漂流者
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そして次の日。
『おはよ』
エ「はよ」
エースの部屋で目を覚ました恋歌は、昨晩ローラに言われたことをしっかり考え、自分ができることをしようと決めた。
昨日のローラの推測はおそらく正しいと思った為、エースとサボにも伝えてある。
エ「じゃあ着替えたら来いよ」
『うん』
先に部屋を出たエースは準備の為にサボを呼びに行った。
そして恋歌はペンダントの気配を辿って、ニーナを探しにきた。
だが、いる場所は予想通りサボの部屋。
おそらく一晩中そばにいてもらったのだろう。
部屋の中にはニーナのペンダントの気配しかしない。
こんこん、と扉を叩くと中から人が動く気配がして扉が開いた。
『おはよう、ニーナ』
ニ「恋歌…
おはようございます」
顔色を見る感じでは昨日よりマシといったところだが、いつもよりは体調が悪そうだ。
ニ「えっと…サボは明け方ぐらいからいなくて…」
『うん、知ってるよ
わたしはニーナを呼びにきたの』
ニーナが眠った後からサボがずっとニーナのために動いていることを知っている。
だからエースが向かったのは今日の朝到着した島。
『朝ごはん食べに行こう』
にっこり笑って差し出された手に、反射的に手を乗せると、無理のない程度に引っ張られた。
ニ「わぁ…きれい…」
『うん、きれいだね』
白髭海賊団が到着した島は、いつも見ている海よりもさらに透き通った海。
海に慣れているニーナも初めて見る景色だった。
ニ「ここは…いい海です
みんながわたしを心配してくれてる」
ニーナにしか聞こえない海の声。
友人であるニーナに元気がないので、励ましてくれているようだ。
『あとで潜りに行こう
わたしたちならずっと潜っていられるしね』
ニ「はい…」
『で、なんだけど』
ぱん、と手を叩いて何も持っていなかった手に指輪から包みを出して掌に乗せる。
『泳ぐなら水着着ないとね』
恋歌だって水着は苦手なはず。
ニーナも水着は苦手だ。
けど、そんなことよりも恋歌が誘ってくれたことの方が嬉しくて、無意識のうちに包みを受け取ってしまっていた。
サボ「よし、こんなもんか」
エ「並べただけだけどな」
先に島に上陸していた2人はニーナを連れてくるのを恋歌に任せて、朝食の準備をしていた。
エ「朝飯食って目一杯遊べば嫌なことなんか忘れるさ」
サボ「…まぁ、そうだな」
ニーナについた心の傷が決して浅いものではないということはわかったつもりでいた。
前より笑ってくれるようになり、仲間であれば男でも普通に接することができるようになった。
それに安心してしまっていたんだと、そう思った。
サボ「あいつもなーんも言わねぇからなぁー
昨日も結局なにも俺に言わなかったし」
離れて欲しくないと縋り付いてくるくせに、縋り付いてくる理由を言わない。
エ「それでもニーナはお前を選んだんだ
俺たちの妹で…恋歌にとっては娘
サボにとっては大事なやつだろ」
サボ「ああ
そうだな」
ふっ、と小さく笑ったサボは船から降りてくる2人を見つけて、小さく手を振った。
それに気づいたエースも振り返ると、水着の上に大きめのTシャツを着た恋歌とニーナがいた。
『おはよ』
エ「はよ」
エースの部屋で目を覚ました恋歌は、昨晩ローラに言われたことをしっかり考え、自分ができることをしようと決めた。
昨日のローラの推測はおそらく正しいと思った為、エースとサボにも伝えてある。
エ「じゃあ着替えたら来いよ」
『うん』
先に部屋を出たエースは準備の為にサボを呼びに行った。
そして恋歌はペンダントの気配を辿って、ニーナを探しにきた。
だが、いる場所は予想通りサボの部屋。
おそらく一晩中そばにいてもらったのだろう。
部屋の中にはニーナのペンダントの気配しかしない。
こんこん、と扉を叩くと中から人が動く気配がして扉が開いた。
『おはよう、ニーナ』
ニ「恋歌…
おはようございます」
顔色を見る感じでは昨日よりマシといったところだが、いつもよりは体調が悪そうだ。
ニ「えっと…サボは明け方ぐらいからいなくて…」
『うん、知ってるよ
わたしはニーナを呼びにきたの』
ニーナが眠った後からサボがずっとニーナのために動いていることを知っている。
だからエースが向かったのは今日の朝到着した島。
『朝ごはん食べに行こう』
にっこり笑って差し出された手に、反射的に手を乗せると、無理のない程度に引っ張られた。
ニ「わぁ…きれい…」
『うん、きれいだね』
白髭海賊団が到着した島は、いつも見ている海よりもさらに透き通った海。
海に慣れているニーナも初めて見る景色だった。
ニ「ここは…いい海です
みんながわたしを心配してくれてる」
ニーナにしか聞こえない海の声。
友人であるニーナに元気がないので、励ましてくれているようだ。
『あとで潜りに行こう
わたしたちならずっと潜っていられるしね』
ニ「はい…」
『で、なんだけど』
ぱん、と手を叩いて何も持っていなかった手に指輪から包みを出して掌に乗せる。
『泳ぐなら水着着ないとね』
恋歌だって水着は苦手なはず。
ニーナも水着は苦手だ。
けど、そんなことよりも恋歌が誘ってくれたことの方が嬉しくて、無意識のうちに包みを受け取ってしまっていた。
サボ「よし、こんなもんか」
エ「並べただけだけどな」
先に島に上陸していた2人はニーナを連れてくるのを恋歌に任せて、朝食の準備をしていた。
エ「朝飯食って目一杯遊べば嫌なことなんか忘れるさ」
サボ「…まぁ、そうだな」
ニーナについた心の傷が決して浅いものではないということはわかったつもりでいた。
前より笑ってくれるようになり、仲間であれば男でも普通に接することができるようになった。
それに安心してしまっていたんだと、そう思った。
サボ「あいつもなーんも言わねぇからなぁー
昨日も結局なにも俺に言わなかったし」
離れて欲しくないと縋り付いてくるくせに、縋り付いてくる理由を言わない。
エ「それでもニーナはお前を選んだんだ
俺たちの妹で…恋歌にとっては娘
サボにとっては大事なやつだろ」
サボ「ああ
そうだな」
ふっ、と小さく笑ったサボは船から降りてくる2人を見つけて、小さく手を振った。
それに気づいたエースも振り返ると、水着の上に大きめのTシャツを着た恋歌とニーナがいた。