vs美女?
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しばらく平和な日常が続いていたある日のこと。
いつものように新聞を読んでいたマルコが眉間に皺を寄せていた。
マ「(これは…また厄介なやつが現れたよい…
しかもこれは…)」
持っていた新聞を丸め、目的の人物を探すために椅子から立ち上がった。
マ「恋歌」
マルコが探していたのは恋歌。
いつものようにエースと話しているのを見つけ、声をかけると不思議そうな顔をして振り向いた。
『マルコさん、どうかしました?』
マ「ちょっと話がある
今いいかよい?」
『?
はい、もちろん』
マルコが改まってなんの話があるのかと首を傾げると、取り敢えず読んでくれと新聞を渡された。
エースも横から覗き込むように見出しを声に出して読み始める。
エ「えー、っと
女の神隠し?」
マ「ああ」
その内容を読んでいくと、ある島で女ばかりが行方不明になる事件が立て続けに起きていということだった。
いなくなるのは決まって若い女。
いなくなった女は誰一人として見つかっておらず、海軍も女海兵を何人か送り込んだが、海兵ですら誰一人として戻って来た者はいない。
エ「行方不明か…」
マ「ここからそう遠くない島だ
警戒しておいて損はないよい
それと…だ、恋歌」
『…はい』
新聞のある一点を見つめたまま何も話さない恋歌に、マルコはため息をついて名前を呼ぶ。
マ「わかってるとは思うが…行くなよ?」
『………』
エ「あー…そういうこと…」
マルコの言っていることがわからなかったエースは、恋歌の視線の先の文字も読むと納得したように苦笑いした。
『マルコさんは…私がこれを見て行かないと思いましたか?』
マ「思うわけねぇだろい
ただ……こういうことを知ってて黙ってられるのは嫌だろうと思ったから伝えに来た
それに麦わらのやつから呼ばれる可能性もあるからよい」
『そうですね…
せっかく忠告してくださって申し訳ないんですけど…』
新聞から視線をマルコに向け、申し訳なさそうに笑って新聞を返した。
『私に行かないという選択肢はないです
たとえルフィに呼ばれていなくても、必要とされなくてもそれは私が行きたい場所に行きます』
マ「俺がお前に家族として、兄として忠告してんだよい
それでも行くってのか?」
『はい』
マルコが強めに行くなと言っても恋歌は引く気がなく、今すぐにでも行ってしまいそうな雰囲気だ。
助け船を求めるようにマルコがエースを見るとしょうがないという顔でため息をつかれた。
エ「恋歌
お前がどう行動しようと俺は気にしねぇ
ただ、女ばかりが消えてて、海軍ですら解決できてねぇ
そんなところに自分から行くってんだ
俺たちが心配するのもわかるな?」
恋歌の頭をぽんっ、と撫でながら優しい声で伝えると恋歌は力強く頷いた。
『マルコさんが、エースが、みんなが心配してくれてるのはわかる
だから私は心配させないように解決して早く帰ってくるよ
約束する』
約束を破らない恋歌だからこそできる約束。
マ「はぁ…
まぁ俺も最初から止められるとは思ってねぇよい
一人で解決できねぇと思ったらどんなことがあろうと帰ってこい
俺たちは必ず助けに行く」
『はい!』
マルコの言葉にも力強く頷いた恋歌は、ルフィのペンダントの気配を頼りに一瞬で姿を消した。
エ「お前もさ…恋歌性格わかっててその記事読ませたんだからタチ悪ぃよな」
雲ひとつない空を見上げながら、難しい顔をしている兄弟に笑いかける。
マ「…大事なダチが…危険な目にあってるかもしれねぇ時に、それを知る手段があって、知らされねぇのは…俺だったら嫌なんだよい」
エ「大丈夫だ
俺は何があっても恋歌を信じてる
必ず無事に帰ってくるさ」
マ「ああ…わかってるよい」
マルコの視線の先には先ほど恋歌がルフィの元に向かった原因になる記事があった。
そこには今まで行方不明になった女の名前が書かれていた。
マ「ほんっとにお前の弟は事件しか起こさねぇない…」
海賊も例外ではなく、麦わら海賊団のナミとロビンの名前もあった。
それが恋歌の大事な友人で、恋歌にとって戦う理由になるとわかっていても。
エ「ははっ、恋歌が行ったんだ
そんな事件すぐに解説するだろうよ」
マ「だといいけどない…」
いくら恋歌が強いとわかっていても心配は尽きないマルコはよし、と気合を入れ船の中に戻っていった。
いつものように新聞を読んでいたマルコが眉間に皺を寄せていた。
マ「(これは…また厄介なやつが現れたよい…
しかもこれは…)」
持っていた新聞を丸め、目的の人物を探すために椅子から立ち上がった。
マ「恋歌」
マルコが探していたのは恋歌。
いつものようにエースと話しているのを見つけ、声をかけると不思議そうな顔をして振り向いた。
『マルコさん、どうかしました?』
マ「ちょっと話がある
今いいかよい?」
『?
