幸せな朝
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サボとニーナに説明を終えたあと、恋歌はエースに手紙を預けて手すりから一歩下がった。
『こんな感じかな…』
そう呟いて左手を前に出すと、なにもない場所から"それ"が現れた。
エ「あれって…」
サボ「弓…だよな?」
ニ「でも矢がないね…」
現れたのは青い光でできた弓。
左手の上に乗った弓を矢がないまま海に向かって弦を引いた。
エ「矢が…!」
引くと同時に弓と同色の矢が現れる。
限界まで弦を引いて、引いていた右手を離した。
『!!』
どんっ、と音がして突風が吹く。
普通の弓矢では有り得ないような速さで水平線に消えていく矢を見て、射った本人である恋歌も唖然としていた。
『……また危ないのをぽんぽん渡すんだから…』
この世界に来たときも刀の力が強すぎてあまり使わないようにしようと思ったほどなのに…。
『えっと確か…』
今度はちょっと斜め上に弓を向けて矢を放つ。
すると一発しか射っていないはずの矢が何千という数に別れて空から降ってくる。
全てが海に突き刺さるように落下し、波紋が無数に広がる。
『ふーん…』
ぶんぶんと弓を上下に振ったあと、弓を消した。
エ「あのさ恋歌…?」
『ん?』
恐る恐るといった感じに恋歌に話しかけるエースの顔は少しひきつっていた。
エ「それ…危なくね?」
『さっきの?』
エ「一発射っただけで俺らが近くにいたら当たりそうじゃね?」
数えきれないほどの矢が放たれたのを見たエースはもし、自分達と一緒に戦うことがあれば…と思ったのだ。
恋歌の武器の攻撃力が弱いわけがない。
隊長と言えども当たればただではすまないだろうというエースの心配だ。
恋歌は白ひげ海賊団や知り合いを傷つけたくないだろうから。
しかし、そんな心配を他所に恋歌は大丈夫だと笑う。
『さっきのは私が"敵"だと認識したモノにしか当たらないみたいなの
味方や、敵でないと思っている人には当たってもすり抜けるって書いてあった
だからみんなには絶対に当たらない
威力は私が力を込めれば込めるほど上がるし、速度も速くなる
一番最初に射ったやつは五分の一ぐらいの力で射ったからあんなぐらいだったみたいだけど』
エ「五分の一であれか…」
サボ「また滅茶苦茶なの貰ったなぁ…」
ニ「しかも味方に絶対当たらないなんて…」
弓の説明をされている三人は敵わないというようにため息をついた。
『これなら後方支援もできるし、みんなが怪我する心配もないね』
エ「そうだな…」
にこにこと嬉しそうに笑う恋歌、にまぁ恋歌なら悪用はしないから大丈夫かと、エースも笑った。
『ちゃんと使えるように練習しないとね』
(((うわー…、絶対相手したくねぇ(ない)!!)))
弓を出したり仕舞ったりしている恋歌を見て、練習相手にはなりたくないと思った三人だった。
『こんな感じかな…』
そう呟いて左手を前に出すと、なにもない場所から"それ"が現れた。
エ「あれって…」
サボ「弓…だよな?」
ニ「でも矢がないね…」
現れたのは青い光でできた弓。
左手の上に乗った弓を矢がないまま海に向かって弦を引いた。
エ「矢が…!」
引くと同時に弓と同色の矢が現れる。
限界まで弦を引いて、引いていた右手を離した。
『!!』
どんっ、と音がして突風が吹く。
普通の弓矢では有り得ないような速さで水平線に消えていく矢を見て、射った本人である恋歌も唖然としていた。
『……また危ないのをぽんぽん渡すんだから…』
この世界に来たときも刀の力が強すぎてあまり使わないようにしようと思ったほどなのに…。
『えっと確か…』
今度はちょっと斜め上に弓を向けて矢を放つ。
すると一発しか射っていないはずの矢が何千という数に別れて空から降ってくる。
全てが海に突き刺さるように落下し、波紋が無数に広がる。
『ふーん…』
ぶんぶんと弓を上下に振ったあと、弓を消した。
エ「あのさ恋歌…?」
『ん?』
恐る恐るといった感じに恋歌に話しかけるエースの顔は少しひきつっていた。
エ「それ…危なくね?」
『さっきの?』
エ「一発射っただけで俺らが近くにいたら当たりそうじゃね?」
数えきれないほどの矢が放たれたのを見たエースはもし、自分達と一緒に戦うことがあれば…と思ったのだ。
恋歌の武器の攻撃力が弱いわけがない。
隊長と言えども当たればただではすまないだろうというエースの心配だ。
恋歌は白ひげ海賊団や知り合いを傷つけたくないだろうから。
しかし、そんな心配を他所に恋歌は大丈夫だと笑う。
『さっきのは私が"敵"だと認識したモノにしか当たらないみたいなの
味方や、敵でないと思っている人には当たってもすり抜けるって書いてあった
だからみんなには絶対に当たらない
威力は私が力を込めれば込めるほど上がるし、速度も速くなる
一番最初に射ったやつは五分の一ぐらいの力で射ったからあんなぐらいだったみたいだけど』
エ「五分の一であれか…」
サボ「また滅茶苦茶なの貰ったなぁ…」
ニ「しかも味方に絶対当たらないなんて…」
弓の説明をされている三人は敵わないというようにため息をついた。
『これなら後方支援もできるし、みんなが怪我する心配もないね』
エ「そうだな…」
にこにこと嬉しそうに笑う恋歌、にまぁ恋歌なら悪用はしないから大丈夫かと、エースも笑った。
『ちゃんと使えるように練習しないとね』
(((うわー…、絶対相手したくねぇ(ない)!!)))
弓を出したり仕舞ったりしている恋歌を見て、練習相手にはなりたくないと思った三人だった。