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戦闘服

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戦闘の合図を待っていた他のクルーたちにも2番隊が出ることが伝えられ、暴れられると思っていたクルーたちは少し落ち込んでいた。

『一隻ずつします?』

ロ「あんたじゃないんだから私は無理よ」

ニ「わたしはそれで大丈夫です」

敵船との距離は数百メートル。

恋歌とニーナはともかく、ローラが移動できる距離ではない。

数分間何も反撃してこない白髭海賊団にしびれを切らしたのか、もう1発大砲を打ってきた。

それは恋歌が手で受け止め、どうするべきか考える。

3人の後ろではギャラリーが見守っている。

白ひげの側にいるという条件付きでナースたちも部屋から出てきて少し緊張した面持ちで3人の背中を見つめた。

『それじゃ、こっちに来てもらいましょう

ニーナ連れて来れる?』

ニ「はい」

ひょい、と海に降りたニーナは敵船の浮いている海面を動かし、モビーに近づける。

『【霜天に座せ 氷輪丸】』

波に乗って近寄ってきた敵船と海面を凍らせて、海面に船を固定した。

その距離約数十メートル。

そして海面が凍っているので氷の上を通ってモビーにも攻め込める。

『では、行きましょうか』

ニ「はい」

『【黒い靴(ダークブーツ)発動】』

イノセンスの発動時に起こる風は恋歌や他の2人のスカートをひらりと舞い上げたが、絶妙なバランスの長さの裾のおかげで中が見えることはなかった。

ロ「それでちょっとあたしをあそこまで飛ばして」

『わかりました』

凍った海を通って海賊たちが何人も向かってきているが、それを気にした風もなくローラは恋歌の足を指差して手すりから飛んだ。

それで理解した恋歌はローラの足の裏を自分の脛に乗せた。

『気をつけて』

ロ「…余計なお世話よ」

お互いに一言だけ交わしてローラを敵船へと蹴り飛ばした。

『ニーナはどうする?』

ニ「わたしはここで船に誰も上がってこないようにします

あちらはお任せしても?」

『もちろん

じゃあここはお願いね』

凍らした海から攻めて来ようとする海賊たちはニーナに任せ、恋歌はローラを飛ばした船とは違う船に着地する。

「女ひとり!?」

「なめてんのか!」

『動きやすいといえば動きやすいけど…』

一瞬にして周りを囲まれた恋歌は、少しスカートの裾を気にしながら襲いかかってくる男たちを一瞥することなく刀を取り出して握りしめ口を開く。

『【散れ 千本桜】』

恋歌の周りを幾千もの桜が舞い、男たちを切り刻んでいく。

実力者はいないようで、千本桜1人で片付きそうだとローラを飛ばした船を見る。

ローラは服装のことなど全く気にせずに自由に動き回って相手を確実に減らしている。
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