家族の恋
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
男たちについていった先は賑やかな商店街から少し外れた路地裏。
日の当たらないそこは薄暗く、ばれないように喧嘩をするには絶好の場所。
「まさか本当に着いてくるとは思ってなかったぜ」
「お嬢ちゃん、あんたこんなとこまでのこのこ着いてきてどーなるかわかってんのか?」
にやにやしている男たちを嫌悪しながらローラはまたため息をひとつおとした。
ロ「そういうお決まりの台詞とかいらないからさっさとかかってくれば?
見られるとまずい人がいるのよねー」
圧倒的不利に見える状況で落ち着き払い、ホルスターにある拳銃すら抜かないローラに男たちは小振りのナイフを取り出した。
「後悔するぜ?」
ロ「どっちが」
また発砲をして人が寄ってきたら面倒だと思い、ナイフだけならと腰を低くして迎え撃つ体制をとった。
「た、大変です!!」
だが、迎え撃つことはできず急に聞こえた声に男たちは足を止めた。
ローラも声のした方に振り向くとそこには金髪の少年がいた。
「あ?カミラてめぇいいとこなんだ!
邪魔してんじゃねぇよ!!」
カミラと呼ばれた少年は男の怒鳴り声に一瞬すくんだが、思い出したように負けじと大声を出す。
カ「す、すいません
でも!港に白髭の船が来てるんです!」
「な、なに!?」
カミラの言葉にざわつき始めた男たちは、慌ててローラのことなど忘れたかのように立ち去って行った。
ロ「??
なんか拍子抜けしたわ」
商店街に戻ろうと踵を返すとまだいた少年と目が合う。
背はローラより少し高いぐらい。
筋肉のついていなさそうな身体は男にしては華奢で普段筋肉”ばか”ばかりと過ごしているローラにとってはとても小さく見えた。
ロ「あんたさ」
カ「は、はい!!」
まさか話しかけられると思っていなかった少年はローラの声に背筋をぴん、と伸ばして返事を返した。
ロ「別にそんながちがちに固まんなくていいわよ」
カ「あ、はい
すいません…」
ロ「……なんかあんた腹立つわね
男ならもっとシャキッとする!!
謝る必要ないのに謝らない!!」
カ「は、はい!!!
すいません!!あ…」
ロ「…まぁいいわ
あんたのことなんかどうでもいいし
そんなことより」
カ「!!!」
胸ぐらを掴んだローラはカミラを近くの壁へ押し付ける。
日の当たらないそこは薄暗く、ばれないように喧嘩をするには絶好の場所。
「まさか本当に着いてくるとは思ってなかったぜ」
「お嬢ちゃん、あんたこんなとこまでのこのこ着いてきてどーなるかわかってんのか?」
にやにやしている男たちを嫌悪しながらローラはまたため息をひとつおとした。
ロ「そういうお決まりの台詞とかいらないからさっさとかかってくれば?
見られるとまずい人がいるのよねー」
圧倒的不利に見える状況で落ち着き払い、ホルスターにある拳銃すら抜かないローラに男たちは小振りのナイフを取り出した。
「後悔するぜ?」
ロ「どっちが」
また発砲をして人が寄ってきたら面倒だと思い、ナイフだけならと腰を低くして迎え撃つ体制をとった。
「た、大変です!!」
だが、迎え撃つことはできず急に聞こえた声に男たちは足を止めた。
ローラも声のした方に振り向くとそこには金髪の少年がいた。
「あ?カミラてめぇいいとこなんだ!
邪魔してんじゃねぇよ!!」
カミラと呼ばれた少年は男の怒鳴り声に一瞬すくんだが、思い出したように負けじと大声を出す。
カ「す、すいません
でも!港に白髭の船が来てるんです!」
「な、なに!?」
カミラの言葉にざわつき始めた男たちは、慌ててローラのことなど忘れたかのように立ち去って行った。
ロ「??
なんか拍子抜けしたわ」
商店街に戻ろうと踵を返すとまだいた少年と目が合う。
背はローラより少し高いぐらい。
筋肉のついていなさそうな身体は男にしては華奢で普段筋肉”ばか”ばかりと過ごしているローラにとってはとても小さく見えた。
ロ「あんたさ」
カ「は、はい!!」
まさか話しかけられると思っていなかった少年はローラの声に背筋をぴん、と伸ばして返事を返した。
ロ「別にそんながちがちに固まんなくていいわよ」
カ「あ、はい
すいません…」
ロ「……なんかあんた腹立つわね
男ならもっとシャキッとする!!
謝る必要ないのに謝らない!!」
カ「は、はい!!!
すいません!!あ…」
ロ「…まぁいいわ
あんたのことなんかどうでもいいし
そんなことより」
カ「!!!」
胸ぐらを掴んだローラはカミラを近くの壁へ押し付ける。