喧嘩と本音
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マ「お、来たよい」
すでに一番隊は準備万端のようで甲板に整列していた。
ちゃんと整列しているところを見ると流石マルコの隊だなと素直に感心する。
『お待たせしました』
マ「いや、今回はこいつらにさっきのことを説明してたから大丈夫だよい
それと恋歌にも」
『はい』
マ「手加減は恋歌の自由にやってくれよい
一応恋歌の武器はこいつだけってことで」
そう言われマルコにぽいっと投げられたのは一本の木刀。
マ「防御に使うなら何でも使っていいよい
ただし攻撃はそいつだけ
いいかよい?」
『はい』
エ「優しいねぇ」
恋歌にいろいろとハンデをくれと言っているようなマルコにエースが横槍をいれる。
マ「んなことねぇよい
くれぐれも恋歌は怪我すんなよい」
再び念を押してくるマルコに苦笑いしながらも心配してくれているので悪い気はしない。
『大丈夫です
エースとも約束しましたから』
ぶんぶんとはじめて持つ木刀を振りながら、マルコに笑って返す。
マ「うし、なら大丈夫だない
おい、お前ら恋歌にきっちり鍛えてもらえよい!」
「「「はい!」」」
マ「いいか?
お前らが手加減なんかする必要はねぇよい
相手は世界最強の恋歌だ
手加減したら俺に殺されると思えよい」
エ「え、マルコに?」
隅っこにいるように言われたエースの突っ込みは軽く無視され、マルコは隊員に恋歌を囲むように指示した。
マ「いいかよい?」
『いつでもどうぞ』
マルコが一応と思い、確認をとったのだが恋歌は余裕そうな顔をしているだけ。
マ「だそうだよい
いつでも行け」
マルコも投げやりにそう言い捨て、成り行きを見守る。
はじめての恋歌を相手にした戦闘訓練なので、少し見るようだ。
隊員の武器も木刀などに代えようかと言ったのだが、自分の使い慣れた武器の方がやり易いだろうとの恋歌の言葉で武器はそのままになった。
だが、恋歌の武器の木刀は代わらない。
隊員たちの間だけでぴりぴりした空気が流れる。
ひとりひとりが機会をうかがっているのだが、
マ「(これは…逆に行き辛いよい…)」
隙がなければ見つけた瞬間に踏み出そうと思えるが恋歌は違う。
隙が"ありすぎる"のだ。
どこを狙っても当たりそうな感じがする。
故に隊員たちは誰かが動くのを待っている。
『…』
きょろきょろと隊員たちを見渡して、木刀に視線をやる。
そして、何を思ったのかそれを空高く放り投げた。
「くっ、」
空高く上がった木刀を眺めるようにして上を向いた恋歌に一人の隊員が武器を振りかざす。
マルコに言われた通り戸惑いなく振り下ろされた刀はまっすぐ恋歌に下りてくる。
だが、それを鋼鉄化した腕で受けとめ、隊員を振り払う。
すでに一番隊は準備万端のようで甲板に整列していた。
ちゃんと整列しているところを見ると流石マルコの隊だなと素直に感心する。
『お待たせしました』
マ「いや、今回はこいつらにさっきのことを説明してたから大丈夫だよい
それと恋歌にも」
『はい』
マ「手加減は恋歌の自由にやってくれよい
一応恋歌の武器はこいつだけってことで」
そう言われマルコにぽいっと投げられたのは一本の木刀。
マ「防御に使うなら何でも使っていいよい
ただし攻撃はそいつだけ
いいかよい?」
『はい』
エ「優しいねぇ」
恋歌にいろいろとハンデをくれと言っているようなマルコにエースが横槍をいれる。
マ「んなことねぇよい
くれぐれも恋歌は怪我すんなよい」
再び念を押してくるマルコに苦笑いしながらも心配してくれているので悪い気はしない。
『大丈夫です
エースとも約束しましたから』
ぶんぶんとはじめて持つ木刀を振りながら、マルコに笑って返す。
マ「うし、なら大丈夫だない
おい、お前ら恋歌にきっちり鍛えてもらえよい!」
「「「はい!」」」
マ「いいか?
お前らが手加減なんかする必要はねぇよい
相手は世界最強の恋歌だ
手加減したら俺に殺されると思えよい」
エ「え、マルコに?」
隅っこにいるように言われたエースの突っ込みは軽く無視され、マルコは隊員に恋歌を囲むように指示した。
マ「いいかよい?」
『いつでもどうぞ』
マルコが一応と思い、確認をとったのだが恋歌は余裕そうな顔をしているだけ。
マ「だそうだよい
いつでも行け」
マルコも投げやりにそう言い捨て、成り行きを見守る。
はじめての恋歌を相手にした戦闘訓練なので、少し見るようだ。
隊員の武器も木刀などに代えようかと言ったのだが、自分の使い慣れた武器の方がやり易いだろうとの恋歌の言葉で武器はそのままになった。
だが、恋歌の武器の木刀は代わらない。
隊員たちの間だけでぴりぴりした空気が流れる。
ひとりひとりが機会をうかがっているのだが、
マ「(これは…逆に行き辛いよい…)」
隙がなければ見つけた瞬間に踏み出そうと思えるが恋歌は違う。
隙が"ありすぎる"のだ。
どこを狙っても当たりそうな感じがする。
故に隊員たちは誰かが動くのを待っている。
『…』
きょろきょろと隊員たちを見渡して、木刀に視線をやる。
そして、何を思ったのかそれを空高く放り投げた。
「くっ、」
空高く上がった木刀を眺めるようにして上を向いた恋歌に一人の隊員が武器を振りかざす。
マルコに言われた通り戸惑いなく振り下ろされた刀はまっすぐ恋歌に下りてくる。
だが、それを鋼鉄化した腕で受けとめ、隊員を振り払う。