大恩人の形見
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?この広い海で恋歌のように呼べば会えるのが少数であり、特別。
『ローさん、そう言ってくれるのは嬉しいけど今日でひとつ渡しても、それを割れば一度は会える
たったそれだけだよ?』
ロ「…わかってる」
今まで一度も珠を使うことなく恋歌に会えていたのは全てルフィのおかげ。
ロ「…どうしてもだめか?」
『…わたしは、ルフィが海賊王になる邪魔はしたくない
ローさんは海賊王になるためには倒すべき人
わたしがいることでルフィが不利になってしまう状況は避けたいんだよ』
恋歌がルフィと敵対することは絶対にないが、ローへ少なからず情が移ってきてしまっているのも事実。
その情がルフィに助けを必要とされた時邪魔になってしまうかもしれないと思ってしまう。
ロ「……恋歌」
『ん?』
ぐっ、と肩を押して恋歌から離れるとしばらく目を見つめた後徐々に顔を近づけてくる。
『な、なに?』
ロ「じっとしてろ」
『いやいやいや!』
顔を近づけてくるから離れようとすると、腰と肩を掴まれてさらに引き寄せられる。
ロ「抵抗するな!」
『抵抗するよ!』
ロ「キスぐらいさせろ
減るもんじゃねぇし」
『え!?なんで!?』
どうして急にそんな話になるのかわからず、抵抗はするがまだ少し赤い目を見ると全力で逃げることができない。
逃げないでいるとがしっ、と頭を掴まれ力を込められる。
『だめだって!』
ロ「…黙ってろ」
『え?ちょっ…!』
力では敵わないと悟ったローは腰に回していた手を恋歌のシャツの中に入れた。
ロ「……恋歌」
『ひゃっ…!』
シャツの中に手を入れられた事により、ローの顔を遠ざけていた手の力を緩めてしまい、耳元で名前を囁かれてしまい変な声が出てしまった。
ロ「色気のねぇ声だな」
くくっ、と笑うローは実に楽しそうだ。
『……ローさん、手離して…』
ロ「キスさせてくれたら離してやるよ」
『だからそれはだめだって…』
ロ「……じゃあこのまま続けるぞ」
『え!?ちょっ、待って…!』
ローは恋歌が逃げられるのに逃げない理由がわかっていた。
自分の為に逃げないでいてくれている理由、くだらないじゃれあいに付き合ってくれている理由、それは全てローが泣いたから。
罪悪感なのか、同情なのか、優しさなのかはわからない。
それでもその気持ちすら利用してでも恋歌と繋がりがなくなることはしたくないと思った。
たとえそれが卑怯な手段だったとしても。
ロ「(はやく逃げねぇと本気で襲っちまうぞ…)」
シャツの中に入っている手が動く度、恋歌が縋りつくように寄ってくるので、襲う気はなかったが少しずつむらむらとしてきている。
すり、っと指で恋歌の下着をなぞり後ろの留め具をぐりぐりと押す。
ロ「…離れねぇとこれ外すぞ?」
『だ、だめ…!』
がばっと顔を上げて、素早くベッドの上の医学書を落としながら後退りした。
息を切らしながら顔を赤くしている恋歌を見て、ふっと笑ったローは自分がどんなに優しい顔で笑っているかをわかっていない。
ロ「恋歌」
『な、なに?』
乱れた服装を直して、顔の熱を引かせる為に手で顔をあおいでいる恋歌はローに視線を向ける。
ロ「お前が好きだ」
『……え?』
ローの言葉にあおいでいた手が止まり、動きが全て止まった。
ロ「恋歌が誰のものでも構わねぇ
俺はお前が好きなんだ
だから恋歌との繋がりをなくしたくねぇ」
『え、えっと…///』
どう返事をしていいかわからず、せっかく引いてきた熱も顔に戻ってしまっている。
ロ「俺が欲しいのは世界最強の力でも、桜姫とのコネでもねぇ
恋歌、お前だ」
『あ、ありがと…///
でもわたしは…好きな人がいるの…』
ロ「知ってる
そいつに飽きたら俺のところに来い
いつでも待ってる」
ベッドから立ち上がったローに手を差し出され、それに手を乗せるとぐいっ、と引っ張られ床に足をつけた。
ロ「キスしてぇってのは嘘じゃねぇんだが…」
『だからだめだってば…』
諦めの悪いローが恋歌の頬に手を添えて頼んでくるが、それが今度は本気でないとわかっていた。
ロ「じゃあそのかわり恋歌を呼べる珠をくれ
それで今日は許してやる」
『……もしかして最初からそのつもりだった?』
ロ「さぁな」
楽しそうに笑うローの笑顔を見て笑ってくれたのなら良かったと、珠の入った袋を渡した。
『わたしは家族とは戦わない
それだけは覚えておいて』
ロ「……わかってる」
いずれルフィと戦う時も、白髭と戦う時も恋歌の力は頼れない。
むしろ家族を守る為に恋歌は敵になるだろう。
今度はそれをしっかりと胸に刻み袋を受け取った。
ロ「お前はもう少し男に警戒しろ
