大恩人の形見
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その声が国王の声だと気づき千本桜を消す。
もう試合が始まっているというのに何なのかと視線を向けると、ごほんとわざとらしい咳をする。
「あー…その程度ではハンデにもならんようだな」
『…あなたが決めたことですよね』
予想していたより恋歌の力が圧倒的だったようで、後ろにいる兵士にこそこそとなにかを言っているのが見える。
観客たちが求めている血は全く出ず、やはり場外でしか決着がついていない。
ロ「(これ以上恋歌になにをさせるつもりだ…)」
信じると言った以上約束を破るつもりもないが、これより更にハンデをつけられるとなると嫌な予感しかしない。
「貴様が技を出せるのは最後に一度だけとする」
ロ「な!?この状況で!?」
『……』
にやりと笑った国王に、湧き上がる歓声。
そして桜姫を殺せという声と、桜姫に最後の技で残っている者全員を殺せという声の2つが混じっている。
「世界最強をみくびっていたよ
まさか手足が不自由な状況でそこまで色々なことができるとは
相手も残り数十人
桜姫であればあと1回攻撃できれば充分であろ?」
これを拒否すればおそらく失格にされる。
国王が求めているのは観客に喜ばれる試合。
『………その1回がこの国を…世界を滅ぼすとしてもその条件でいいですか?』
「は?」
『あと1回しか攻撃できないのであれば、確実に優勝できるように強い攻撃をするのは普通のことですよね?』
「それが…この世界を滅ぼすと?
そんな攻撃貴様ができると聞いたこともない!
はったりだ!」
『……嘘だと思うなら滅んでから後悔することになりますよ』
ロ「(いいぞ…このまま本当だと信じればこの馬鹿な提案を却下するはず…!!)」
正直ローは恋歌の性格上そんな危険な技を持っていたとしても出すことはないと思っている。
セ「……あまりあやつをせん方がいいかと
わしらも頂上戦争で戦っとりますが、あの女は世界最強の名に相応しい戦闘能力です」
どこからか現れたセンゴクが国王に助言をするが、黙っていろと怒鳴られている。
『……それでどうするんですか?』
このままでは決着はつかないし、優勝者も決まらない。
残っている剣闘士たちもどうしていいかわからず戸惑っている。
「や、やれるものならやってみろ!
世界を滅ぼすなんてことできるわけがない!!」
『………わかりました
では最後の攻撃をする前に、わたしの勝ちを判定してもらうあなたたちが死んでしまっては困るので、この島全体に結界を張ってもいいですか?』
「…いいだろう」
『…エースたちのところとルフィのところへ行って』
小声で指示を出し白髭海賊団と麦わら海賊団の船に刀を向かわせた。
それとは別に島を囲うように刀を飛ばし、闘技場以外の島を結界で囲った。
「…これが結界?」
『…あとはまぁ』
闘技場の場外の場所に透明な四角い結界を張る。
『死にたくなければこの中へ
既に場外にいる人はどうぞ
なるべく早めの避難をお勧めしますけどね…』
桜姫にそう言われ、ごくりと唾を飲み込んだ剣闘士たち。
場外にいる者は我先にと結界の中へ。
ジェシカとレオも結界の中に入ったことを確認した。
まだリングの上に残っている者も逃げようかどうしようか迷っているように見える。
『では…【卍解 残火の太刀】』
恋歌が解号を呟くと熱風が起こり、恋歌の前にボロボロの刀がリングに突き刺さっていた。
『これが…最後です
ほんとにいいんですね?』
「…ああ
やってみせろ」
最後の警告として国王に言ってみたが、今更取り消すつもりはなさそうだ。
『【残火の太刀 西 残日獄衣】』
「え?」
「あっちぃ!?」
恋歌の呟きの後、結界に覆われていない闘技場はあり得ないほどの熱に一瞬で包まれた。
「無理だ…!」
「ひ、皮膚が焼けていく…」
本当は一瞬で剣闘士たちを焼き尽くせるが、徐々に温度を上げて自ら場外に行ってもらえるようにする。
