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30分ほど2番隊との攻防が続き…
ロ「はぁ…はぁ…」
『さすがですね
最初に仕掛けてきて最後まで立っているなんて』
ロ「…ほんとあんた嫌い」
ローラ1人立っているだけの状態。
だがそのローラももう立っているのがやっとといった風だ。
それでも恋歌に向けた銃口を下ろさないのはさすがと言うべきだろう。
『そうですか
私はローラさん嫌いじゃないですよ』
ロ「あっそ…」
『あ、ちょっと照れてますね?』
ロ「うるさいわよ!」
エ「なんだかんだ仲良いってことでいいのか?」
サボ「そういうことだな」
ニ「恋歌も楽しそうだしねー」
八つ当たり気味に発砲するローラとそれを軽々と避ける恋歌を見て、2番隊は平和だなと思った3人だった。
あのあとさらに約10分程度の攻防が続いてローラの体力が尽きたところで終了となった。
力尽きたローラは息を整えるために甲板に寝転がっている。
その横に恋歌がしゃがんで話をしているようだ。
『射撃の腕は一流
状況判断して素早く身軽に動ける
ナイフも正確に投げれるみたいですし…』
ロ「でもあんたには及ばないでしょ?
嫌味かしら?」
『いいえ、尊敬しているのですよ
私のこの力は修行とか鍛錬とかしたものじゃなくて神様にもらった力
ズルしてもらったようなものなんです』
ロ「なにあんた、その力に不満でもあるの?」
『不満はないですよ
守れるだけの力が欲しいと、そう願ったのが叶ったんですから』
ロ「じゃああんたは何が言いたいの?」
『そうですね…
ただ死に物狂いで鍛錬してここまで強くなったみんなは私のズルして、苦労もせずに手に入れた力なんかで訓練されて嫌じゃないのかなって』
ロ「…はぁ
あんたって案外ばかなのね」
『へ?』
ひとつ大きなため息をついたローラはよっ、と言いながら上体だけを起こす。
『い、いひゃいれす』
そしてそのまま恋歌のほっぺたを思いっきりつねった。
ロ「今まで誰かがあんたのことをずるいと言った?
あんたがその力を得た過程の話を聞いて誰かが羨ましい、ずるい、その力は偽物だ
そんなこと言った?」
『…言ってないれぇす』
ロ「私には友達を、家族を、世界を捨てることはそんな簡単にはできない
ひとりで知らない世界に行くなんて嫌よ
だけどあんたはそれをやってのけた
あんたは私を尊敬するとか言うけど他人のために世界を捨てられるあんたの方がよっぽど尊敬されると思うけどね」
最後に伸びるところまで伸ばしてぱちん、と手を頬から離してやった。
『ローラさん…』
少しだけ赤くなった頬をさすりながら嬉しそうに笑う恋歌をふんっ、と一瞥してから立ち上がる。
ロ「私はあんたのそうやって深く考えすぎるところ嫌い
でもあんたの家族を大切に想う心はそれよりは嫌いじゃないわ」
『…はい
ありがとうございます』
ロ「ちょっ、ちょっとだけよ!?
べ、別に好きだなんて言ってないんだからね!?」
顔を真っ赤にしたローラは必死に言い訳をしていたが、それは誰がどう見ても照れ隠しで…
ニ「あれで素直ならもうちょっと可愛げがあるんだけどなぁ」
サボ「……お前も人のこと言えねぇって…」
ニ「?なんか言った?」
サボ「いーや、別に?」
ロ「はぁ…はぁ…」
『さすがですね
最初に仕掛けてきて最後まで立っているなんて』
ロ「…ほんとあんた嫌い」
ローラ1人立っているだけの状態。
だがそのローラももう立っているのがやっとといった風だ。
それでも恋歌に向けた銃口を下ろさないのはさすがと言うべきだろう。
『そうですか
私はローラさん嫌いじゃないですよ』
ロ「あっそ…」
『あ、ちょっと照れてますね?』
ロ「うるさいわよ!」
エ「なんだかんだ仲良いってことでいいのか?」
サボ「そういうことだな」
ニ「恋歌も楽しそうだしねー」
八つ当たり気味に発砲するローラとそれを軽々と避ける恋歌を見て、2番隊は平和だなと思った3人だった。
あのあとさらに約10分程度の攻防が続いてローラの体力が尽きたところで終了となった。
力尽きたローラは息を整えるために甲板に寝転がっている。
その横に恋歌がしゃがんで話をしているようだ。
『射撃の腕は一流
状況判断して素早く身軽に動ける
ナイフも正確に投げれるみたいですし…』
ロ「でもあんたには及ばないでしょ?
嫌味かしら?」
『いいえ、尊敬しているのですよ
私のこの力は修行とか鍛錬とかしたものじゃなくて神様にもらった力
ズルしてもらったようなものなんです』
ロ「なにあんた、その力に不満でもあるの?」
『不満はないですよ
守れるだけの力が欲しいと、そう願ったのが叶ったんですから』
ロ「じゃああんたは何が言いたいの?」
『そうですね…
ただ死に物狂いで鍛錬してここまで強くなったみんなは私のズルして、苦労もせずに手に入れた力なんかで訓練されて嫌じゃないのかなって』
ロ「…はぁ
あんたって案外ばかなのね」
『へ?』
ひとつ大きなため息をついたローラはよっ、と言いながら上体だけを起こす。
『い、いひゃいれす』
そしてそのまま恋歌のほっぺたを思いっきりつねった。
ロ「今まで誰かがあんたのことをずるいと言った?
あんたがその力を得た過程の話を聞いて誰かが羨ましい、ずるい、その力は偽物だ
そんなこと言った?」
『…言ってないれぇす』
ロ「私には友達を、家族を、世界を捨てることはそんな簡単にはできない
ひとりで知らない世界に行くなんて嫌よ
だけどあんたはそれをやってのけた
あんたは私を尊敬するとか言うけど他人のために世界を捨てられるあんたの方がよっぽど尊敬されると思うけどね」
最後に伸びるところまで伸ばしてぱちん、と手を頬から離してやった。
『ローラさん…』
少しだけ赤くなった頬をさすりながら嬉しそうに笑う恋歌をふんっ、と一瞥してから立ち上がる。
ロ「私はあんたのそうやって深く考えすぎるところ嫌い
でもあんたの家族を大切に想う心はそれよりは嫌いじゃないわ」
『…はい
ありがとうございます』
ロ「ちょっ、ちょっとだけよ!?
べ、別に好きだなんて言ってないんだからね!?」
顔を真っ赤にしたローラは必死に言い訳をしていたが、それは誰がどう見ても照れ隠しで…
ニ「あれで素直ならもうちょっと可愛げがあるんだけどなぁ」
サボ「……お前も人のこと言えねぇって…」
ニ「?なんか言った?」
サボ「いーや、別に?」