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カミラが恋歌にお願いした日の夜。
『では、今日はカミラさんにある力がどんなものなのかをわかってもらいますね』
カ「お願いします」
カミラも全ての仕事を終え、夕食後の静かな食堂で机を挟んで恋歌とカミラが向かい合う。
恋歌の横にはエース、ギャラリーで何人かちらほらとクルーが残っている。
『両手を出してください』
カ「はい」
カミラの出した両手の上に恋歌も手を重ねる。
『目を閉じてわたしの手から流れる力を感じてください
身体を巡るように流します』
恋歌に言われた通りに目を閉じたカミラは、自分の体を初めての感覚だが、どこか馴染んだ感じのする力を感じた。
エ「おお…なんか光ってる…」
目を閉じているカミラは気づいていないが、力が全身を巡っているカミラの体が僅かではあるが光っている。
『これがカミラさんに流れている力です
今流しているのはわたしのですが、自在に操れるようになればわたしと同じ技が使えるようになります』
カ「え?」
エ「恋歌と同じ技!?」
そんなことを言われると思っていなかったカミラは驚きで目を開けて恋歌を見つめる。
まわりのクルーたちも世界最強といわれる恋歌、桜姫と同じ力を使えると聞いてざわめく。
『全く同じっていうわけじゃないです
カミラさんにあるのは霊力
霊を見たりできる力があります
わたしの力で霊力を使った技があるので、それなら使えるようになると思いますよ』
カ「恋歌さんと同じ力…
俺が…?」
カミラから手を離した恋歌は少し照れ臭そうにわらいながら、ただ…と話を続ける。
『自分で言うのも変な話ですけど、わたしの霊力はカミラさんの数倍上です
それでもカミラさんは他の人より数十倍…いえ、それ以上の力があります
これならカミラさんが守りたいものを守れますよ』
カ「ほんと、う、ですか?」
『わたしは嘘はつきません
ただ力はありますが、ちゃんと使えるようになるかはカミラさん次第です』
エ「よかったじゃねぇか」
泣きそうになっているカミラを見て、エースがカミラの頭をぐしゃぐしゃと撫でてやると小さくはい、と返事がかえってきた。
『じゃあ明日から始めましょうか
お仕事が終わったら教えてください』
カ「はい!!
宜しくお願いします!!」
そしてさらに次の日の夕方。
夕食前に仕事を全て終えたカミラは恋歌に教えを請うため、甲板に2人で出てきていた。
『カミラさんは大切な人を守るためなら、守る為の盾か攻撃の為の強化どちらを選びますか?』
カ「防御か攻撃…
俺は…幽霊を見る以外なら体の丈夫さぐらいしか取り柄が残りません
ですから強化を
盾なら…体を張ります」
『…わかりました
ご存知かどうかはわかりませんが、わたしは基本的に身体強化の為に力は使ってません
ただ普通より丈夫なカミラさんが使えば充分戦えると思います
一度強化のやり方を見せますね』
恋歌が右手に霊力を集めると、食堂で見たような光が右拳に集まっているのがわかる。
『これで大体いつもの倍以上の力が出ます
足を強化したいときは足へ力を集めればいいだけです
まぁでも最初は手にした方がいいと思います』
カ「わかりました」
『イメージは昨日体を巡った力を右拳に集める感じです
これが基礎になってきます
一度やってみてください』
真剣な面持ちで1つ頷いたカミラは昨日のことを思い出しながらイメージをして右拳に集中する。
『(霊力だけでみたらカミラさんは桁外れの量
使いこなせるならかなり強くなれるはずだけど…)』
恋歌の見立てではカミラの霊力の総量は相当なもの。
カミラの守りたいものも守れるだけの力が得られる。
『(わたしは神様からなにもしなくても力をもらえた、使えるようにしてもらった
だからわたしはどうやったら力が使えるのかぐらいしか教えられない)』
目を閉じて集中しているカミラは恋歌と同じく大事なものを守りたいから力を欲した。
できる限りのことはしてあげたいと思う。
『(わたしも何かできないか考えよう
身体強化は考えたことなかった)』
もともと身体能力が高い恋歌は、強化をしてまで肉弾戦をしようとしたことはなかった。