海賊の男と2人で密室、しかも押し倒される場所があるところにのこのことついてくるんじゃねぇ」
『…うん
そうするよ』
『ローさん、そう言ってくれるのは嬉しいけど今日でひとつ渡しても、それを割れば一度は会える
たったそれだけだよ?』
ロ「…わかってる」
今まで一度も珠を使うことなく恋歌に会えていたのは全てルフィのおかげ。
ロ「…どうしてもだめか?」
『…わたしは、ルフィが海賊王になる邪魔はしたくない
ローさんは海賊王になるためには倒すべき人
わたしがいることでルフィが不利になってしまう状況は避けたいんだよ』
恋歌がルフィと敵対することは絶対にないが、ローへ少なからず情が移ってきてしまっているのも事実。
その情がルフィに助けを必要とされた時邪魔になってしまうかもしれないと思ってしまう。
ロ「……恋歌」
『ん?』
ぐっ、と肩を押して恋歌から離れるとしばらく目を見つめた後徐々に顔を近づけてくる。
『な、なに?』
ロ「じっとしてろ」
『いやいやいや!』
顔を近づけてくるから離れようとすると、腰と肩を掴まれてさらに引き寄せられる。
ロ「抵抗するな!」
『抵抗するよ!』
ロ「キスぐらいさせろ
減るもんじゃねぇし」
『え!?なんで!?』
どうして急にそんな話になるのかわからず、抵抗はするがまだ少し赤い目を見ると全力で逃げることができない。
逃げないでいるとがしっ、と頭を掴まれ力を込められる。
『だめだって!』
ロ「…黙ってろ」
『え?ちょっ…!』
力では敵わないと悟ったローは腰に回していた手を恋歌のシャツの中に入れた。
ロ「……恋歌」
『ひゃっ…!』
シャツの中に手を入れられた事により、ローの顔を遠ざけていた手の力を緩めてしまい、耳元で名前を囁かれてしまい変な声が出てしまった。
ロ「色気のねぇ声だな」
くくっ、と笑うローは実に楽しそうだ。
『……ローさん、手離して…』
ロ「キスさせてくれたら離してやるよ」
『だからそれはだめだって…』
ロ「……じゃあこのまま続けるぞ」
『え!?ちょっ、待って…!』
ローは恋歌が逃げられるのに逃げない理由がわかっていた。
自分の為に逃げないでいてくれている理由、くだらないじゃれあいに付き合ってくれている理由、それは全てローが泣いたから。
罪悪感なのか、同情なのか、優しさなのかはわからない。
それでもその気持ちすら利用してでも恋歌と繋がりがなくなることはしたくないと思った。
たとえそれが卑怯な手段だったとしても。
ロ「(はやく逃げねぇと本気で襲っちまうぞ…)」
シャツの中に入っている手が動く度、恋歌が縋りつくように寄ってくるので、襲う気はなかったが少しずつむらむらとしてきている。
すり、っと指で恋歌の下着をなぞり後ろの留め具をぐりぐりと押す。
ロ「…離れねぇとこれ外すぞ?」
『だ、だめ…!』
がばっと顔を上げて、素早くベッドの上の医学書を落としながら後退りした。
息を切らしながら顔を赤くしている恋歌を見て、ふっと笑ったローは自分がどんなに優しい顔で笑っているかをわかっていない。
ロ「恋歌」
『な、なに?』
乱れた服装を直して、顔の熱を引かせる為に手で顔をあおいでいる恋歌はローに視線を向ける。
ロ「お前が好きだ」
『……え?』
ローの言葉にあおいでいた手が止まり、動きが全て止まった。
ロ「恋歌が誰のものでも構わねぇ
俺はお前が好きなんだ
だから恋歌との繋がりをなくしたくねぇ」
『え、えっと…///』
どう返事をしていいかわからず、せっかく引いてきた熱も顔に戻ってしまっている。
ロ「俺が欲しいのは世界最強の力でも、桜姫とのコネでもねぇ
恋歌、お前だ」
『あ、ありがと…///
でもわたしは…好きな人がいるの…』
ロ「知ってる
そいつに飽きたら俺のところに来い
いつでも待ってる」
ベッドから立ち上がったローに手を差し出され、それに手を乗せるとぐいっ、と引っ張られ床に足をつけた。
ロ「キスしてぇってのは嘘じゃねぇんだが…」
『だからだめだってば…』
諦めの悪いローが恋歌の頬に手を添えて頼んでくるが、それが今度は本気でないとわかっていた。
ロ「じゃあそのかわり恋歌を呼べる珠をくれ
それで今日は許してやる」
『……もしかして最初からそのつもりだった?』
ロ「さぁな」
楽しそうに笑うローの笑顔を見て笑ってくれたのなら良かったと、珠の入った袋を渡した。
『わたしは家族とは戦わない
それだけは覚えておいて』
ロ「……わかってる」
いずれルフィと戦う時も、白髭と戦う時も恋歌の力は頼れない。
むしろ家族を守る為に恋歌は敵になるだろう。
今度はそれをしっかりと胸に刻み袋を受け取った。
ロ「お前はもう少し男に警戒しろ
海賊の男と2人で密室、しかも押し倒される場所があるところにのこのことついてくるんじゃねぇ」
『…うん
そうするよ』