はい、もちろん』
マルコが改まってなんの話があるのかと首を傾げると、取り敢えず読んでくれと新聞を渡された。
エースも横から覗き込むように見出しを声に出して読み始める。
エ「えー、っと
女の神隠し?」
マ「ああ」
その内容を読んでいくと、ある島で女ばかりが行方不明になる事件が立て続けに起きていということだった。
いなくなるのは決まって若い女。
いなくなった女は誰一人として見つかっておらず、海軍も女海兵を何人か送り込んだが、海兵ですら誰一人として戻って来た者はいない。
エ「行方不明か…」
マ「ここからそう遠くない島だ
警戒しておいて損はないよい
それと…だ、恋歌」
『…はい』
新聞のある一点を見つめたまま何も話さない恋歌に、マルコはため息をついて名前を呼ぶ。
マ「わかってるとは思うが…行くなよ?」
『………』
エ「あー…そういうこと…」
マルコの言っていることがわからなかったエースは、恋歌の視線の先の文字も読むと納得したように苦笑いした。
『マルコさんは…私がこれを見て行かないと思いましたか?』
マ「思うわけねぇだろい
ただ……こういうことを知ってて黙ってられるのは嫌だろうと思ったから伝えに来た
それに麦わらのやつから呼ばれる可能性もあるからよい」
『そうですね…
せっかく忠告してくださって申し訳ないんですけど…』
新聞から視線をマルコに向け、申し訳なさそうに笑って新聞を返した。
『私に行かないという選択肢はないです
たとえルフィに呼ばれていなくても、必要とされなくてもそれは私が行きたい場所に行きます』
マ「俺がお前に家族として、兄として忠告してんだよい
それでも行くってのか?」
『はい』
マルコが強めに行くなと言っても恋歌は引く気がなく、今すぐにでも行ってしまいそうな雰囲気だ。
助け船を求めるようにマルコがエースを見るとしょうがないという顔でため息をつかれた。
エ「恋歌
お前がどう行動しようと俺は気にしねぇ
ただ、女ばかりが消えてて、海軍ですら解決できてねぇ
そんなところに自分から行くってんだ
俺たちが心配するのもわかるな?」
恋歌の頭をぽんっ、と撫でながら優しい声で伝えると恋歌は力強く頷いた。
『マルコさんが、エースが、みんなが心配してくれてるのはわかる
だから私は心配させないように解決して早く帰ってくるよ
約束する』
約束を破らない恋歌だからこそできる約束。
マ「はぁ…
まぁ俺も最初から止められるとは思ってねぇよい
一人で解決できねぇと思ったらどんなことがあろうと帰ってこい
俺たちは必ず助けに行く」
『はい!』
マルコの言葉にも力強く頷いた恋歌は、ルフィのペンダントの気配を頼りに一瞬で姿を消した。
エ「お前もさ…恋歌性格わかっててその記事読ませたんだからタチ悪ぃよな」
雲ひとつない空を見上げながら、難しい顔をしている兄弟に笑いかける。
マ「…大事なダチが…危険な目にあってるかもしれねぇ時に、それを知る手段があって、知らされねぇのは…俺だったら嫌なんだよい」
エ「大丈夫だ
俺は何があっても恋歌を信じてる
必ず無事に帰ってくるさ」
マ「ああ…わかってるよい」
マルコの視線の先には先ほど恋歌がルフィの元に向かった原因になる記事があった。
そこには今まで行方不明になった女の名前が書かれていた。
マ「ほんっとにお前の弟は事件しか起こさねぇない…」
海賊も例外ではなく、麦わら海賊団のナミとロビンの名前もあった。
それが恋歌の大事な友人で、恋歌にとって戦う理由になるとわかっていても。
エ「ははっ、恋歌が行ったんだ
そんな事件すぐに解説するだろうよ」
マ「だといいけどない…」
いくら恋歌が強いとわかっていても心配は尽きないマルコはよし、と気合を入れ船の中に戻っていった。