立っているだけで皮膚が焼けていく感覚に剣闘士たちは急いで結界の中へ。
「な、なにが起こっているんだ…」
もう試合が始まっているというのに何なのかと視線を向けると、ごほんとわざとらしい咳をする。
「あー…その程度ではハンデにもならんようだな」
『…あなたが決めたことですよね』
予想していたより恋歌の力が圧倒的だったようで、後ろにいる兵士にこそこそとなにかを言っているのが見える。
観客たちが求めている血は全く出ず、やはり場外でしか決着がついていない。
ロ「(これ以上恋歌になにをさせるつもりだ…)」
信じると言った以上約束を破るつもりもないが、これより更にハンデをつけられるとなると嫌な予感しかしない。
「貴様が技を出せるのは最後に一度だけとする」
ロ「な!?この状況で!?」
『……』
にやりと笑った国王に、湧き上がる歓声。
そして桜姫を殺せという声と、桜姫に最後の技で残っている者全員を殺せという声の2つが混じっている。
「世界最強をみくびっていたよ
まさか手足が不自由な状況でそこまで色々なことができるとは
相手も残り数十人
桜姫であればあと1回攻撃できれば充分であろ?」
これを拒否すればおそらく失格にされる。
国王が求めているのは観客に喜ばれる試合。
『………その1回がこの国を…世界を滅ぼすとしてもその条件でいいですか?』
「は?」
『あと1回しか攻撃できないのであれば、確実に優勝できるように強い攻撃をするのは普通のことですよね?』
「それが…この世界を滅ぼすと?
そんな攻撃貴様ができると聞いたこともない!
はったりだ!」
『……嘘だと思うなら滅んでから後悔することになりますよ』
ロ「(いいぞ…このまま本当だと信じればこの馬鹿な提案を却下するはず…!!)」
正直ローは恋歌の性格上そんな危険な技を持っていたとしても出すことはないと思っている。
セ「……あまりあやつをせん方がいいかと
わしらも頂上戦争で戦っとりますが、あの女は世界最強の名に相応しい戦闘能力です」
どこからか現れたセンゴクが国王に助言をするが、黙っていろと怒鳴られている。
『……それでどうするんですか?』
このままでは決着はつかないし、優勝者も決まらない。
残っている剣闘士たちもどうしていいかわからず戸惑っている。
「や、やれるものならやってみろ!
世界を滅ぼすなんてことできるわけがない!!」
『………わかりました
では最後の攻撃をする前に、わたしの勝ちを判定してもらうあなたたちが死んでしまっては困るので、この島全体に結界を張ってもいいですか?』
「…いいだろう」
『…エースたちのところとルフィのところへ行って』
小声で指示を出し白髭海賊団と麦わら海賊団の船に刀を向かわせた。
それとは別に島を囲うように刀を飛ばし、闘技場以外の島を結界で囲った。
「…これが結界?」
『…あとはまぁ』
闘技場の場外の場所に透明な四角い結界を張る。
『死にたくなければこの中へ
既に場外にいる人はどうぞ
なるべく早めの避難をお勧めしますけどね…』
桜姫にそう言われ、ごくりと唾を飲み込んだ剣闘士たち。
場外にいる者は我先にと結界の中へ。
ジェシカとレオも結界の中に入ったことを確認した。
まだリングの上に残っている者も逃げようかどうしようか迷っているように見える。
『では…【卍解 残火の太刀】』
恋歌が解号を呟くと熱風が起こり、恋歌の前にボロボロの刀がリングに突き刺さっていた。
『これが…最後です
ほんとにいいんですね?』
「…ああ
やってみせろ」
最後の警告として国王に言ってみたが、今更取り消すつもりはなさそうだ。
『【残火の太刀 西 残日獄衣】』
「え?」
「あっちぃ!?」
恋歌の呟きの後、結界に覆われていない闘技場はあり得ないほどの熱に一瞬で包まれた。
「無理だ…!」
「ひ、皮膚が焼けていく…」
本当は一瞬で剣闘士たちを焼き尽くせるが、徐々に温度を上げて自ら場外に行ってもらえるようにする。
立っているだけで皮膚が焼けていく感覚に剣闘士たちは急いで結界の中へ。
「な、なにが起こっているんだ…」