しかしどこかで役立つことがあるかもしれないと、集中しているカミラの横で恋歌もそっと目を閉じた。
『では、今日はカミラさんにある力がどんなものなのかをわかってもらいますね』
カ「お願いします」
カミラも全ての仕事を終え、夕食後の静かな食堂で机を挟んで恋歌とカミラが向かい合う。
恋歌の横にはエース、ギャラリーで何人かちらほらとクルーが残っている。
『両手を出してください』
カ「はい」
カミラの出した両手の上に恋歌も手を重ねる。
『目を閉じてわたしの手から流れる力を感じてください
身体を巡るように流します』
恋歌に言われた通りに目を閉じたカミラは、自分の体を初めての感覚だが、どこか馴染んだ感じのする力を感じた。
エ「おお…なんか光ってる…」
目を閉じているカミラは気づいていないが、力が全身を巡っているカミラの体が僅かではあるが光っている。
『これがカミラさんに流れている力です
今流しているのはわたしのですが、自在に操れるようになればわたしと同じ技が使えるようになります』
カ「え?」
エ「恋歌と同じ技!?」
そんなことを言われると思っていなかったカミラは驚きで目を開けて恋歌を見つめる。
まわりのクルーたちも世界最強といわれる恋歌、桜姫と同じ力を使えると聞いてざわめく。
『全く同じっていうわけじゃないです
カミラさんにあるのは霊力
霊を見たりできる力があります
わたしの力で霊力を使った技があるので、それなら使えるようになると思いますよ』
カ「恋歌さんと同じ力…
俺が…?」
カミラから手を離した恋歌は少し照れ臭そうにわらいながら、ただ…と話を続ける。
『自分で言うのも変な話ですけど、わたしの霊力はカミラさんの数倍上です
それでもカミラさんは他の人より数十倍…いえ、それ以上の力があります
これならカミラさんが守りたいものを守れますよ』
カ「ほんと、う、ですか?」
『わたしは嘘はつきません
ただ力はありますが、ちゃんと使えるようになるかはカミラさん次第です』
エ「よかったじゃねぇか」
泣きそうになっているカミラを見て、エースがカミラの頭をぐしゃぐしゃと撫でてやると小さくはい、と返事がかえってきた。
『じゃあ明日から始めましょうか
お仕事が終わったら教えてください』
カ「はい!!
宜しくお願いします!!」
そしてさらに次の日の夕方。
夕食前に仕事を全て終えたカミラは恋歌に教えを請うため、甲板に2人で出てきていた。
『カミラさんは大切な人を守るためなら、守る為の盾か攻撃の為の強化どちらを選びますか?』
カ「防御か攻撃…
俺は…幽霊を見る以外なら体の丈夫さぐらいしか取り柄が残りません
ですから強化を
盾なら…体を張ります」
『…わかりました
ご存知かどうかはわかりませんが、わたしは基本的に身体強化の為に力は使ってません
ただ普通より丈夫なカミラさんが使えば充分戦えると思います
一度強化のやり方を見せますね』
恋歌が右手に霊力を集めると、食堂で見たような光が右拳に集まっているのがわかる。
『これで大体いつもの倍以上の力が出ます
足を強化したいときは足へ力を集めればいいだけです
まぁでも最初は手にした方がいいと思います』
カ「わかりました」
『イメージは昨日体を巡った力を右拳に集める感じです
これが基礎になってきます
一度やってみてください』
真剣な面持ちで1つ頷いたカミラは昨日のことを思い出しながらイメージをして右拳に集中する。
『(霊力だけでみたらカミラさんは桁外れの量
使いこなせるならかなり強くなれるはずだけど…)』
恋歌の見立てではカミラの霊力の総量は相当なもの。
カミラの守りたいものも守れるだけの力が得られる。
『(わたしは神様からなにもしなくても力をもらえた、使えるようにしてもらった
だからわたしはどうやったら力が使えるのかぐらいしか教えられない)』
目を閉じて集中しているカミラは恋歌と同じく大事なものを守りたいから力を欲した。
できる限りのことはしてあげたいと思う。
『(わたしも何かできないか考えよう
身体強化は考えたことなかった)』
もともと身体能力が高い恋歌は、強化をしてまで肉弾戦をしようとしたことはなかった。
しかしどこかで役立つことがあるかもしれないと、集中しているカミラの横で恋歌もそっと目を閉じた。