死の外科医
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一本の刀から次々と繰り出される剣撃を恋歌は鋼鉄化した片手だけで防いでいる。
た「(ここまで力の差があるなんて…!)」
その場から一歩も動かず自分の攻撃を防ぐ恋歌にたしぎは自分の弱さを改めて知った。
た「(正義を貫くためには力がいる!
誰にも邪魔されず、例え邪魔されてもそれを跳ね返すだけの力が!!)」
『アラバスタで会った時に比べて随分とお強くなられましたね』
た「そんなお世辞いりません!」
自分の攻撃をものともしていない恋歌にそんなことを言われて嬉しいはずがない。
だが、
『私が言っているのは心の方です
まだ明確な正義はないと仰いましたがあなたにはついていく背中がある
心から信じられる上司に、自分を頼って慕ってくれる部下
それらを守るためにあなたは昔に比べ随分とお強くなりましたよ』
にっこり笑って言われた言葉にたしぎの攻撃がとまる。
た「そう、でしょうか…」
『はい
ルフィから話を聞いていてあなたたちの話をする時
とても楽しそうに話すんです
本来敵であるあなたたちとのことを
だからあなたたちは悪い海兵ではないと私は信じています』
た「桜姫…あれ?私、どうして…」
無意識に溢れてくる涙。
拭っても拭っても止まることがないその涙は己の弱さを知ったから流れ出た。
本当に強いものを目の前にして改めて知る己の弱さ。
『私も大切な人のために戦い、守るために力を求めました
守るものがあると人は強くなれる
あなたは強くなれますよ』
た「なってみせます
強くなってあなたを捕まえて…そして…
自分の正義を…貫いてみせます」
『敵同士でなければあなたとはお友達になりたかったです
たしぎ大佐』
た「そうですね…
お互いに貫く正義が違うのは仕方のないこと
ですが私はあなたと出会えてよかったです
桜姫」
まさかそんなことを言ってもらえるとは思っていなかった恋歌は驚いて目を丸くしたが、すぐに笑顔になった。
『私もですよ
それならば図々しいですがひとつお願いを聞いていただけますか?』
た「…なんでしょうか」
『私の名前は恋歌です
桜姫など海軍が勝手につけた名前
そんな名前より私はあなたに本当の名前で呼んで欲しい』
た「…わかりました
では恋歌さん」
ちゃき、っともう一度刀を構え直したたしぎの顔は真剣さはあるもののどこか楽しそうだった。
た「またいつか…」
それをぼそっ、と言うとまたしても恋歌に突っ込んで行く。
これまでで一番の覇気、気迫、スピードで。
『【散れ 千本桜】』
それを認めた恋歌は刀を出して始解をする。
た「!!」
桜で視界を奪われ、立ち止まる。
た「これは…!?」
立ち止まってすぐに揺れる視界。
意識を失う寸前、地面に叩きつけられると思い覚悟をしたが何か暖かいものが自分を包んでくれたようなきがした。
た「(ここまで力の差があるなんて…!)」
その場から一歩も動かず自分の攻撃を防ぐ恋歌にたしぎは自分の弱さを改めて知った。
た「(正義を貫くためには力がいる!
誰にも邪魔されず、例え邪魔されてもそれを跳ね返すだけの力が!!)」
『アラバスタで会った時に比べて随分とお強くなられましたね』
た「そんなお世辞いりません!」
自分の攻撃をものともしていない恋歌にそんなことを言われて嬉しいはずがない。
だが、
『私が言っているのは心の方です
まだ明確な正義はないと仰いましたがあなたにはついていく背中がある
心から信じられる上司に、自分を頼って慕ってくれる部下
それらを守るためにあなたは昔に比べ随分とお強くなりましたよ』
にっこり笑って言われた言葉にたしぎの攻撃がとまる。
た「そう、でしょうか…」
『はい
ルフィから話を聞いていてあなたたちの話をする時
とても楽しそうに話すんです
本来敵であるあなたたちとのことを
だからあなたたちは悪い海兵ではないと私は信じています』
た「桜姫…あれ?私、どうして…」
無意識に溢れてくる涙。
拭っても拭っても止まることがないその涙は己の弱さを知ったから流れ出た。
本当に強いものを目の前にして改めて知る己の弱さ。
『私も大切な人のために戦い、守るために力を求めました
守るものがあると人は強くなれる
あなたは強くなれますよ』
た「なってみせます
強くなってあなたを捕まえて…そして…
自分の正義を…貫いてみせます」
『敵同士でなければあなたとはお友達になりたかったです
たしぎ大佐』
た「そうですね…
お互いに貫く正義が違うのは仕方のないこと
ですが私はあなたと出会えてよかったです
桜姫」
まさかそんなことを言ってもらえるとは思っていなかった恋歌は驚いて目を丸くしたが、すぐに笑顔になった。
『私もですよ
それならば図々しいですがひとつお願いを聞いていただけますか?』
た「…なんでしょうか」
『私の名前は恋歌です
桜姫など海軍が勝手につけた名前
そんな名前より私はあなたに本当の名前で呼んで欲しい』
た「…わかりました
では恋歌さん」
ちゃき、っともう一度刀を構え直したたしぎの顔は真剣さはあるもののどこか楽しそうだった。
た「またいつか…」
それをぼそっ、と言うとまたしても恋歌に突っ込んで行く。
これまでで一番の覇気、気迫、スピードで。
『【散れ 千本桜】』
それを認めた恋歌は刀を出して始解をする。
た「!!」
桜で視界を奪われ、立ち止まる。
た「これは…!?」
立ち止まってすぐに揺れる視界。
意識を失う寸前、地面に叩きつけられると思い覚悟をしたが何か暖かいものが自分を包んでくれたようなきがした。