家族の恋
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できるだけ2人のことを思い出さないように森を下り、モビーが見えてきたところでほっと息をつく。
ロ「あれ?
あんた一人?」
恋歌に言われた通りモビーの近くにいようと船に走り寄れば、帰りを待っていてくれたのかローラが先ほど別れた場所に立っていた。
カ「はい
エースさんは恋歌さんの側に残ると…」
ロ「あ、そ
それで?なんであんただけ帰ってきたの?」
側に残るのはいいが普段の二人なら二人きりになりたいだけならまずはここへ帰ってくる。
カミラは先ほどあったこと、自分だけ帰ってきた理由をローラに説明した。
カ「それで恋歌さんがここにいろと…」
ロ「一気にか…
じゃあモビーの中にいた方が安全かもね」
恋歌を好きではないが過小評価はしていないローラは安全を考え、船の上にいようと踵を返した。
ロ「ほら、なにぼーっとしてんの
行くわよ」
カ「え?俺もですか?」
ついてこないカミラに呆れたような視線を向けるとため息をついてまた前を向いた。
ロ「死にたいなら別にいいけど」
カ「死にたくはないです
けど、俺は白ひげ海賊団ではありません」
ロ「…まぁそれはそうだけど
タラップぐらいならいいんじゃない?」
クルーではないから乗れない。
ましてや海賊船。
警戒するのもわかる。
ロ「はぁ…
まぁあんたの気持ちはわからない…でも、ない…」
少しの間なら許してくれるだろうと引っ張ってでも連れて行こうとカミラに手を伸ばすとローラがぴたりと動きを止める。
ロ「(どうしてこんなやつを船に乗せようとするの?
他人なんだから放っておけばいいじゃない
死のうが生きようがどうでもいい)」
カ「?」
変なところで言葉を区切ったローラにカミラは首をかしげる。
カ「もうそろそろ約束の10分です
あなたは早く船の上へ」
ロ「……ほんと気にくわない」
カ「気にくわない?
!!」
気にくわないと言われてもカミラには何のことかわからない。
その理由をローラに尋ねようとすると急激に温度が下がった。
ロ「なに、これ…」
ぱきぱきと服が凍り、皮膚も薄い氷に覆われていく。
だが、手を握ったりと動かせば氷はすぐに取れる。
カ「早く船へ!
このままでは凍ってしまいます!」
ロ「あいつの力ってことね…
それと、さっきから言ってるでしょ?
あんたも来るの、ほら」
ぐいっ、と手を握ってモビーに引っ張って行こうとするが、カミラは動かない。
カ「俺は…ここの領主です
最後まで見届ける義務があります
俺の代でこんなことを終わらせたい
島のみんなには自由に商売をして、自由に島を出て旅行したりしてほしい」
ロ「…だからここにいてあいつの技のとばっちりでも受けて死のうっての?」
カ「いえ、今すぐ死ぬつもりはありません
もう大丈夫だと
安心できるまでは生きるつもりですよ」
そう言って優しい顔で笑うから。
ロ「どいつもこいつも…」
ぐっ、と拳を握りしめて先ほどエースに殴られて若干青くなっている頬を殴った。
ロ「あれ?
あんた一人?」
恋歌に言われた通りモビーの近くにいようと船に走り寄れば、帰りを待っていてくれたのかローラが先ほど別れた場所に立っていた。
カ「はい
エースさんは恋歌さんの側に残ると…」
ロ「あ、そ
それで?なんであんただけ帰ってきたの?」
側に残るのはいいが普段の二人なら二人きりになりたいだけならまずはここへ帰ってくる。
カミラは先ほどあったこと、自分だけ帰ってきた理由をローラに説明した。
カ「それで恋歌さんがここにいろと…」
ロ「一気にか…
じゃあモビーの中にいた方が安全かもね」
恋歌を好きではないが過小評価はしていないローラは安全を考え、船の上にいようと踵を返した。
ロ「ほら、なにぼーっとしてんの
行くわよ」
カ「え?俺もですか?」
ついてこないカミラに呆れたような視線を向けるとため息をついてまた前を向いた。
ロ「死にたいなら別にいいけど」
カ「死にたくはないです
けど、俺は白ひげ海賊団ではありません」
ロ「…まぁそれはそうだけど
タラップぐらいならいいんじゃない?」
クルーではないから乗れない。
ましてや海賊船。
警戒するのもわかる。
ロ「はぁ…
まぁあんたの気持ちはわからない…でも、ない…」
少しの間なら許してくれるだろうと引っ張ってでも連れて行こうとカミラに手を伸ばすとローラがぴたりと動きを止める。
ロ「(どうしてこんなやつを船に乗せようとするの?
他人なんだから放っておけばいいじゃない
死のうが生きようがどうでもいい)」
カ「?」
変なところで言葉を区切ったローラにカミラは首をかしげる。
カ「もうそろそろ約束の10分です
あなたは早く船の上へ」
ロ「……ほんと気にくわない」
カ「気にくわない?
!!」
気にくわないと言われてもカミラには何のことかわからない。
その理由をローラに尋ねようとすると急激に温度が下がった。
ロ「なに、これ…」
ぱきぱきと服が凍り、皮膚も薄い氷に覆われていく。
だが、手を握ったりと動かせば氷はすぐに取れる。
カ「早く船へ!
このままでは凍ってしまいます!」
ロ「あいつの力ってことね…
それと、さっきから言ってるでしょ?
あんたも来るの、ほら」
ぐいっ、と手を握ってモビーに引っ張って行こうとするが、カミラは動かない。
カ「俺は…ここの領主です
最後まで見届ける義務があります
俺の代でこんなことを終わらせたい
島のみんなには自由に商売をして、自由に島を出て旅行したりしてほしい」
ロ「…だからここにいてあいつの技のとばっちりでも受けて死のうっての?」
カ「いえ、今すぐ死ぬつもりはありません
もう大丈夫だと
安心できるまでは生きるつもりですよ」
そう言って優しい顔で笑うから。
ロ「どいつもこいつも…」
ぐっ、と拳を握りしめて先ほどエースに殴られて若干青くなっている頬を殴った。