大恩人の形見
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
?依頼内容を確認した恋歌はこの後の行動はどうすればいいのかを確認した。
ハートの海賊団の船はまだ海の上。
近くに島もなかった。
今すぐにセウム王国には着かないだろう。
ロ「正直…あれを割ってこんなに早く来るとは思ってなかったってのもある
海軍の船が近くにある可能性がある…が、この試合のエントリーが明後日の朝から
それまでに島には上陸をしないといけねぇ」
『わたしが1人で行って、悪魔の実だけローさんにお渡しするってのではだめなんですか?』
それが1番手っ取り早いし、ハートの海賊団にも危険がないのではと提案してみたが、ローに難しそうな顔をされて首を横に振られた。
ロ「桜姫の力は信じてるが、万が一何かあった時のためについて行く
お前に何かあったら麦わら屋がうるさそうだ…」
『わかりました
では島の場所を教えてもらえれば先に偵察に行きます
船を安全に置いておける場所も探しておきます』
ロ「お前…できないことはねぇのか?」
すべてを簡単に言ってのける恋歌にローは机に肘をついてため息をついた。
『いっぱいありますよ
今回は依頼主のローさんが望むことをわたしにできる精一杯で叶えるだけです』
ロ「……そうか
あいつらとも作戦を話し合う
恋歌も参加してくれ」
『わかりました』
ベ「あ!キャプテン出てきた!」
甲板に出れば気を遣ったクルーたちは誰一人として船内に入らず、外で釣りをしていた。
釣竿を投げてこちらに走ってきたベポにつられるように、ぞろぞろとローの周りに集まる。
ロ「お前らに話がある
この船の次の行き先はセウム王国
そこで桜姫の力を借りてコロシアムの試合に優勝してもらう
俺たちはその補助につく」
「ほんとに桜姫なんだな…」
『微力ながらお手伝いさせていただきますね
よろしくお願いします』
ロ「今回の優勝商品は悪魔の実
俺は…どうしてもそれが欲しい
これは俺の私情だ
海軍もいる
残りたい奴はここに残って…「悪魔の実なんてすっげぇお宝じゃないですか!!」」
「売れば数億はするらしいからな!」
残りたい奴は残れとローは言いたかったのだが、その言葉を言い切る前にクルーたちは盛り上がって騒ぎはじめた。
この感じだと全員ついてくることになりそうだ。
『…ハートの海賊団の皆さんもいい人たちばかりなんですね』
ロ「……ああ、手のかかるやつらだ」
困ったように…けれど嬉しそうに笑うローに、恋歌もできる限りのことはしようと決めた。
ロ「じゃあ作戦だが、今回は桜姫の力をかなり貸してもらうことになる」
『はい、わたしにできることならなんなりと』
ロ「まぁまずは紹介からか
こいつは桜姫で恋歌だ」
『宜しくお願いします』
ぺこりと頭を下げれば、クルーたちも頭を下げ返してくれた。
ロ「今回の目標は優勝商品の悪魔の実だ
そいつは恋歌に任せる
俺たちは恋歌の退路確保と…まぁ応援だな」
『え?』
「お、俺らのすることそれだけっすか?」
自分たちのすることが恋歌のすることに比べて簡単、というかそれは何もしないのと同義だ。
ロ「恋歌の力を計算して作戦を考えたんだが…
結局恋歌が1人で行動するのが1番安全で確実だ」
『あー…まぁそれでいいならいいですよ
じゃあ先に行って海軍の目がわたしに向くようにしておきますよ
それなら皆さんも上陸しやすいでしょ?』
ローも真剣に考えて出した答えなのだが、作戦を考えるまでもなく、すべて恋歌1人で解決しそうな気がしたのだ。
だが、ついていかないということもできない。
結果的に手伝えることは応援と退路の確保ぐらいだった。
ロ「俺たちの力が必要になる時が…くるかどうかはわからねぇが、何かあれば呼んでくれ
任せっぱなしで申し訳ねぇが…」
『いえ、大丈夫です
では船が島に近づいたら先に行きます
それまで乗せてもらってもいいですか?』
ロ「当然だ」
