家族の恋
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『船に…戻れないの…』
しょんぼりとした声音で話す恋歌にエースは首をかしげることしかできない。
エ「戻れない?
なんでだ?」
理解することはできなかったので直接聞くと恋歌はエースから少しずつ離れる。
『船に帰ろうとするとこの島の霊たちがわたしを狙ってついてくるの…
帰ってしまってみんなに乗り憑られでもしたら…』
家族には攻撃したくない恋歌はここで全てを終わらせない限り帰ることができなくなった。
帰って来なかった理由を理解したエースは辺りをぐるりと見渡すがやはり霊は見えない。
エ「えっと、じゃあまだ周りにはまだたくさんいるってことか?」
『うん…
わたしの近くにいたらさっきみたいにエースも狙われるし…』
いきなり抱きついたと思ったら、急に離れた恋歌。
今一定の距離を置いているのはエースに危害が及ばないためだ。
けれど…
『わ、わたし…早くみんなの所に…エースの所に帰りたい…
けど、けど…』
エースの目を見つめながら涙を溜めていく恋歌にエースはぎょっ、とした。
とりあえず慰めようと一歩足を踏み出したが、恋歌はエースが近付いてくる分だけ離れていく。
エ「恋歌?
なんで泣いてんだ?
言ってくれないとわからないからさ」
これ以上泣かせないように優しい声で言うエースに恋歌はとうとう涙は瞳から溢れさせてしまう。
エ「え、なんか余計泣いて…」
『こ、怖いの…』
エ「怖い?なにが?」
『………おばけ』
エ「…………」
もう完全に泣いてしまっている恋歌を見つめながらエースは記憶を掘り起こす。
エ「(確か付き合い始めの頃に行った祭りのお化け屋敷怖がってたような…)
なぁ…カミラ…」
カ「あ、はい」
完全に空気と化していたカミラにエースは視線を上に向けながら話しかけた。
エ「ここの霊の姿ってどんなの?」
カ「え、姿ですか?
えーと…まぁ苦しんで亡くなられた方ばかりなのであまりいい表情はされてないですね
俺は見慣れてますけど、初めて見た…ましてや女性には少々きついかと…」
エ「そういうことか…」
エースは恋歌の態度、カミラの言葉を頭の中で整理して全てを理解した。
つまり
エ「恋歌は霊を倒す力を持ってはいるが怖くて自分からは近寄れないし倒しにも行けない
けど、ここから動いてモビーに帰って来れば俺たちに被害が及ぶからここから動くこともできない
こういうわけだ」
しょんぼりとした声音で話す恋歌にエースは首をかしげることしかできない。
エ「戻れない?
なんでだ?」
理解することはできなかったので直接聞くと恋歌はエースから少しずつ離れる。
『船に帰ろうとするとこの島の霊たちがわたしを狙ってついてくるの…
帰ってしまってみんなに乗り憑られでもしたら…』
家族には攻撃したくない恋歌はここで全てを終わらせない限り帰ることができなくなった。
帰って来なかった理由を理解したエースは辺りをぐるりと見渡すがやはり霊は見えない。
エ「えっと、じゃあまだ周りにはまだたくさんいるってことか?」
『うん…
わたしの近くにいたらさっきみたいにエースも狙われるし…』
いきなり抱きついたと思ったら、急に離れた恋歌。
今一定の距離を置いているのはエースに危害が及ばないためだ。
けれど…
『わ、わたし…早くみんなの所に…エースの所に帰りたい…
けど、けど…』
エースの目を見つめながら涙を溜めていく恋歌にエースはぎょっ、とした。
とりあえず慰めようと一歩足を踏み出したが、恋歌はエースが近付いてくる分だけ離れていく。
エ「恋歌?
なんで泣いてんだ?
言ってくれないとわからないからさ」
これ以上泣かせないように優しい声で言うエースに恋歌はとうとう涙は瞳から溢れさせてしまう。
エ「え、なんか余計泣いて…」
『こ、怖いの…』
エ「怖い?なにが?」
『………おばけ』
エ「…………」
もう完全に泣いてしまっている恋歌を見つめながらエースは記憶を掘り起こす。
エ「(確か付き合い始めの頃に行った祭りのお化け屋敷怖がってたような…)
なぁ…カミラ…」
カ「あ、はい」
完全に空気と化していたカミラにエースは視線を上に向けながら話しかけた。
エ「ここの霊の姿ってどんなの?」
カ「え、姿ですか?
えーと…まぁ苦しんで亡くなられた方ばかりなのであまりいい表情はされてないですね
俺は見慣れてますけど、初めて見た…ましてや女性には少々きついかと…」
エ「そういうことか…」
エースは恋歌の態度、カミラの言葉を頭の中で整理して全てを理解した。
つまり
エ「恋歌は霊を倒す力を持ってはいるが怖くて自分からは近寄れないし倒しにも行けない
けど、ここから動いてモビーに帰って来れば俺たちに被害が及ぶからここから動くこともできない
こういうわけだ」