家族の恋
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カミラに案内してもらいながら恋歌と別れた場所へ移動する。
エ「ほんとに静かだな…」
カ「そうですね…
それに先ほどから霊の気配も感じません
いつもならこの森に入れば必ず感じるのに…」
きょろきょろと周りを見渡しながら首をかしげるカミラはどこか森の空気が軽くなったかなと思う。
エ「うわ…なんだこれ…」
もうすぐ恋歌と別れた場所に辿り着くという時、前を歩いていたエースが驚きの声をあげて立ち止まる。
エースの後ろから顔を出してカミラも前を見ると同じように驚きの声をあげた。
カ「これは…氷…?」
そこはまるで別世界のようだった。
見渡す限り辺り一面全てが凍っている。
ぱきぱきとおそるおそる足を踏み出せばその場所だけ氷が割れる。
エ「あれは…」
エースの目線の先には自分の背丈と同じぐらいの氷の塊がある。
一瞬木かと思ったが、
カ「人…ですよね」
エ「だよな」
その氷は人型をしていた。
注意してみてみると人型の氷は無数にある。
地面に這いつくばっているもの、襲いかかろうとして途中で止められた格好のもの、腕や足がないものなど様々だ。
カ「この人たちは…さっき俺たちを襲ってきた人たちですよ」
エ「じゃあこれは恋歌がしたってことか
てか普通の人間にはできねぇわな」
こんこん、と人型の氷を叩くが簡単には割れそうにない。
エ「けど肝心の恋歌が見当たらねぇな」
辺りを見渡しても恋歌は見えない。
もう戦闘を終えて船に帰ってしまったのかとも思ったが、エース達が船を出てから既に数十分。
恋歌なら往復に時間はかからない。
エースがいないとわかれば気配で迎えに来るはずなのだ。
迎えに来ないということはまだ戦闘中、もしくは帰ってこれない状況であるということ。
カ「エースさん…上を見てください」
エ「ん?」
上を見上げて立ち止まるカミラにならってエースも上を見上げるが氷った葉以外は何も見えない。
エ「何も見えねぇけど?」
カ「一応俺の視線の先に霊がいるんです…」
エ「まじか
俺って霊感はないんだなー」
カ「ですが…様子がおかしいんですよ」
エ「様子がおかしい?」
カ「俺はここの領主の血を引く者なので霊を誘き寄せやすいんです
まぁそれはこの島の霊限定でなんですけど…
それが今日は近寄ってこないんですよ
この森に入ってから…ずっと…」
エ「それは異常事態ってことか?」
カ「そうですね…
こんなことは今まで一度もありませんでした」
今カミラの視線の先にいる霊も一定の距離を保って近寄ってこない。
まるで何かを警戒しているかのようにも見える。
エ「何はともあれ恋歌を探さねぇとどうなってんのかもわからねぇ…」
初めて来た島で異常事態だと言われてもわからないことの方が多い。
一先ず恋歌を探すことが先決だと判断したエースは再度辺りを見渡す。
エ「ほんとに静かだな…」
カ「そうですね…
それに先ほどから霊の気配も感じません
いつもならこの森に入れば必ず感じるのに…」
きょろきょろと周りを見渡しながら首をかしげるカミラはどこか森の空気が軽くなったかなと思う。
エ「うわ…なんだこれ…」
もうすぐ恋歌と別れた場所に辿り着くという時、前を歩いていたエースが驚きの声をあげて立ち止まる。
エースの後ろから顔を出してカミラも前を見ると同じように驚きの声をあげた。
カ「これは…氷…?」
そこはまるで別世界のようだった。
見渡す限り辺り一面全てが凍っている。
ぱきぱきとおそるおそる足を踏み出せばその場所だけ氷が割れる。
エ「あれは…」
エースの目線の先には自分の背丈と同じぐらいの氷の塊がある。
一瞬木かと思ったが、
カ「人…ですよね」
エ「だよな」
その氷は人型をしていた。
注意してみてみると人型の氷は無数にある。
地面に這いつくばっているもの、襲いかかろうとして途中で止められた格好のもの、腕や足がないものなど様々だ。
カ「この人たちは…さっき俺たちを襲ってきた人たちですよ」
エ「じゃあこれは恋歌がしたってことか
てか普通の人間にはできねぇわな」
こんこん、と人型の氷を叩くが簡単には割れそうにない。
エ「けど肝心の恋歌が見当たらねぇな」
辺りを見渡しても恋歌は見えない。
もう戦闘を終えて船に帰ってしまったのかとも思ったが、エース達が船を出てから既に数十分。
恋歌なら往復に時間はかからない。
エースがいないとわかれば気配で迎えに来るはずなのだ。
迎えに来ないということはまだ戦闘中、もしくは帰ってこれない状況であるということ。
カ「エースさん…上を見てください」
エ「ん?」
上を見上げて立ち止まるカミラにならってエースも上を見上げるが氷った葉以外は何も見えない。
エ「何も見えねぇけど?」
カ「一応俺の視線の先に霊がいるんです…」
エ「まじか
俺って霊感はないんだなー」
カ「ですが…様子がおかしいんですよ」
エ「様子がおかしい?」
カ「俺はここの領主の血を引く者なので霊を誘き寄せやすいんです
まぁそれはこの島の霊限定でなんですけど…
それが今日は近寄ってこないんですよ
この森に入ってから…ずっと…」
エ「それは異常事態ってことか?」
カ「そうですね…
こんなことは今まで一度もありませんでした」
今カミラの視線の先にいる霊も一定の距離を保って近寄ってこない。
まるで何かを警戒しているかのようにも見える。
エ「何はともあれ恋歌を探さねぇとどうなってんのかもわからねぇ…」
初めて来た島で異常事態だと言われてもわからないことの方が多い。
一先ず恋歌を探すことが先決だと判断したエースは再度辺りを見渡す。