漂流者
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ニーナの威嚇にため息をついた男は、自分の服を出来る限り絞り無言で服を乾かし始める。
「あんた、海の麗人だな?」
ニ「だったらなによ」
服を脱いでぱんぱん、と皺を伸ばすように乾かしている男がニーナの事を思い出したように話しかけた。
「別に
見た事ある顔だなって思っただけ
そっちの人は?」
ニ「あんたに教える名はない
この人に気安く話しかけるな」
ニーナにとって恋歌を悲しませる男はすべて敵。
最初に恋歌の手を握った事により、ニーナの中ではこの男はろくでもない奴だという認識になった。
「手配書で見た事ないってことは賞金首じゃないんだろ?」
ニ「私たちの質問に先に答えて
あなたは何者?」
先にこっちの質問に答えろとニーナは譲る気がなさそうだ。
「それ答えたらそこのお嬢さんの名前教えてくれるってんならいいよ」
ニ「あんた…ここがどこなのかわかって言ってんの?
今すぐ海に放り出されたい?」
今すぐにでも飛びかかっていきそうなニーナに反応してか、さっきまで穏やかだった海が急に波をうちはじめた。
「…これがあんたの力か
海を操れるなんていい能力だ」
『ニーナ、私は大丈夫だから落ち着いて』
ニ「…はい」
このままでは今外に出ている能力者たちまで巻き込んでしまうかもしれないと思い、一度ニーナを宥めてサボかエースもしくはマルコを呼んできてほしいと伝える。
ニ「ですが、おひとりでは…」
『大丈夫、お願いね』
ニ「…わかりました」
恋歌の頼みを断れず、ニーナは早く誰かを連れてこようと走っていった。
『私とだったらお話してもらえるんですか?』
「もちろん」
恋歌と二人に慣れた事が嬉しいのか、男は上機嫌で何が聞きたいのかと問う。
『あなたは誰なのか教えてください』
「俺はドリフ
グランドラインで一旗揚げる為に航海する賞金稼ぎさ」
『賞金稼ぎ…』
海軍ではなかったことを喜ぶべきか、おそらくこのグランドラインでトータルバウンティが最高額である白髭海賊団に漂着したことを素直に感心すべきか悩んだ。
ド「まぁそんなことはいいじゃないか
約束通り俺も名乗ったんだから、名前教えてくれ」
またしても手を握ってきたドリフに苦笑いしながらも、名前ぐらい害はないかと口を開く。
『わたしは恋歌です』
ド「恋歌か!!
いやー、船から落ちた時はもう終わりかと思ったけど、急死に一生とはこのことだ!
助けてくれてありがとう!」
握っている手をぶんぶんと上下に振りながら感謝してくるドリフにそれは違うと首を振る。
『助けたのはさっきここにいた海の麗人ですよ
わたしは一緒にここにいただけです』
ド「え?そうなの?
まぁ細かいことはどうでもいいや!
恋歌はさー、戦闘員?」
ころころと変わる話題についていけなくなりそうだが、ニーナが帰ってくるまでの辛抱だと思い質問には答えて、時間を稼ごうと思った。
『はい、2番隊所属です』
ド「2番隊って言やあの火拳のエースが隊長のところか
恋歌みたいなか弱い子が戦闘員で大丈夫なのか?
