大恩人の形見
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刀に聞いた受付の場所に行けば、かなり人だかりができていて、屈強な戦士たちが律儀に順番を守って受付をしているところだった。
『(私もあれに並ぶしかないか
えっと、最後尾は…)』
上空から眺めて最後尾を確認し、桜姫の恰好のまま最後尾の男の後ろに並んだ。
『(これ1時間で受付終わるのかな…?)』
かない長い列が出来ている為、ちゃんと受付ができるのか不安になってきた。
受付ができないと参加資格もない為、ローの依頼を達成する事ができない。
『(こんなに人が集まるなら受付が始まる前に並んでおけばよかった……ん?)』
前の男が進んだ気配がしたので、自分も進もうと顔をあげると視線が集まっている事に気が付いた。
「な、な、な…」
『?
なんでしょう』
「「「なんで桜姫がここにぃいいいい!?」」」
恋歌の前の男が恋歌を指さしながらしりもちをつくと、周りにいた男たちが揃って声をあげた。
「ま、まさか本物…なのか…?」
「誰も正体を知らねぇんだから確かめようが…」
「桜姫も悪魔の実を狙ってここに…?」
ひそひそと男たちが話している内容はすべて聞こえているが、 恋歌の心配事はエントリーがちゃんとできるかどうか。
桜姫がいるとわかって騒然となっているので、列が全く進まなくなってしまった。
『あの…』
「は、はい!!」
受付に立っていた男に話しかけると、驚いたようで返事の声がひっくりかえっている。
『この人たち進まないなら受付だけでもしたいんですけどいいですか?』
「は、はい!!どうぞ!!」
これだけ自分に注目が集まっていればローたちも侵入しやすいだろうと、さっさと受付を済ませるために並んでいた男たちを抜かして受付の前に立った。
『どうしたらいいんですか?』
「え、っとこちらにお名前を…」
『名前…
(本名じゃなくてもいっか)』
渡されたペンで”桜姫”と書き、ペンを返すとそれの代わりに番号の書かれたプレートを渡された。
「こちらを見える場所につけて頂いて、コロシアムの選手控室にてお待ちください」
『わかりました』
”396”と書かれたプレートを胸につけ、コロシアムの入り口と思われる場所に向かう。
『(…1周だけ回ってこようか)』
あまりすぐにコロシアムの中に入ってしまうと、ローたちが急がないといけなくなるかもしれないと思い、もう少し視線を集める為にコロシアムの周りを回る事にした。
『(ローさんに珠渡して来ればよかったな…
あ、そうだ)』
ローがどこにいるかわかるようにしてくればよかったと後悔したが、名案を思い付いたと立ち止まりコロシアムを見張らせていた刀を呼んだ。
『ローさんにこれ渡してきて
こっちは渡したら割ってもらってね』
2つの珠を刀に渡し、すたすたとコロシアムの周りの続きを歩きはじめる。
『(強そうな人はあんまりいないかな…
海軍も…あ、まずいかも)』
海軍は裏口のようなところから出入りしているようで、入り口のちょうど真裏に当たる場所に海軍が並んでコロシアムに入っていっている。
その中に見知った顔があったため、すぐに逃げようとしたがどのみち試合に出るのであればばれてしまうので観念して先に話しかける事にした。
「恋歌…」
『お、おはようございます…』
そこにいたガープはぽかんとした顔をしてかじっているせんべいを落とした。
ガ「まさか…参加するのか…」
『は、はい』
様子がおかしいのを見て、ガープの視線の先を他の海軍たちも追う。
そして恋歌の存在に気づき、目を飛び出させて驚いている。
『(私もあれに並ぶしかないか
えっと、最後尾は…)』
上空から眺めて最後尾を確認し、桜姫の恰好のまま最後尾の男の後ろに並んだ。
『(これ1時間で受付終わるのかな…?)』
かない長い列が出来ている為、ちゃんと受付ができるのか不安になってきた。
受付ができないと参加資格もない為、ローの依頼を達成する事ができない。
『(こんなに人が集まるなら受付が始まる前に並んでおけばよかった……ん?)』
前の男が進んだ気配がしたので、自分も進もうと顔をあげると視線が集まっている事に気が付いた。
「な、な、な…」
『?
なんでしょう』
「「「なんで桜姫がここにぃいいいい!?」」」
恋歌の前の男が恋歌を指さしながらしりもちをつくと、周りにいた男たちが揃って声をあげた。
「ま、まさか本物…なのか…?」
「誰も正体を知らねぇんだから確かめようが…」
「桜姫も悪魔の実を狙ってここに…?」
ひそひそと男たちが話している内容はすべて聞こえているが、 恋歌の心配事はエントリーがちゃんとできるかどうか。
桜姫がいるとわかって騒然となっているので、列が全く進まなくなってしまった。
『あの…』
「は、はい!!」
受付に立っていた男に話しかけると、驚いたようで返事の声がひっくりかえっている。
『この人たち進まないなら受付だけでもしたいんですけどいいですか?』
「は、はい!!どうぞ!!」
これだけ自分に注目が集まっていればローたちも侵入しやすいだろうと、さっさと受付を済ませるために並んでいた男たちを抜かして受付の前に立った。
『どうしたらいいんですか?』
「え、っとこちらにお名前を…」
『名前…
(本名じゃなくてもいっか)』
渡されたペンで”桜姫”と書き、ペンを返すとそれの代わりに番号の書かれたプレートを渡された。
「こちらを見える場所につけて頂いて、コロシアムの選手控室にてお待ちください」
『わかりました』
”396”と書かれたプレートを胸につけ、コロシアムの入り口と思われる場所に向かう。
『(…1周だけ回ってこようか)』
あまりすぐにコロシアムの中に入ってしまうと、ローたちが急がないといけなくなるかもしれないと思い、もう少し視線を集める為にコロシアムの周りを回る事にした。
『(ローさんに珠渡して来ればよかったな…
あ、そうだ)』
ローがどこにいるかわかるようにしてくればよかったと後悔したが、名案を思い付いたと立ち止まりコロシアムを見張らせていた刀を呼んだ。
『ローさんにこれ渡してきて
こっちは渡したら割ってもらってね』
2つの珠を刀に渡し、すたすたとコロシアムの周りの続きを歩きはじめる。
『(強そうな人はあんまりいないかな…
海軍も…あ、まずいかも)』
海軍は裏口のようなところから出入りしているようで、入り口のちょうど真裏に当たる場所に海軍が並んでコロシアムに入っていっている。
その中に見知った顔があったため、すぐに逃げようとしたがどのみち試合に出るのであればばれてしまうので観念して先に話しかける事にした。
「恋歌…」
『お、おはようございます…』
そこにいたガープはぽかんとした顔をしてかじっているせんべいを落とした。
ガ「まさか…参加するのか…」
『は、はい』
様子がおかしいのを見て、ガープの視線の先を他の海軍たちも追う。
そして恋歌の存在に気づき、目を飛び出させて驚いている。