漂流者
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エ「それで? 恋歌を呼んだ理由はなんなんだ?」
ニ「多分問題ないんだろうけど…恋歌がいてくれれば万が一何かあった時に心強いので」
エ「まぁそりゃそうだな」
大概の事は恋歌がいれば何とかなってしまうと思っているので、この男が万が一白ひげにとって脅威だった場合、すぐに対処してくれる恋歌に傍にいて欲しいということだった。
『ニーナの頼みならなんでもするよ
この人を見張ってたらいいんだよね?』
ニ「お願いできますか?」
不安そうな顔をしているニーナの頭を撫でてやり、問題ないと笑って安心させてやる。
『このままここに寝かしておいても大丈夫かな?』
サボ「見たところ外傷もないし、気を失ってるだけだと思う
すぐ眼を覚ますさ」
全身海水に濡れたままでもいいのか心配したが、そんな気遣いは無用だろうと恋歌以外は気にしていないようだ。
エ「じゃあ俺らは他に異常がないか確認してくるから、2人はそいつ見ててやってくれ」
サボ「悪いけど、ニーナ頼んだ」
『わかった』
周りにいたやじ馬たちも連れて船内の確認に行ったみんなを見送り、目を覚まさない男の横に並んで腰を下ろす。
ニ「この人誰なんでしょう…」
『海のみんなは何も言ってなかったの?』
二「はい…この船の近くで落ちちゃった人みたいで…
近くだったんで私の仲間かと思って知らせてくれました」
ニーナは海と会話をすることが出来るが、聞いたところによると簡単な会話しかできないそうだ。
なので今回は落ちた人がいたら教えて欲しいというニーナの希望を、白ひげ以外の人で叶えてしまったらしい。
『近くにこの人が乗っていた船はないの?』
ニ「今この近くに船はないそうです
あの嵐だったのでもしかしたら遠くに行ってしまったのかも…」
海の声を聴くことが出来るニーナが言うのであれば、間違いないだろう。
取り敢えず目の前の男が目を覚まさない事にはどうにもならなさそうだ。
『そんなに心配しなくても大丈夫だよ』
膝を抱えて男から目を離さないニーナに優しく声をかけるが、笑ってくれない。
ニ「なにか…嫌な予感がするんです…」
『嫌な予感?』
ニ「なんなのかはわからないんですけど…」
恋歌はニーナの心配が杞憂で終わる様にと、何かあればすぐに自分が動こうと決意した。
そして、1時間後。
「ごほっ…!
はっ…!!」
急に盛大に咽た男は自分の視界に空が広がっていることに気づくと慌てて起き上がった。
「こ、ここは…?」
『ここは白ひげ海賊団の船の上
あなたは先ほどの嵐で海に投げ出されたみたいです』
白ひげ海賊団以外の男にはまだ苦手意識を持っているニーナを背に隠すように下げて、混乱している様子の男に恋歌が話しかける。
その声に恋歌とニーナが近くにいた事に気づいた男は、じっと恋歌とニーナを見つめる。
「み、見つけた…」
『「は?」』
恋歌とニーナを交互に見て、恋歌から目を逸らさない男は小さくなにかを呟き、ずぶ濡れの恰好のまま恋歌の手を握った。
『え?』
「あんた!名前は!?」
二「この…!!恋歌に触るな!!」
ぽかんとしていた恋歌より先にニーナが我に返り、男の手をたたき落とした。
今度はニーナが恋歌を背に隠すように前に立ち、触らせまいと威嚇をする。
ニ「多分問題ないんだろうけど…恋歌がいてくれれば万が一何かあった時に心強いので」
エ「まぁそりゃそうだな」
大概の事は恋歌がいれば何とかなってしまうと思っているので、この男が万が一白ひげにとって脅威だった場合、すぐに対処してくれる恋歌に傍にいて欲しいということだった。
『ニーナの頼みならなんでもするよ
この人を見張ってたらいいんだよね?』
ニ「お願いできますか?」
不安そうな顔をしているニーナの頭を撫でてやり、問題ないと笑って安心させてやる。
『このままここに寝かしておいても大丈夫かな?』
サボ「見たところ外傷もないし、気を失ってるだけだと思う
すぐ眼を覚ますさ」
全身海水に濡れたままでもいいのか心配したが、そんな気遣いは無用だろうと恋歌以外は気にしていないようだ。
エ「じゃあ俺らは他に異常がないか確認してくるから、2人はそいつ見ててやってくれ」
サボ「悪いけど、ニーナ頼んだ」
『わかった』
周りにいたやじ馬たちも連れて船内の確認に行ったみんなを見送り、目を覚まさない男の横に並んで腰を下ろす。
ニ「この人誰なんでしょう…」
『海のみんなは何も言ってなかったの?』
二「はい…この船の近くで落ちちゃった人みたいで…
近くだったんで私の仲間かと思って知らせてくれました」
ニーナは海と会話をすることが出来るが、聞いたところによると簡単な会話しかできないそうだ。
なので今回は落ちた人がいたら教えて欲しいというニーナの希望を、白ひげ以外の人で叶えてしまったらしい。
『近くにこの人が乗っていた船はないの?』
ニ「今この近くに船はないそうです
あの嵐だったのでもしかしたら遠くに行ってしまったのかも…」
海の声を聴くことが出来るニーナが言うのであれば、間違いないだろう。
取り敢えず目の前の男が目を覚まさない事にはどうにもならなさそうだ。
『そんなに心配しなくても大丈夫だよ』
膝を抱えて男から目を離さないニーナに優しく声をかけるが、笑ってくれない。
ニ「なにか…嫌な予感がするんです…」
『嫌な予感?』
ニ「なんなのかはわからないんですけど…」
恋歌はニーナの心配が杞憂で終わる様にと、何かあればすぐに自分が動こうと決意した。
そして、1時間後。
「ごほっ…!
はっ…!!」
急に盛大に咽た男は自分の視界に空が広がっていることに気づくと慌てて起き上がった。
「こ、ここは…?」
『ここは白ひげ海賊団の船の上
あなたは先ほどの嵐で海に投げ出されたみたいです』
白ひげ海賊団以外の男にはまだ苦手意識を持っているニーナを背に隠すように下げて、混乱している様子の男に恋歌が話しかける。
その声に恋歌とニーナが近くにいた事に気づいた男は、じっと恋歌とニーナを見つめる。
「み、見つけた…」
『「は?」』
恋歌とニーナを交互に見て、恋歌から目を逸らさない男は小さくなにかを呟き、ずぶ濡れの恰好のまま恋歌の手を握った。
『え?』
「あんた!名前は!?」
二「この…!!恋歌に触るな!!」
ぽかんとしていた恋歌より先にニーナが我に返り、男の手をたたき落とした。
今度はニーナが恋歌を背に隠すように前に立ち、触らせまいと威嚇をする。