手配書の写真の行方…会話のみ

「うーん…」

「どうしたよ

最近ため息多いな」

「いや、前にちょっとした大金の代わりに置いていかれたものを海軍に持って行くか悩んでるんだ」

「へぇ

大金に変わるなら持って行けばいいんじゃねぇか？」

「でもな…なんとなく持って行きたくねぇのよ…」

「そりゃまたなんでだ？」

「なぁにちょっとした気まぐれなんだけどよ

幸せな2人にちゃちゃ入れることもねぇかなって」

「変なやつだな

あの上物の石持ってかれて頭おかしくなっちまったのか？」

「ははは！！

そうかもな

でもそれはそれでいいんだ

他人の俺が幸せを願ってしまうくらいお似合いな2人に持って行かれたんだから」









代金として渡した写真は海軍に届けられることなく男の家に静かに大切に保管されていることを恋歌もエースも海軍も知らないこと。