出来上がった戦闘服をナースたちに着せられた3人。

もう何から何までされるがままだった3人は朝から振り回されているため疲れ切っていた。

レ「うんうん

いいじゃない！！

みんな可愛いわよ！」

レイラを筆頭にナースたちは満足げな顔をして頷いている。

『あのー…』

レ「なぁに？」

『これもう変更はできないんですか？』

レ「最初から言ってるでしょ？

戦闘に支障が出る以外の問題は受け付けてないって」

『そう…ですよね…』

変更したい点はかなりあるが、レイラの性格上絶対に受け入れてもらえないと悟った恋歌は交渉することを諦めた。

ニ「これは…腹をくくるしかないようですね…」

『みたいね…』

ニーナも言いたいことがあるが、自分の事を考えて決めてくれた服を無下にしたくない気持ちと、覚悟を決めるために口を閉じる。

ロ「はぁ…まぁあんたたちがこれで満足ならいいわ

私はなんでもいいし」

ローラはめんどくさいのが嫌いなのか入れ替えた武器をくるくると回しながらベッドにぼすん、と腰掛けた。

レ「じゃあ3人ともこれでいいのね」

『…はい

ありがとうございます』

最終的に3人の戦闘服がどうなったか。

ローラの場合はミリタリー系で、上は白い半袖のシャツに赤のミニスカートそして右足にホルスター、腰には武器の入る小さな鞄。

黒の上着には色々な武器がいくつも仕込めるようになっている。

ニーナは大雑把に言えばセクシー系で、上は胸の下で結び目が作れるタイプの白の半袖シャツ。

恋歌からもらったペンダントが見えるように第二ボタンまで開いている。

下は青のフレアのミニスカートにニーハイ。

先日刻んだ父親と母親の誇りがきちんと見えるように腰回りが見えるようになっている。

恋歌のは上は半袖シャツで黒の棒タイ、下は桜色のミニスカートに、ニーナと同じくニーハイ。

レ「ま、恋歌はそんなに戦闘服っぽくないけど別にいいでしょ」

『……はい』

戦闘服という名目で作ったはずなのに、戦闘服っぽくないのはいいのかと思ったが、特に動くのに支障はないので良しとしておく。

それに変に変更をして、露出度の高いものにされても困る。

『みんな上はシャツ系で下はスカートなんですね』

レ「それは…まぁ…あれよ

可愛さを追求したらこうなったのよ」

『？

そうですか』

一瞬真顔になったレイラだったが、わざとらしく一度咳をしてそれらしい返答をした。

レ「（全員相手がいるから脱がしやすい服にしたなんて言ったらさすがに殺されるわ…）」

スカートが短すぎるのではないかと、引っ張っている恋歌とニーナを見ながらばれないように息を吐いた。