所属と証
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サボ「(なんだあの形…初めて見た…)」
刃の先端がコの字のように曲がっている刀を見たのも恋歌が使っているのも初めて見た。
だからなんの能力を持った刀なのかわからず距離をとる。
『大勢の人と戦うときは実体化して使う以外は使わないから見るのは初めてかもね』
サボ「なんの能力か教えてくれるわけはないよな?」
『まさか
でもこの刀の能力の発動条件は刀同士が触れたとき
だから…』
サボ「!!」
咄嗟に構えていた刀で一瞬で間合いを詰めた恋歌の攻撃を防ぐ。
『あんまり刀で攻撃を防ぐことはおすすめしないよ?』
サボ「そ、そういうことはできれば早く言ってほしいな」
もう防いでしまったあとに言われたため苦笑いするサボだが今ひとつなんの能力かわからない。
『一回だけじゃわからないかな
あと10回は防いだらわかるから防いでね』
サボ「そ、そんななんの能力かわからないやつ受けろって!?」
一度離れて再び刀を振りかざしてくる恋歌の背後に久しぶりに鬼を見たような気がしたサボだった。
『さて、これで15回目
さすがにもうわかってるよね?』
サボ「ああ…
(くそっ、いつもとは比べものにならないぐらい重い!)」
侘助の能力は斬りつけたものの重量を斬りつけた分だけ重くしていく刀。
すでに持ち上げるのも精一杯になってきたサボは切先を甲板につけて引きずっている。
「なぁ、なんかサボ副隊長の刀に変化あったかー?」
「わかんね
でも辛そうだよなー
そんな長時間動いてるわけじゃねぇのに」
見た目はいつもの刀と変わらないため見ているだけの者にはなにが起こっているのかわからない。
ただいつもは素早く動き、自慢の刀を奮うサボが訓練とはいえ敵を前にして刀を構えていないというあり得ない事実。
『まだいけそう?』
サボ「冗談!
もう限界に近いよ
久しぶりに筋肉痛にでもなりそうだ」
『じゃあそろそろ終わりにしようか』
サボ「……」
ふっ、と少しだけ空気が冷たくなり恋歌の足元から甲板が凍りついていく。
サボ「やべっ、」
逃げようとするが刀が重く、空も飛べず、素早く動くこともできない。
サボ「(仕方ない…
ほんとは嫌だけど…)」
氷から逃れるために1度刀を手放した。
サボがやっとの思いで支えていた刀は落とされると甲板を突き破っていくつか板を壊して下まで落ちて行ってしまう。
「え?」
「サボ副隊長の刀あんな重たかったか?」
エ「(なるほどな
そういう能力か)」
サボ「ふぅ、危なかった」
間一髪で氷から逃れたサボは息をはいたが、恋歌が先ほどまでいた場所にいないことに気づく。
サボ「どこに…
あ…」
『最後まで気は抜かないことだね』
きょろきょろと探していると首にひんやりとした感触が伝わり、後ろから首に刀が当てられていることに気づいた。
しかも恋歌が持っている刀は…
サボ「俺の刀…
もしかして拾ってきたのか?」
『うん』
甲板に転がっているものを拾ってきたなら未だしも、板を壊して下に行った刀を拾って背後に回られたとあっては…
サボ「降参
あーあー、全然敵わなかった」
『ふふっ、たまにはこうしてちゃんと勝っとかないとね』
刃の先端がコの字のように曲がっている刀を見たのも恋歌が使っているのも初めて見た。
だからなんの能力を持った刀なのかわからず距離をとる。
『大勢の人と戦うときは実体化して使う以外は使わないから見るのは初めてかもね』
サボ「なんの能力か教えてくれるわけはないよな?」
『まさか
でもこの刀の能力の発動条件は刀同士が触れたとき
だから…』
サボ「!!」
咄嗟に構えていた刀で一瞬で間合いを詰めた恋歌の攻撃を防ぐ。
『あんまり刀で攻撃を防ぐことはおすすめしないよ?』
サボ「そ、そういうことはできれば早く言ってほしいな」
もう防いでしまったあとに言われたため苦笑いするサボだが今ひとつなんの能力かわからない。
『一回だけじゃわからないかな
あと10回は防いだらわかるから防いでね』
サボ「そ、そんななんの能力かわからないやつ受けろって!?」
一度離れて再び刀を振りかざしてくる恋歌の背後に久しぶりに鬼を見たような気がしたサボだった。
『さて、これで15回目
さすがにもうわかってるよね?』
サボ「ああ…
(くそっ、いつもとは比べものにならないぐらい重い!)」
侘助の能力は斬りつけたものの重量を斬りつけた分だけ重くしていく刀。
すでに持ち上げるのも精一杯になってきたサボは切先を甲板につけて引きずっている。
「なぁ、なんかサボ副隊長の刀に変化あったかー?」
「わかんね
でも辛そうだよなー
そんな長時間動いてるわけじゃねぇのに」
見た目はいつもの刀と変わらないため見ているだけの者にはなにが起こっているのかわからない。
ただいつもは素早く動き、自慢の刀を奮うサボが訓練とはいえ敵を前にして刀を構えていないというあり得ない事実。
『まだいけそう?』
サボ「冗談!
もう限界に近いよ
久しぶりに筋肉痛にでもなりそうだ」
『じゃあそろそろ終わりにしようか』
サボ「……」
ふっ、と少しだけ空気が冷たくなり恋歌の足元から甲板が凍りついていく。
サボ「やべっ、」
逃げようとするが刀が重く、空も飛べず、素早く動くこともできない。
サボ「(仕方ない…
ほんとは嫌だけど…)」
氷から逃れるために1度刀を手放した。
サボがやっとの思いで支えていた刀は落とされると甲板を突き破っていくつか板を壊して下まで落ちて行ってしまう。
「え?」
「サボ副隊長の刀あんな重たかったか?」
エ「(なるほどな
そういう能力か)」
サボ「ふぅ、危なかった」
間一髪で氷から逃れたサボは息をはいたが、恋歌が先ほどまでいた場所にいないことに気づく。
サボ「どこに…
あ…」
『最後まで気は抜かないことだね』
きょろきょろと探していると首にひんやりとした感触が伝わり、後ろから首に刀が当てられていることに気づいた。
しかも恋歌が持っている刀は…
サボ「俺の刀…
もしかして拾ってきたのか?」
『うん』
甲板に転がっているものを拾ってきたなら未だしも、板を壊して下に行った刀を拾って背後に回られたとあっては…
サボ「降参
あーあー、全然敵わなかった」
『ふふっ、たまにはこうしてちゃんと勝っとかないとね』