カミラの修行
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カ「え…?」
エースが拳を叩き込んだ後、カミラは目の前の出来事が信じられないというように目を見開く。
エ「………かってぇ!!!」
悪魔の身の能力も覇気も使っていなかったが、エースの渾身の一撃はカミラが作った障壁に傷1つつけることはできなかった。
エ「はー、本気でやったのに壊れねぇなんてなー
なかなかやるじゃねぇか」
カ「ど、どうして…」
エースがすごいと褒めてくれるが、カミラは未だに目を見開いたまま固まっている。
どう見てもエースが手を抜いていたようには見えない。
『カミラさん、わたしは殴ったりすることは苦手なんです』
カ「え?」
『普段は肉弾戦なら蹴り技中心ですし、基本的には武器を持ってます
だから』
カミラの防御壁をいつものようにデコピン一発で壊す。
『これを壊すときは指先に力を込めてただけなんですよ』
カ「ほ、んとですか?」
『はい』
にっこり笑う恋歌にカミラはほっとしたように膝から崩れ落ちた。
カミラはどんなに霊力を込めようといつも同じ方法で恋歌に壊されていたため、少しも上達していないと思い込んでいた。
エ「なるほど、そういうことな」
納得したように頷いたエースはカミラの前にしゃがんで目線を合わせる。
エ「いいか、何度も言うようだが恋歌は世界最強と呼ばれる桜姫だ
その恋歌がついてて強くなれねぇことはねぇ」
カ「はい」
エ「恋歌が規格外なのも慣れろ
不安ならちゃんと恋歌に聞け
この短期間でカミラはすげぇ強くなってる
期待してるぞ」
白髭海賊団の2番隊隊長に褒められたカミラは嬉しさのあまり泣きそうになったがそれは根性で堪えた。
カ「続き、お願いします!」
自信を取り戻して立ち上がったカミラは顔つきが変わってきている。
それは守りたいものを守るため。
守りたい人の居場所を守るため。
エ「(ん?俺の渾身の一発が恋歌のデコピンより劣るってことか?
え?)」
それから毎日同じことを繰り返し、カミラは大砲や銃弾、弱い覇気程度なら防げるほどの障壁を築くことができるようになった。
エ「………気になるなら行けばいいんじゃねぇの?」
ロ「別に…気になってるとかじゃないです」
そんな上達していくカミラを陰から見ているのはローラ。
エースは訓練している恋歌の様子を見に来ていただけ。
そこに隠れるように2人の姿を見つめるローラを見つけたため声をかけたのだ。
エ「ちゃんとあいつは強くなってるよ」
ロ「……わかってます
けど……」
エ「けど?」
ロ「防御ができるようになったからって…戦えるわけじゃないんです…」
エ「そんなのあいつもわかってるだろうよ
ただ俺だって、恋歌だって大事なもん守るために守るための方法を考えてる
あいつはその方法が恋歌と似ていただけ
あんな強い壁作れるなら安心して船のやつら任せられるしな」
ロ「(そんなの…わかってる…)」
非戦闘員のカミラは戦闘になれば船に残る。
この白髭では滅多にないことだが、強敵になったり相手の人数が多ければ船の中まで侵入してくることがある。
その時に防御壁を作れる者が側にいるというのは戦闘員たちにとって嬉しいこと。
ロ「あいつが…役に立つといいですね…」
エ「ああ」
エースが拳を叩き込んだ後、カミラは目の前の出来事が信じられないというように目を見開く。
エ「………かってぇ!!!」
悪魔の身の能力も覇気も使っていなかったが、エースの渾身の一撃はカミラが作った障壁に傷1つつけることはできなかった。
エ「はー、本気でやったのに壊れねぇなんてなー
なかなかやるじゃねぇか」
カ「ど、どうして…」
エースがすごいと褒めてくれるが、カミラは未だに目を見開いたまま固まっている。
どう見てもエースが手を抜いていたようには見えない。
『カミラさん、わたしは殴ったりすることは苦手なんです』
カ「え?」
『普段は肉弾戦なら蹴り技中心ですし、基本的には武器を持ってます
だから』
カミラの防御壁をいつものようにデコピン一発で壊す。
『これを壊すときは指先に力を込めてただけなんですよ』
カ「ほ、んとですか?」
『はい』
にっこり笑う恋歌にカミラはほっとしたように膝から崩れ落ちた。
カミラはどんなに霊力を込めようといつも同じ方法で恋歌に壊されていたため、少しも上達していないと思い込んでいた。
エ「なるほど、そういうことな」
納得したように頷いたエースはカミラの前にしゃがんで目線を合わせる。
エ「いいか、何度も言うようだが恋歌は世界最強と呼ばれる桜姫だ
その恋歌がついてて強くなれねぇことはねぇ」
カ「はい」
エ「恋歌が規格外なのも慣れろ
不安ならちゃんと恋歌に聞け
この短期間でカミラはすげぇ強くなってる
期待してるぞ」
白髭海賊団の2番隊隊長に褒められたカミラは嬉しさのあまり泣きそうになったがそれは根性で堪えた。
カ「続き、お願いします!」
自信を取り戻して立ち上がったカミラは顔つきが変わってきている。
それは守りたいものを守るため。
守りたい人の居場所を守るため。
エ「(ん?俺の渾身の一発が恋歌のデコピンより劣るってことか?
え?)」
それから毎日同じことを繰り返し、カミラは大砲や銃弾、弱い覇気程度なら防げるほどの障壁を築くことができるようになった。
エ「………気になるなら行けばいいんじゃねぇの?」
ロ「別に…気になってるとかじゃないです」
そんな上達していくカミラを陰から見ているのはローラ。
エースは訓練している恋歌の様子を見に来ていただけ。
そこに隠れるように2人の姿を見つめるローラを見つけたため声をかけたのだ。
エ「ちゃんとあいつは強くなってるよ」
ロ「……わかってます
けど……」
エ「けど?」
ロ「防御ができるようになったからって…戦えるわけじゃないんです…」
エ「そんなのあいつもわかってるだろうよ
ただ俺だって、恋歌だって大事なもん守るために守るための方法を考えてる
あいつはその方法が恋歌と似ていただけ
あんな強い壁作れるなら安心して船のやつら任せられるしな」
ロ「(そんなの…わかってる…)」
非戦闘員のカミラは戦闘になれば船に残る。
この白髭では滅多にないことだが、強敵になったり相手の人数が多ければ船の中まで侵入してくることがある。
その時に防御壁を作れる者が側にいるというのは戦闘員たちにとって嬉しいこと。
ロ「あいつが…役に立つといいですね…」
エ「ああ」