女同士の戦い
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マルコについていって着いたのは船尾。
宴の途中なので誰もいないようだ。
マ「で?あの作戦はどうだよい」
『ぼちぼちですね
ていうかあっちが勝手にいらいらしてるんですよ』
マ「いらいらさせられたんなら上出来だよい
題して"エースをドキドキさせろ!ローラ嫉妬作戦"」
『そんな名前あったんですか…』
マルコが出した作戦はこうだ。
エースは恋歌のことが好き、だがそれをローラは知らない。
あえて教えない。
でもエースと恋歌は相思相愛の恋人同士。
いちゃいちゃするのも当然だろう。
それをわざとローラの前でやる。
そうするとローラは嫉妬に狂って恋歌を睨む。
そこで化けの皮を剥がしてやろうってわけだ。
マ「つってもお前ら全然いちゃいちゃしてねぇじゃねぇかよい」
『あれが精一杯なんです!///
さっきだって…あーんなんて…したことないのに…///』
さっき自分がしたことを思い出したのか顔を赤くする恋歌。
マ「はぁ…
まぁローラのやつはいらいらしてるみたいだからいいよい」
『でも早目に白黒つけますよ
いつまでもエースにべたべたされるのは嫌ですから』
マ「恋歌まで嫉妬してどうするんだよい…」
『嫌なものは嫌なんです!
でもそのうち何かされそうですね
そろそろ攻撃とかしてくるんじゃないですか?』
マ「それはあり得る話だよい
確かエースは明日個人の仕事があったな…
明日はイゾウの隊が非番だからない
護衛につかせる」
『申し訳ないです』
マ「気にするない
じゃあ明日イゾウから離れるなよい」
『わかりました』
マルコと別れてエースとローラのところに戻るとエースはどこかに行っていてローラしかいなかった。
ロ「ちょっと顔、貸してくれない?」
恋歌はちょっと嫌な予感がしたが、ついていかないと負けた気になるのでついていくことにした。
あとでついていかなければよかったと後悔することになるとは微塵も思わずに…。
連れてこられたのは丁度宴をしている人が見えないところで若干薄暗い。
ロ「単刀直入に言うわ
あんた船から降りて」
恋歌に背を向けて歩いていたローラがくるりと振り返りながらそう言った。
『なぜですか?』
ロ「あんたも鈍いわね
さっきのエース隊長の好きな人の話聞いてたでしょ?」
『聞いてましたね』
ロ「どう考えても私のことよ」
『でもエースはあなただとは言いませんでしたよ?』
ロ「あんたどこ聞いてたのよ
ちゃんと私のこと好きだって言ってたじゃない」
『それは家族だからだとは考えないのですか?』
ロ「ほんと屁理屈ばっかり
自分には好きって言ってもらえなかったから僻(ひが)んでるの?」
『特にそういうわけではないです』
ロ「可愛くないわね
エース隊長は可愛い人って言ってたし、絶対あんたじゃない
ちょっと!出てきて!」
ローラが自分の後ろに怒鳴ると二人のナースが出てきた。
表情は暗くてあまり読み取れないが雰囲気からして怖がっているようだ。
ロ「あんたらこの女の腕押さえといて」
「え?」
ロ「痛い思いしたくなかったら言うこと聞けばいいのよ!!」
ローラが二人に怒鳴ってナースたちは慌てて恋歌の腕を掴む。
だが力は全く入っていなくて痛くもなんともない。
押さえたことを確認したローラは恋歌に近づいて恋歌の髪に触れる。
ロ「確かこの髪飾りエース隊長が大事に持ってたやつなのよ
前に食堂で話したときも確認したし
でもそれはあんたのだった
私はそれが気にくわない!」
ローラは髪飾りを思いっきり恋歌の髪から引き抜いた。
『返して!』
ナース二人を振りほどこうかと思ったが尋常ではないほどに震えていたので振り払うことが躊躇われた。
ロ「あんたとエース隊長がどんな関係なのかはどうでもいいわ
でもね、あんたの物を大事に持ってるエース隊長は嫌なの
だから…」
『!!』
ローラは髪飾りを暗い夜の海に投げた。
恋歌は目を見開いてゆっくり落ちていく髪飾りを見る。
スローモーションに見えたが、ポチャンという落ちる音が聞こえてはっ、と我に返る。
ロ「こんな暗い海じゃ探すことは到底できないわ
明るくなってから探してたんじゃもう海の底だしね」
『離して…』
ロ「その指輪もエース隊長がしてるのと色違いなのが嫌なのよね
それも…」
『離してって言ってるでしょ!!』
唖然としているナースの腕を思いっきり振り払って。
海を覗く。
『(まだ間に合う…!)』
ロ「!ちょっと…!」
そして髪飾りを追うように恋歌も海に飛び込んだ。
宴の途中なので誰もいないようだ。
マ「で?あの作戦はどうだよい」
『ぼちぼちですね
ていうかあっちが勝手にいらいらしてるんですよ』
マ「いらいらさせられたんなら上出来だよい
題して"エースをドキドキさせろ!ローラ嫉妬作戦"」
『そんな名前あったんですか…』
マルコが出した作戦はこうだ。
エースは恋歌のことが好き、だがそれをローラは知らない。
あえて教えない。
でもエースと恋歌は相思相愛の恋人同士。
いちゃいちゃするのも当然だろう。
それをわざとローラの前でやる。
そうするとローラは嫉妬に狂って恋歌を睨む。
そこで化けの皮を剥がしてやろうってわけだ。
マ「つってもお前ら全然いちゃいちゃしてねぇじゃねぇかよい」
『あれが精一杯なんです!///
さっきだって…あーんなんて…したことないのに…///』
さっき自分がしたことを思い出したのか顔を赤くする恋歌。
マ「はぁ…
まぁローラのやつはいらいらしてるみたいだからいいよい」
『でも早目に白黒つけますよ
いつまでもエースにべたべたされるのは嫌ですから』
マ「恋歌まで嫉妬してどうするんだよい…」
『嫌なものは嫌なんです!
