カミラの修行
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カミラの修行は基本的には恋歌がそばにいてコツを教えたり、恋歌が作ったものをカミラが壊すというのを繰り返すだけだった。
戦闘員でないカミラは雑用をこなしながら空いた時間を使って恋歌を捕まえては修行を手伝ってもらっている。
『んー…なにかが違うんですよね…』
しかし、カミラの修行は思ったよりうまくいかず、恋歌もこの世界に来た時に得た力なのでうまく教えることができないでいた。
カ「才能…ないんでしょうか…」
『……正直に言えば霊力の高さから他の人とは違う才能があることはたしかです
けどそれを戦闘に使いこなす才能は……微妙なところですね…』
カ「そう…ですよね…」
人を殴ったり、戦ったりしたことのないカミラは現段階では戦闘は初心者。
コツというものがわからず最近では少し自信をなくしてきている。
『実戦経験がないのもだめなのかもしれないですね
わたしと一度戦いますか?』
カ「え!?
そ、それはだめですよ!!」
全力で否定してくるカミラに恋歌は少し考えて、近くのクルーに声をかけた。
「え?俺?」
『はい、たしか肉弾戦でもお強かったですよね?』
「え…なんか恋歌ちゃんから褒められると自信湧いてくる…」
恋歌の記憶の中で武器を使わず戦うクルーの中でそこそこ強かった記憶がある人物が近くを歩いていたので声をかけたまで。
褒められたクルーは照れくさそうにしているが、カミラの相手をしてほしいと言うとものすごく微妙な顔をされた。
「いいんだけどさ…
1つ条件がある」
『なんでしょう』
「俺がカミラに勝ったら俺と1回戦ってほしい」
『……いいですよ
それで相手をしてもらえるならお安い御用です』
「よっしゃぁあああ!」
桜姫である恋歌に相手をしてもらえることはこの船ではなかなかないこと。
戦闘訓練の時ぐらいしか相手をしてもらえないが、それでも恋歌と戦ってみたいというクルーはたくさんいる。
カ「恋歌さん…いいんですか?」
『問題ないです
それじゃあカミラさん、5人相手にしてください
5人全員に負けたら…そうですね…
ローラさんがカミラさんに勝った誰かとデートするってのでどうですか?』
カ「え?」
にこにこと楽しそうに笑う恋歌の言葉にカミラは唖然とした顔で言われた言葉を頭の中で繰り返す。
生まれて初めて守りたいと思った人が、好きだと思えた人が家族とはいえ他の人と2人で出かける。
そんな想像をしてカミラは自分の心臓のあたりが苦しくなった。
「(……スパルタってか精神攻撃みたいな…)」
恋歌のやりたいことがわかったクルーは、なにかをぶつぶつ呟いているカミラと、いつも通りの笑顔をしている恋歌を交互に見て協力してやるかと小さくため息をついた。
戦闘員でないカミラは雑用をこなしながら空いた時間を使って恋歌を捕まえては修行を手伝ってもらっている。
『んー…なにかが違うんですよね…』
しかし、カミラの修行は思ったよりうまくいかず、恋歌もこの世界に来た時に得た力なのでうまく教えることができないでいた。
カ「才能…ないんでしょうか…」
『……正直に言えば霊力の高さから他の人とは違う才能があることはたしかです
けどそれを戦闘に使いこなす才能は……微妙なところですね…』
カ「そう…ですよね…」
人を殴ったり、戦ったりしたことのないカミラは現段階では戦闘は初心者。
コツというものがわからず最近では少し自信をなくしてきている。
『実戦経験がないのもだめなのかもしれないですね
わたしと一度戦いますか?』
カ「え!?
そ、それはだめですよ!!」
全力で否定してくるカミラに恋歌は少し考えて、近くのクルーに声をかけた。
「え?俺?」
『はい、たしか肉弾戦でもお強かったですよね?』
「え…なんか恋歌ちゃんから褒められると自信湧いてくる…」
恋歌の記憶の中で武器を使わず戦うクルーの中でそこそこ強かった記憶がある人物が近くを歩いていたので声をかけたまで。
褒められたクルーは照れくさそうにしているが、カミラの相手をしてほしいと言うとものすごく微妙な顔をされた。
「いいんだけどさ…
1つ条件がある」
『なんでしょう』
「俺がカミラに勝ったら俺と1回戦ってほしい」
『……いいですよ
それで相手をしてもらえるならお安い御用です』
「よっしゃぁあああ!」
桜姫である恋歌に相手をしてもらえることはこの船ではなかなかないこと。
戦闘訓練の時ぐらいしか相手をしてもらえないが、それでも恋歌と戦ってみたいというクルーはたくさんいる。
カ「恋歌さん…いいんですか?」
『問題ないです
それじゃあカミラさん、5人相手にしてください
5人全員に負けたら…そうですね…
ローラさんがカミラさんに勝った誰かとデートするってのでどうですか?』
カ「え?」
にこにこと楽しそうに笑う恋歌の言葉にカミラは唖然とした顔で言われた言葉を頭の中で繰り返す。
生まれて初めて守りたいと思った人が、好きだと思えた人が家族とはいえ他の人と2人で出かける。
そんな想像をしてカミラは自分の心臓のあたりが苦しくなった。
「(……スパルタってか精神攻撃みたいな…)」
恋歌のやりたいことがわかったクルーは、なにかをぶつぶつ呟いているカミラと、いつも通りの笑顔をしている恋歌を交互に見て協力してやるかと小さくため息をついた。