白「そうか…

次はあの島か…」

次の島へ向けて航海をしていると、航海士が白ひげの元へ次の島について連絡に来ていた。

「ああ、上陸は2日後だけど恋歌が初めて行く島だ

なにもないといいが…」

白「エースに伝えて恋歌に話すように言っておけ」

「わかった」

白ひげからの命令を実行すべく航海士は部屋から出て行った。

白「ったく…じゃじゃ馬娘がいると心配事が増えるな…」

まったく困ってなさそうな顔で酒を煽り、愉快そうに笑う白ひげの声が船に響いた。









『男しかいない島？』

エ「ああ」

航海士がエースに伝え、エースも恋歌に伝えるべきだと思ったため部屋で恋歌に次の島についての説明をする。

エ「女人島と似たような感じだ

皇帝がいて男だけが住む島

女は基本的に島には入れねぇ」

『ふーん、そういう島もあるんだね』

ハンコックが治める女人島、イワンコフが治めるカマバッカ王国もあるこの世界では男だけの島もあっても不思議ではない。

エ「前にその島に行ったときは女たちは船から一歩も出ないで過ごしてもらって、ログが溜まったらすぐに出発したんだ」

『じゃあ私も船から出ない方がいいって事？』

エ「そうだな

女人島のこと知ってるならわかると思うけど、女ってだけで攻撃される可能性もある

だから、恋歌にはこの船に残って女たちと守ってやってほしい」

『わかった』

白ひげ海賊団ほどの規模の海賊船に女が一人も乗っていないことはないと男人島の住人もわかっているだろう。

非戦闘員のナースたちもいる以上、恋歌の傍を離れないのが一番安全である。

エ「まぁ俺たちも全員が船からいなくなるわけじゃねぇし、何もねぇとは思うけど頼んだ」

『うん、任せて』

信頼しているからこそ任せる事が出来る。

それに恋歌が桜姫とばれてしまった場合、この間上がった懸賞金の事もあり、必ず狙われるだろう。

船にいてくれた方がエースもみんなも安心できる。





そして2日後に島へ到着する。