喧嘩と本音
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食堂から恋歌の部屋までの道が地獄への階段に見えるエースは、食堂のときと同じく辿り着くまでにいつもの三倍は時間を要した。
エ「………」
恋歌がいるであろう部屋の前に立ち、ノックをしとようとする手を上げたり下げたりしている。
『エース?』
エ「!?」
そんなことを数分繰り返しているうちに中から声をかけられてしまった。
エ「えっと…うん、俺…」
『………どうしたの?』
今まで避けてきた人の部屋の前にいるのは何故なのかと恋歌は不思議そうな声を出す。
エ「……………その、…ごめん!!」
直角に綺麗に90度腰を折り曲げて扉に向かって頭を下げる。
『え、』
エ「俺が暴走したのが悪かった…
恋歌の気持ちも考えないで、声も聞かないで
あの時、あいつに蹴られなかったらって思ったら…
だから、ごめん…
い、言いたいことはこれだけだ!
いきなり来て悪かったな!」
そそくさと立ち去ろうとするエースだったが、ガチャという扉が開く音に踏み出そうとしていた足を止める。
ゆっくり振り向けば俯いた状態で外に出てきている恋歌がいた。
『私も…ごめんなさい…』
エ「恋歌…」
『自分からあんなこと言っといて…最後は怖くなったからってエースを蹴るなんてどうかしてた…』
エ「いや!それは!
俺が暴走したからで!恋歌は何も悪くない」
『ううん…
私…都合が良すぎた
自分のしてほしいことだけしてもらってエースのことは拒否するなんて…』
エ「ちょっと待て!」
『練習までしてもらっといて
ここまで長い時間待たせておいて
自分の我が儘だけで待ってほしいなんて…「恋歌!」!?』
エースの話を聞かず、淡々と話し出す恋歌をエースは初めて怒鳴った。
それに驚いた恋歌は俯いていた顔を上げる。
エ「最初に恋歌の心の準備が整うまで待つって言ったのは俺だ
"次"っていう約束もしたけど、あの日は恋歌が最初に今日はやめてほしいって言った
なのに…それを俺は…」
あの時のことを思い出したのか、鍔を掴んで目深に被り拳を強く握りしめる。
エ「怖いのは仕方のないことだ
そんなの我が儘でもなんでもねぇ
それをわかってるから俺は待つって言ったんだ
だから恋歌は何も悪くない……!!」
トン、という軽い衝撃がきたと思ったら恋歌が目の前にいてエースの胸に頭を預けていた。
『私のこと…嫌いになったんじゃないの?』
エ「……恋歌こそ…
あんなことされて俺のこと嫌いになったんじゃないのか?」
『まさか…
びっくりはしたけど、いつも言ってるじゃない
エースになら何されてもいいって…
ちょっと今回したことと矛盾してるけど
嫌いになることなんか絶対にない』
その言葉に安心したエースは目の前な恋歌を力強く抱き締めた。
エ「俺もだ
何があろうと俺は恋歌を嫌いになることはない」
『うん…』
恋歌もエースの背中に手を回して、抱き合う二人。
そんな二人を…
「おい!うまくいったぞ!」
「隊長たちに報告だ!」
「もう三人食堂に連絡行った!」
月ではなく、白ひげ海賊団が見守っていた。
エ「………」
恋歌がいるであろう部屋の前に立ち、ノックをしとようとする手を上げたり下げたりしている。
『エース?』
エ「!?」
そんなことを数分繰り返しているうちに中から声をかけられてしまった。
エ「えっと…うん、俺…」
『………どうしたの?』
今まで避けてきた人の部屋の前にいるのは何故なのかと恋歌は不思議そうな声を出す。
エ「……………その、…ごめん!!」
直角に綺麗に90度腰を折り曲げて扉に向かって頭を下げる。
『え、』
エ「俺が暴走したのが悪かった…
恋歌の気持ちも考えないで、声も聞かないで
あの時、あいつに蹴られなかったらって思ったら…
だから、ごめん…
い、言いたいことはこれだけだ!
いきなり来て悪かったな!」
そそくさと立ち去ろうとするエースだったが、ガチャという扉が開く音に踏み出そうとしていた足を止める。
ゆっくり振り向けば俯いた状態で外に出てきている恋歌がいた。
『私も…ごめんなさい…』
エ「恋歌…」
『自分からあんなこと言っといて…最後は怖くなったからってエースを蹴るなんてどうかしてた…』
エ「いや!それは!
俺が暴走したからで!恋歌は何も悪くない」
『ううん…
私…都合が良すぎた
自分のしてほしいことだけしてもらってエースのことは拒否するなんて…』
エ「ちょっと待て!」
『練習までしてもらっといて
ここまで長い時間待たせておいて
自分の我が儘だけで待ってほしいなんて…「恋歌!」!?』
エースの話を聞かず、淡々と話し出す恋歌をエースは初めて怒鳴った。
それに驚いた恋歌は俯いていた顔を上げる。
エ「最初に恋歌の心の準備が整うまで待つって言ったのは俺だ
"次"っていう約束もしたけど、あの日は恋歌が最初に今日はやめてほしいって言った
なのに…それを俺は…」
あの時のことを思い出したのか、鍔を掴んで目深に被り拳を強く握りしめる。
エ「怖いのは仕方のないことだ
そんなの我が儘でもなんでもねぇ
それをわかってるから俺は待つって言ったんだ
だから恋歌は何も悪くない……!!」
トン、という軽い衝撃がきたと思ったら恋歌が目の前にいてエースの胸に頭を預けていた。
『私のこと…嫌いになったんじゃないの?』
エ「……恋歌こそ…
あんなことされて俺のこと嫌いになったんじゃないのか?」
『まさか…
びっくりはしたけど、いつも言ってるじゃない
エースになら何されてもいいって…
ちょっと今回したことと矛盾してるけど
嫌いになることなんか絶対にない』
その言葉に安心したエースは目の前な恋歌を力強く抱き締めた。
エ「俺もだ
何があろうと俺は恋歌を嫌いになることはない」
『うん…』
恋歌もエースの背中に手を回して、抱き合う二人。
そんな二人を…
「おい!うまくいったぞ!」
「隊長たちに報告だ!」
「もう三人食堂に連絡行った!」
月ではなく、白ひげ海賊団が見守っていた。