まず白ひげが向かったのは、嘘か本当か不明ではあるが長寿になるという温泉。

そのほかに疲労回復や肩こり、腰痛に効くとのこと。

マ「そんなに親父に合わせなくてもいいからよい

大体1時間後に集合で」

『わかりました』

恋歌が近くにいてくれるという安心感があれば十分とのことで、集合時間を決めて各自楽しむことになった。










そのあともいくつか4人で回り、時間的にも日が暮れてきたので本日最後の温泉に向かった。

『意外と一般の人も多いんだね』

ニ「そうですね

元々観光地みたいですしみんなが温泉に行けるぐらい安全な島なんじゃないですかね」

基本的に白ひげが行きたい場所へ行くが、気を遣ってか最初以外は女受けの良さそうな効能がある温泉を選んでくれている。

女受けする場所のため今入っている温泉も、女性や子どもが多い。

驚いたのは意外と小さな子が多いことだ。

念の為の護衛としてついてきてはいるが、普通に楽しめている。

レ「あら？恋歌じゃない」

『レイラさん

みなさんもここにいらっしゃったんですね』

ニーナと2人で寛いでいると後ろから声をかけられ、振り向けばいつもの白ひげの面々。

レ「てことは船長もここにいるってことね」

『はい、今日はここで最後にするって言ってました』

レ「じゃあわたしたちもご一緒しましょうか」

せっかくだからとレイラと数人のナースが同じ湯船に入ってくる。

ロ「わたしはいいわ

先に出てる

そいつがいるなら大丈夫でしょ」

すたすたと脱衣所に向かうローラはナースの護衛として一緒に行動していた。

恋歌がそばにいるなら大丈夫だろうとの判断をくだしたようだが、

レ「相変わらず素直じゃないわね

いつも敵意剥き出しのくせにこういうところは信頼してるなんて」

ニ「実力差は十分わかってるからね

あいつもそこそこ強いしその分余計に恋歌が強いってのを肌で感じてるだろうし」

レ「ふーん

そんなもんなのね」











『そろそろわたし達は時間だから行きますね』

レ「あ、じゃあわたし達も行くわ」

護衛のローラがいなくなったため恋歌とニーナについていかなければ何かあったときに対処できない。

最後だからゆっくりすれば良いと言われてはいるが、今までと同じように入ってから一時間後には合流できるようにと風呂を出ることにした。

ナースたちが恋歌に続いて湯船から出ると、恋歌がほんの少しだけ距離をとった。

レ「どうしたの？」

『いえ…』

スタイル抜群の美女軍団の中に自分がいると、背の小ささやスタイルが桁違いなことがバレてしまうため、少し気配を殺して目立たないように歩くことにした。