部屋から出るとにこにこ笑っている家族がいた。

エ「なんだお前らきもちわり…」

サッチ「まぁそう言ってやるなって

オヤジ、許してくれたろ？」

わかっていたかのようにそう言われはい、と頷く。

マ「だろうねい

オヤジが恋歌を拒否するなんて考えられねぇよい」

エ「あ、マルコ！オヤジが呼んでたぞー」

マ「オヤジが？

わかったよい」

立ち去るマルコを見送ってからエースが大きく声を張り上げた。

エ「お前ら！！恋歌の話聞いてやってくれ！

ただし今から恋歌が話すことは白ひげ以外には他言無用だ！

それが守れる奴だけ残れ！」

エースがそう言うも、誰も動こうとしない。

全員が恋歌の話を聞く。

『私が話すことは信じられないかも知れませんが、全て事実です』

前置きをおいてから、恋歌の桜姫の全てを白ひげのクルーに語った。











住んでいた世界が違おうと

血が繋がっていなくても

守りたいものが

守るものが同じなら

わかりあえる

無償の愛

それをくれるたったひとりの偉大な人のために

恋歌の話を聞いても

何ひとつ疑うことなく信じてくれた

大切な家族のために