でもそのうち何かされそうですね
そろそろ攻撃とかしてくるんじゃないですか?』
マ「それはあり得る話だよい
確かエースは明日個人の仕事があったな…
明日はイゾウの隊が非番だからない
護衛につかせる」
『申し訳ないです』
マ「気にするない
じゃあ明日イゾウから離れるなよい」
『わかりました』
マルコと別れてエースとローラのところに戻るとエースはどこかに行っていてローラしかいなかった。
ロ「ちょっと顔、貸してくれない?」
恋歌はちょっと嫌な予感がしたが、ついていかないと負けた気になるのでついていくことにした。
あとでついていかなければよかったと後悔することになるとは微塵も思わずに…。
連れてこられたのは丁度宴をしている人が見えないところで若干薄暗い。
ロ「単刀直入に言うわ
あんた船から降りて」
恋歌に背を向けて歩いていたローラがくるりと振り返りながらそう言った。
『なぜですか?』
ロ「あんたも鈍いわね
さっきのエース隊長の好きな人の話聞いてたでしょ?」
『聞いてましたね』
ロ「どう考えても私のことよ」
『でもエースはあなただとは言いませんでしたよ?』
ロ「あんたどこ聞いてたのよ
ちゃんと私のこと好きだって言ってたじゃない」
『それは家族だからだとは考えないのですか?』
ロ「ほんと屁理屈ばっかり
自分には好きって言ってもらえなかったから僻(ひが)んでるの?」
『特にそういうわけではないです』
ロ「可愛くないわね
エース隊長は可愛い人って言ってたし、絶対あんたじゃない
ちょっと!出てきて!」
ローラが自分の後ろに怒鳴ると二人のナースが出てきた。
表情は暗くてあまり読み取れないが雰囲気からして怖がっているようだ。
ロ「あんたらこの女の腕押さえといて」
「え?」
ロ「痛い思いしたくなかったら言うこと聞けばいいのよ!!」
ローラが二人に怒鳴ってナースたちは慌てて恋歌の腕を掴む。
だが力は全く入っていなくて痛くもなんともない。
押さえたことを確認したローラは恋歌に近づいて恋歌の髪に触れる。
ロ「確かこの髪飾りエース隊長が大事に持ってたやつなのよ
前に食堂で話したときも確認したし
でもそれはあんたのだった
私はそれが気にくわない!」
ローラは髪飾りを思いっきり恋歌の髪から引き抜いた。
『返して!』
ナース二人を振りほどこうかと思ったが尋常ではないほどに震えていたので振り払うことが躊躇われた。
ロ「あんたとエース隊長がどんな関係なのかはどうでもいいわ
でもね、あんたの物を大事に持ってるエース隊長は嫌なの
だから…」
『!!』
ローラは髪飾りを暗い夜の海に投げた。
恋歌は目を見開いてゆっくり落ちていく髪飾りを見る。
スローモーションに見えたが、ポチャンという落ちる音が聞こえてはっ、と我に返る。
ロ「こんな暗い海じゃ探すことは到底できないわ
明るくなってから探してたんじゃもう海の底だしね」
『離して…』
ロ「その指輪もエース隊長がしてるのと色違いなのが嫌なのよね
それも…」
『離してって言ってるでしょ!!』
唖然としているナースの腕を思いっきり振り払って。
海を覗く。
『(まだ間に合う…!)』
ロ「!ちょっと…!」
そして髪飾りを追うように恋歌も海に飛び込んだ。