家族の恋
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カ「はい
そしてその時の住民のために建てられた墓石がこれなんです」
すっ、とローラの後ろに立ったカミラはローラと墓石を見下ろしながら悲しそうな目をする。
ただそれをローラは見ていなかった。
いや、見えなかったのだ。
ローラもまた悲しい目をして墓石を撫でていたから。
ロ「今も昔もこの島の人はバカだってことはよくわかったわ…」
言葉こそ悪いが愛していた島のために最期を共にできることはなかなかできないことだとローラはわかっているので目だけは優しい。
だが、ここでひとつ問題が出てくる。
ロ「ねぇ…」
カ「はい」
ロ「ひとつだけ…聞いてもいいかしら?」
カ「…はい」
今のカミラの話が本当だとしたら…
ロ「その話が本当だとしたら…」
どうしてもわからないことがある…
ロ「あんたは…どこでその話を聞いたの?」
カ「……」
ロ「この島には言い伝えも伝説もなにもなかった
知っていて隠しているようにも見えなかったわ」
カ「………」
ロ「ねぇ…あんたはこの話をどこで聞いて、この墓石のことを知ったの?」
カミラからの返答はない。
ロ「答えてくれないのね」
カ「答えたところで…意味がないですから…」
ロ「?
それってどういう…!!」
絞り出すようにそれだけを言ったカミラの言葉の意味を聞こうとして顔をあげようとしたローラだったが、何かの気配を大量に感じて素早く立ち上がった。
ロ「(なに…こいつら…)」
ローラはいつの間にか周りを囲まれていた。
樹々の間から見える人数だけでもざっと男が30人。
ロ「(このあたしがこいつらの気配に気づかなかった?
いえ、違う…)」
男たちはそれぞれ手に刀や銃を持っている。
ローラも戦闘態勢に入り、両手に銃を構える。
ロ「(こいつら生きてる人間の気配じゃない?)」
違和感を覚えながらも襲いかかってくる男たちを殺さないように動きを封じるため足を重点的に狙って撃つ。
そしてその時の住民のために建てられた墓石がこれなんです」
すっ、とローラの後ろに立ったカミラはローラと墓石を見下ろしながら悲しそうな目をする。
ただそれをローラは見ていなかった。
いや、見えなかったのだ。
ローラもまた悲しい目をして墓石を撫でていたから。
ロ「今も昔もこの島の人はバカだってことはよくわかったわ…」
言葉こそ悪いが愛していた島のために最期を共にできることはなかなかできないことだとローラはわかっているので目だけは優しい。
だが、ここでひとつ問題が出てくる。
ロ「ねぇ…」
カ「はい」
ロ「ひとつだけ…聞いてもいいかしら?」
カ「…はい」
今のカミラの話が本当だとしたら…
ロ「その話が本当だとしたら…」
どうしてもわからないことがある…
ロ「あんたは…どこでその話を聞いたの?」
カ「……」
ロ「この島には言い伝えも伝説もなにもなかった
知っていて隠しているようにも見えなかったわ」
カ「………」
ロ「ねぇ…あんたはこの話をどこで聞いて、この墓石のことを知ったの?」
カミラからの返答はない。
ロ「答えてくれないのね」
カ「答えたところで…意味がないですから…」
ロ「?
それってどういう…!!」
絞り出すようにそれだけを言ったカミラの言葉の意味を聞こうとして顔をあげようとしたローラだったが、何かの気配を大量に感じて素早く立ち上がった。
ロ「(なに…こいつら…)」
ローラはいつの間にか周りを囲まれていた。
樹々の間から見える人数だけでもざっと男が30人。
ロ「(このあたしがこいつらの気配に気づかなかった?
いえ、違う…)」
男たちはそれぞれ手に刀や銃を持っている。
ローラも戦闘態勢に入り、両手に銃を構える。
ロ「(こいつら生きてる人間の気配じゃない?)」
違和感を覚えながらも襲いかかってくる男たちを殺さないように動きを封じるため足を重点的に狙って撃つ。