大恩人の形見
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ロ「……誰だ」
ジ「あ…えっと…」
『ローさん、ジェシカは敵じゃないから大丈夫』
ぺちぺちと抱きしめられている腕を叩けば、はっとしたようにすぐに離れた。
近くにジェシカとレオがいたことには気づいていたので恋歌は特に驚かなかったのだが、ローが恋歌の仮面を外していたので顔を見られてはまずいと思って隠してくれたようだ。
ジ「って、あれ?
仮面は?」
ロ「は?」
『ああ、別にいいんだよ
それよりどうしたの?』
ローはジェシカが恋歌の顔を知っていると思って解放したのに、ジェシカは恋歌の顔を見てぽかんとしている。
ジ「あ、ううん別に用事があったわけじゃないんだ
さっきの…大丈夫かなって…」
レ「この国の人たちはみんなあんな感じなんです
だから気にしないでください」
ジェシカもレオも恋歌を心配してここまで来てくれた。
それに笑って大丈夫と返すと、ジェシカとレオはほっとしたように肩を落とした。
ジ「さっき恋歌が闘技場を壊しちゃったからちょっと休憩なの」
『あ、そっか』
ロ「それなら俺たちは向こうで休む
決勝戦になれば行く」
恋歌とベポの手を引いてさらに人気のない方へ進んでいく。
ベ「さぁ恋歌!
いつでもいいよ!」
どーん、と手を広げて待っているベポに一瞬躊躇ったが、遠慮がちにベポにぎゅっと抱きついた。
『ふふ…ほんとにふかふか…』
ローのとっておきというだけあって抱き心地が抜群だ。
ロ「ベポの本領が発揮されるのは枕にした時だ
決勝戦が始まる前に起こしてやるから寝てみろ」
『え、でも…』
ベポが辛いのではないかと思ったが、恋歌の視線に気づかず寝やすい場所を探してきょろきょろしている。
ロ「今回の依頼の対価とでも思ってろ」
『…贅沢な対価だね』
胡座をかいて座ったベポに引っ張られ、もたれかからせるように足の間に座らされた。
ベ「子守唄いる?」
『ううん、ふかふかで気持ちいいから大丈夫』
ロ「これもかけてろ」
ローの着ていたコートを肩からかけられ、地面について汚くなるからいいと言ったが、ベポの背中に自分の背中をつけて帽子を目深にかぶって無言になってしまった。
ベ「キャプテンがいいって言ったんだから気にしなくていいよ
ほらほら、寝る時間なくなっちゃうよ!」
『う、うん…』
ジ「あ…えっと…」
『ローさん、ジェシカは敵じゃないから大丈夫』
ぺちぺちと抱きしめられている腕を叩けば、はっとしたようにすぐに離れた。
近くにジェシカとレオがいたことには気づいていたので恋歌は特に驚かなかったのだが、ローが恋歌の仮面を外していたので顔を見られてはまずいと思って隠してくれたようだ。
ジ「って、あれ?
仮面は?」
ロ「は?」
『ああ、別にいいんだよ
それよりどうしたの?』
ローはジェシカが恋歌の顔を知っていると思って解放したのに、ジェシカは恋歌の顔を見てぽかんとしている。
ジ「あ、ううん別に用事があったわけじゃないんだ
さっきの…大丈夫かなって…」
レ「この国の人たちはみんなあんな感じなんです
だから気にしないでください」
ジェシカもレオも恋歌を心配してここまで来てくれた。
それに笑って大丈夫と返すと、ジェシカとレオはほっとしたように肩を落とした。
ジ「さっき恋歌が闘技場を壊しちゃったからちょっと休憩なの」
『あ、そっか』
ロ「それなら俺たちは向こうで休む
決勝戦になれば行く」
恋歌とベポの手を引いてさらに人気のない方へ進んでいく。
ベ「さぁ恋歌!
いつでもいいよ!」
どーん、と手を広げて待っているベポに一瞬躊躇ったが、遠慮がちにベポにぎゅっと抱きついた。
『ふふ…ほんとにふかふか…』
ローのとっておきというだけあって抱き心地が抜群だ。
ロ「ベポの本領が発揮されるのは枕にした時だ
決勝戦が始まる前に起こしてやるから寝てみろ」
『え、でも…』
ベポが辛いのではないかと思ったが、恋歌の視線に気づかず寝やすい場所を探してきょろきょろしている。
ロ「今回の依頼の対価とでも思ってろ」
『…贅沢な対価だね』
胡座をかいて座ったベポに引っ張られ、もたれかからせるように足の間に座らされた。
ベ「子守唄いる?」
『ううん、ふかふかで気持ちいいから大丈夫』
ロ「これもかけてろ」
ローの着ていたコートを肩からかけられ、地面について汚くなるからいいと言ったが、ベポの背中に自分の背中をつけて帽子を目深にかぶって無言になってしまった。
ベ「キャプテンがいいって言ったんだから気にしなくていいよ
ほらほら、寝る時間なくなっちゃうよ!」
『う、うん…』