いじめられてないか?」
『い、いえ、皆さんいい人で…』
「「その手を離せ!!」」
恋歌の心配をしながら、顔をずいずいと近づけてくるドリフに若干身の危険を感じもう一度気絶させた方がいいかと思っていると、目の前から急にドリフが消えた。
ド「ぐぇっ!」
吹っ飛ばされたドリフは手すりに頭をぶつけ、また海に落ちそうになっている。
エ「悪い!遅くなった!」
ニ「恋歌、これ綺麗な水ですから洗ってください」
ドリフを吹っ飛ばしたのは駆けつけたエースとニーナだった。
触られていた場所をニーナが真水で洗い、エースが2人を背に隠すようにドリフとの間に立つ。
「あんた、海の麗人だな?」
ニ「だったらなによ」
服を脱いでぱんぱん、と皺を伸ばすように乾かしている男がニーナの事を思い出したように話しかけた。
「別に
見た事ある顔だなって思っただけ
そっちの人は?」
ニ「あんたに教える名はない
この人に気安く話しかけるな」
ニーナにとって恋歌を悲しませる男はすべて敵。
最初に恋歌の手を握った事により、ニーナの中ではこの男はろくでもない奴だという認識になった。
「手配書で見た事ないってことは賞金首じゃないんだろ?」
ニ「私たちの質問に先に答えて
あなたは何者?」
先にこっちの質問に答えろとニーナは譲る気がなさそうだ。
「それ答えたらそこのお嬢さんの名前教えてくれるってんならいいよ」
ニ「あんた…ここがどこなのかわかって言ってんの?
今すぐ海に放り出されたい?」
今すぐにでも飛びかかっていきそうなニーナに反応してか、さっきまで穏やかだった海が急に波をうちはじめた。
「…これがあんたの力か
海を操れるなんていい能力だ」
『ニーナ、私は大丈夫だから落ち着いて』
ニ「…はい」
このままでは今外に出ている能力者たちまで巻き込んでしまうかもしれないと思い、一度ニーナを宥めてサボかエースもしくはマルコを呼んできてほしいと伝える。
ニ「ですが、おひとりでは…」
『大丈夫、お願いね』
ニ「…わかりました」
恋歌の頼みを断れず、ニーナは早く誰かを連れてこようと走っていった。
『私とだったらお話してもらえるんですか?』
「もちろん」
恋歌と二人に慣れた事が嬉しいのか、男は上機嫌で何が聞きたいのかと問う。
『あなたは誰なのか教えてください』
「俺はドリフ
グランドラインで一旗揚げる為に航海する賞金稼ぎさ」
『賞金稼ぎ…』
海軍ではなかったことを喜ぶべきか、おそらくこのグランドラインでトータルバウンティが最高額である白髭海賊団に漂着したことを素直に感心すべきか悩んだ。
ド「まぁそんなことはいいじゃないか
約束通り俺も名乗ったんだから、名前教えてくれ」
またしても手を握ってきたドリフに苦笑いしながらも、名前ぐらい害はないかと口を開く。
『わたしは恋歌です』
ド「恋歌か!!
いやー、船から落ちた時はもう終わりかと思ったけど、急死に一生とはこのことだ!
助けてくれてありがとう!」
握っている手をぶんぶんと上下に振りながら感謝してくるドリフにそれは違うと首を振る。
『助けたのはさっきここにいた海の麗人ですよ
わたしは一緒にここにいただけです』
ド「え?そうなの?
まぁ細かいことはどうでもいいや!
恋歌はさー、戦闘員?」
ころころと変わる話題についていけなくなりそうだが、ニーナが帰ってくるまでの辛抱だと思い質問には答えて、時間を稼ごうと思った。
『はい、2番隊所属です』
ド「2番隊って言やあの火拳のエースが隊長のところか
恋歌みたいなか弱い子が戦闘員で大丈夫なのか?
いじめられてないか?」
『い、いえ、皆さんいい人で…』
「「その手を離せ!!」」
恋歌の心配をしながら、顔をずいずいと近づけてくるドリフに若干身の危険を感じもう一度気絶させた方がいいかと思っていると、目の前から急にドリフが消えた。
ド「ぐぇっ!」
吹っ飛ばされたドリフは手すりに頭をぶつけ、また海に落ちそうになっている。
エ「悪い!遅くなった!」
ニ「恋歌、これ綺麗な水ですから洗ってください」
ドリフを吹っ飛ばしたのは駆けつけたエースとニーナだった。
触られていた場所をニーナが真水で洗い、エースが2人を背に隠すようにドリフとの間に立つ。