大恩人の形見
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
?
ガ「お前らうるさいわ!!
さっさと配置につかんか!!」
ざわつき始めた海兵たちを一喝し、ガープがずんずんと恋歌の方に歩いてくる。
ガ「恋歌…いや、その姿の時は桜姫と呼ばんといかんのか」
『ここでならどちらでも大丈夫ですよ
今回の護衛の海兵さんってガープさんだったんですね』
ガ「ああ…
あとはセンゴクも駆り出されとる」
『センゴクさんも…』
先代の元帥が来ているとは思わず、試合に出る戦士たちよりもローたちを逃がす方が骨が折れるかもしれないと思った。
ガ「その恰好でここにいるということは、お主も悪魔の実を狙っとるのか?」
『そうですね』
ガ「…まさか恋歌が食べる気じゃあるまいの?」
『私は食べませんよ
でも必要なんです』
ローとのことをガープに話すわけにはいかず、濁して笑うとガープも追求するのを諦めたのか、持っているせんべいを差し出してきた。
ガ「食うか?」
『あ、いいんですか』
ガープにせんべいをもらってばりばりと食べていると、先ほど刀に渡した珠が1つ割られた気配がした。
これで珠がローに渡ったということだ。
ガ「今回は賞品が悪魔の実じゃ
喉から手が出る程欲しい輩ばかりが集まっとる
恋歌が負けることはないと思うが…怪我はあまりせんようにな」
ぽん、と頭を撫でられガープは仕事があるからと他の海兵に交じってコロシアムの中に入って行った。
『(知らない人が来るよりいいか
ローさんも無事にコロシアムに入ったみたいだし私も控室探さないと)』
ローに渡した珠の気配がちゃんとコロシアム内に入ったのを確認して恋歌は参加者が歩いていく方へついていくことにした。
『(武器とか鎧とか使いたい人は貸してくれるんだ)』
参加者について行った先は様々な武器や鎧が置いてある場所だった。
武装をしていない者はここで調達をしているが、恋歌の存在に気づくと全員がぴたっと動きを止めた。
『(あーあ、別に見られるのはいいけどこそこそ話されるのはなんか嫌…)』
ちらちらと恋歌の方を見ながら小声で話しているのを見て小さくため息をついた。
言いたいことがあれば言ってくればいいのにとは思うが、そんな度胸のある者はほんどいない。
「あ、あの…」
始まるまでどこかに隠れていようかと考えていると、少し上から女の声が聞こえたため振り返って視線を少し上にあげた。
声をかけてきた女は恋歌と同じぐらいの歳だが、身長やスタイルはナミと似ている。
綺麗な藤色の髪をした女は少しおどおどとしながら、話す内容を整理しているように見える。
『わたしですか?』
「は、い
急に話しかけてごめんなさい…」
『いえ、なにかご用ですか?』
「あなたに…お願いがあります」
『?』
真剣な顔で声を震わせながら言われた言葉に、聞くだけ聞こうと思ったが、恋歌…桜姫がどんな会話をしているのか聞き耳を立てている者がいるので場所を移そうと女の手を引っ張ってその場から離れた。
ガ「お前らうるさいわ!!
さっさと配置につかんか!!」
ざわつき始めた海兵たちを一喝し、ガープがずんずんと恋歌の方に歩いてくる。
ガ「恋歌…いや、その姿の時は桜姫と呼ばんといかんのか」
『ここでならどちらでも大丈夫ですよ
今回の護衛の海兵さんってガープさんだったんですね』
ガ「ああ…
あとはセンゴクも駆り出されとる」
『センゴクさんも…』
先代の元帥が来ているとは思わず、試合に出る戦士たちよりもローたちを逃がす方が骨が折れるかもしれないと思った。
ガ「その恰好でここにいるということは、お主も悪魔の実を狙っとるのか?」
『そうですね』
ガ「…まさか恋歌が食べる気じゃあるまいの?」
『私は食べませんよ
でも必要なんです』
ローとのことをガープに話すわけにはいかず、濁して笑うとガープも追求するのを諦めたのか、持っているせんべいを差し出してきた。
ガ「食うか?」
『あ、いいんですか』
ガープにせんべいをもらってばりばりと食べていると、先ほど刀に渡した珠が1つ割られた気配がした。
これで珠がローに渡ったということだ。
ガ「今回は賞品が悪魔の実じゃ
喉から手が出る程欲しい輩ばかりが集まっとる
恋歌が負けることはないと思うが…怪我はあまりせんようにな」
ぽん、と頭を撫でられガープは仕事があるからと他の海兵に交じってコロシアムの中に入って行った。
『(知らない人が来るよりいいか
ローさんも無事にコロシアムに入ったみたいだし私も控室探さないと)』
ローに渡した珠の気配がちゃんとコロシアム内に入ったのを確認して恋歌は参加者が歩いていく方へついていくことにした。
『(武器とか鎧とか使いたい人は貸してくれるんだ)』
参加者について行った先は様々な武器や鎧が置いてある場所だった。
武装をしていない者はここで調達をしているが、恋歌の存在に気づくと全員がぴたっと動きを止めた。
『(あーあ、別に見られるのはいいけどこそこそ話されるのはなんか嫌…)』
ちらちらと恋歌の方を見ながら小声で話しているのを見て小さくため息をついた。
言いたいことがあれば言ってくればいいのにとは思うが、そんな度胸のある者はほんどいない。
「あ、あの…」
始まるまでどこかに隠れていようかと考えていると、少し上から女の声が聞こえたため振り返って視線を少し上にあげた。
声をかけてきた女は恋歌と同じぐらいの歳だが、身長やスタイルはナミと似ている。
綺麗な藤色の髪をした女は少しおどおどとしながら、話す内容を整理しているように見える。
『わたしですか?』
「は、い
急に話しかけてごめんなさい…」
『いえ、なにかご用ですか?』
「あなたに…お願いがあります」
『?』
真剣な顔で声を震わせながら言われた言葉に、聞くだけ聞こうと思ったが、恋歌…桜姫がどんな会話をしているのか聞き耳を立てている者がいるので場所を移そうと女の手を引っ張ってその場から離れた。