このまま順調に行けば後数時間で島が見えてくるとのことで、このまま船の上でしばらく過ごすことにした。
ハートの海賊団の船はまだ海の上。
近くに島もなかった。
今すぐにセウム王国には着かないだろう。
ロ「正直…あれを割ってこんなに早く来るとは思ってなかったってのもある
海軍の船が近くにある可能性がある…が、この試合のエントリーが明後日の朝から
それまでに島には上陸をしないといけねぇ」
『わたしが1人で行って、悪魔の実だけローさんにお渡しするってのではだめなんですか?』
それが1番手っ取り早いし、ハートの海賊団にも危険がないのではと提案してみたが、ローに難しそうな顔をされて首を横に振られた。
ロ「桜姫の力は信じてるが、万が一何かあった時のためについて行く
お前に何かあったら麦わら屋がうるさそうだ…」
『わかりました
では島の場所を教えてもらえれば先に偵察に行きます
船を安全に置いておける場所も探しておきます』
ロ「お前…できないことはねぇのか?」
すべてを簡単に言ってのける恋歌にローは机に肘をついてため息をついた。
『いっぱいありますよ
今回は依頼主のローさんが望むことをわたしにできる精一杯で叶えるだけです』
ロ「……そうか
あいつらとも作戦を話し合う
恋歌も参加してくれ」
『わかりました』
ベ「あ!キャプテン出てきた!」
甲板に出れば気を遣ったクルーたちは誰一人として船内に入らず、外で釣りをしていた。
釣竿を投げてこちらに走ってきたベポにつられるように、ぞろぞろとローの周りに集まる。
ロ「お前らに話がある
この船の次の行き先はセウム王国
そこで桜姫の力を借りてコロシアムの試合に優勝してもらう
俺たちはその補助につく」
「ほんとに桜姫なんだな…」
『微力ながらお手伝いさせていただきますね
よろしくお願いします』
ロ「今回の優勝商品は悪魔の実
俺は…どうしてもそれが欲しい
これは俺の私情だ
海軍もいる
残りたい奴はここに残って…「悪魔の実なんてすっげぇお宝じゃないですか!!」」
「売れば数億はするらしいからな!」
残りたい奴は残れとローは言いたかったのだが、その言葉を言い切る前にクルーたちは盛り上がって騒ぎはじめた。
この感じだと全員ついてくることになりそうだ。
『…ハートの海賊団の皆さんもいい人たちばかりなんですね』
ロ「……ああ、手のかかるやつらだ」
困ったように…けれど嬉しそうに笑うローに、恋歌もできる限りのことはしようと決めた。
ロ「じゃあ作戦だが、今回は桜姫の力をかなり貸してもらうことになる」
『はい、わたしにできることならなんなりと』
ロ「まぁまずは紹介からか
こいつは桜姫で恋歌だ」
『宜しくお願いします』
ぺこりと頭を下げれば、クルーたちも頭を下げ返してくれた。
ロ「今回の目標は優勝商品の悪魔の実だ
そいつは恋歌に任せる
俺たちは恋歌の退路確保と…まぁ応援だな」
『え?』
「お、俺らのすることそれだけっすか?」
自分たちのすることが恋歌のすることに比べて簡単、というかそれは何もしないのと同義だ。
ロ「恋歌の力を計算して作戦を考えたんだが…
結局恋歌が1人で行動するのが1番安全で確実だ」
『あー…まぁそれでいいならいいですよ
じゃあ先に行って海軍の目がわたしに向くようにしておきますよ
それなら皆さんも上陸しやすいでしょ?』
ローも真剣に考えて出した答えなのだが、作戦を考えるまでもなく、すべて恋歌1人で解決しそうな気がしたのだ。
だが、ついていかないということもできない。
結果的に手伝えることは応援と退路の確保ぐらいだった。
ロ「俺たちの力が必要になる時が…くるかどうかはわからねぇが、何かあれば呼んでくれ
任せっぱなしで申し訳ねぇが…」
『いえ、大丈夫です
では船が島に近づいたら先に行きます
それまで乗せてもらってもいいですか?』
ロ「当然だ」
このまま順調に行けば後数時間で島が見えてくるとのことで、このまま船の上でしばらく過ごすことにした。