいって思うのは普通のことだと思うのよ
たとえそれがルフィの、家族の敵になる可能性があるとしても」
ナ「いつも恋歌がわたしたちを守ってくれて、いざというときには助けてくれて感謝してるわ
でも恋歌がわたしたちを守ってくれるのはルフィの仲間で敵にならないからでしょ?
…大切にしたい人が増えてそれを失うのが怖いのも、今大事にしている人の負担になるのも嫌なのはわかる
それでもあんたは自分がしたいようにすればいいのよ」
ぽん、とロビンに頭を撫でられて考えないようにしていただけでそれが図星だとわかった。
ロビ「トラ男くんもクルーたちもみんないい人よね
だからあなたが守りたいと思ったなら、近い未来敵になる相手だとしてもしたいようにすればいいと思うわ」
ナ「そうよ
ルフィの事なんか気にする必要ないわ」
『……わたしね、いざというときにルフィの役に立たないこととか、負担になるのが嫌なんだ…
同盟が終わって…ルフィとローさんが戦うってなって…もし…万が一ルフィにローさんを倒して欲しいと言われたとき躊躇したくない…』
ルフィが海賊王になるための道のりで、倒さなければならない敵と相対した時、万が一恋歌へ助けを求めてきた時その相手が恋歌にとって戦えない敵であるということはあってはならない。
すでに白髭も赤髪も恋歌にとっては全力で戦えない海賊団。
これ以上増えるのは避けなければいけないと、無意識に顔に出ていたらしい。
ナ「相変わらずのルフィばかね、あんた
ちょっとは自分の事も考えなさいよ」
『考えてるよ
だからわたしは白髭海賊団にいるし、そこにいられるのが幸せ』
ロビ「それは家族としての幸せでしょ?
家族では得られない幸せもあるのよ
あなたがわたしたちと友人になってくれて、こうやってお話できるようになったこともわたしにとっては幸せ
恋歌は違うの?」
『……違わない
わたしだって2人と友達になれて嬉しいし幸せ
でも…』
恋歌がこの世界に来たのは三兄弟の未来を変えるため。
自分が変えた未来でこれから先どうなるのかわからない。
『ちょっと考える…』
ナ「悩みすぎよ
もっと気楽に考えなさい
そこはルフィを見習えばいいわ」
『…そうだね、ありがとう
でもひとつだけナミが言ったことで違う事がある』
ナ「え?」
『わたしはナミをルフィの仲間だから、っていう理由だけで助けてるわけじゃない
友達だからだよ
そこは覚えておいて』
ナ「…ありがと
他の人もそうやって考えたらいいのよ」
『うん…』
3人でしっとりと楽しんでいると、ルフィが恋歌にラザニアを持ってきたことにより、その静寂は破られた。
ナ「ロビンも人が悪いわね」
ロビ「あら、ナミもでしょ?」
ルフィに連れて行かれ、宴の中心に入っていった恋歌を2人は意地悪な笑みを浮かべながら見つめている。
ロビ「友達の幸せを願うのは当然だと思うし、それに…わたしたちは友達としての幸せしか恋歌にあげられないから」
ナ「それもそうね
さてと…わたしももうちょっと飲んでくるわ
ロビンは?」
ロビ「わたしは…お話してくるわ」
ナ「頼んだわ」