デート2
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ぶらぶらと目当ての物もなく歩いていると、恋歌がある店の前で立ち止まった。
エ「どした?」
手を繋いでいるエースも必然的に止まることになり、恋歌が見ている物をエースも覗き込む。
『これ綺麗だなって思って…』
エ「確かに…
今まで見たことねぇ石だな」
「お嬢さんお目が高いね
その石に目をつけるとは」
二人で店先に並んでいるそれを見ていると奥から店主と思われる男が出てきた。
「それはブラックスターダイヤって言ってね
この島でしか取れない宝石なんだ」
『へぇー』
置かれている石はダイヤと思われる物の中にさらに黒いきらきらした宝石が散りばめられているように見える。
エ「なんで石のまんまなんだ?」
その石は綺麗なのだが、特にアクセサリーにされるわけでもなく、石のままそこに置かれていた。
「お客さんの好きなようにうちは加工するからね
ネックレスがいいならそれにするし、ブレスレットがいいならそれで作る
そっちの方がよく売れるんでね」
エ「なるほどね」
定まった形をしているものより、自分で形を決められる方が売れやすいという商売の方法なのだろう。
「どうだい?お嬢さんほどの美人なら加工費はただにしてあげてもいいよ?」
エ「因みにこの石はいくらなんだ?」
「そうだな…
まけにまけて…これでどうだ!」
店主が突きつけてきた電卓にはあり得ない数字が表示されていた。
とても今の二人の残金で買える物ではない。
というより0の数がいくつか多い気がする。
エ「親父よぉ…
いくらなんでもこれは…」
「これでもまけた方だよ?
他所はもっと高い
何せここまで純度の高いのは久しぶりに取れたからね」
エ「どうしたらまけれる?
俺らあとこんだけしか持ってないんだよね」
エースが男の電卓を取り上げて所持金の金額を打つと、男はやれやれといった風に困った表情をする。
「お兄さん、こんな値段じゃこれは売れないよ」
エ「そこをなんとか頼むよ」
『エース、いいよ
ちょっと気になっただけだし』
エ「恋歌が光もんに興味持つなんて珍しいからな
手にはいるなら手にいれてやりたいんだ」
値段が値段だし、いいとエースに言うのだがエースも引き下がらない。
エ「俺にできることねぇかな?
そしたらもっと値段まけてくれるとか」
「うーん…お兄さんもしつこいねぇ…
そんな綺麗な彼女のためだっていうのはわかるんだけどこっちも商売だしなぁ…」
エ「そこをなんとか!
無理難題押し付けてくれてもいいから!」
ぱんっと手をあわせて頼み込むエースに男は少し考える素振りをみせる。
「無理難題って言ってもねぇ…
そうだ、そこのお嬢さん」
『はい?』
まさか自分に話がふられるとは思わず、驚いたが男がにっこり笑っているので何なのかと首を傾げる。
「あんた力無さそうだね」
『「は?」』
笑顔でそんなことを言われても何と返していいかわからなかった恋歌はエースと声を揃えて変な声を出してしまった。
エ「どした?」
手を繋いでいるエースも必然的に止まることになり、恋歌が見ている物をエースも覗き込む。
『これ綺麗だなって思って…』
エ「確かに…
今まで見たことねぇ石だな」
「お嬢さんお目が高いね
その石に目をつけるとは」
二人で店先に並んでいるそれを見ていると奥から店主と思われる男が出てきた。
「それはブラックスターダイヤって言ってね
この島でしか取れない宝石なんだ」
『へぇー』
置かれている石はダイヤと思われる物の中にさらに黒いきらきらした宝石が散りばめられているように見える。
エ「なんで石のまんまなんだ?」
その石は綺麗なのだが、特にアクセサリーにされるわけでもなく、石のままそこに置かれていた。
「お客さんの好きなようにうちは加工するからね
ネックレスがいいならそれにするし、ブレスレットがいいならそれで作る
そっちの方がよく売れるんでね」
エ「なるほどね」
定まった形をしているものより、自分で形を決められる方が売れやすいという商売の方法なのだろう。
「どうだい?お嬢さんほどの美人なら加工費はただにしてあげてもいいよ?」
エ「因みにこの石はいくらなんだ?」
「そうだな…
まけにまけて…これでどうだ!」
店主が突きつけてきた電卓にはあり得ない数字が表示されていた。
とても今の二人の残金で買える物ではない。
というより0の数がいくつか多い気がする。
エ「親父よぉ…
いくらなんでもこれは…」
「これでもまけた方だよ?
他所はもっと高い
何せここまで純度の高いのは久しぶりに取れたからね」
エ「どうしたらまけれる?
俺らあとこんだけしか持ってないんだよね」
エースが男の電卓を取り上げて所持金の金額を打つと、男はやれやれといった風に困った表情をする。
「お兄さん、こんな値段じゃこれは売れないよ」
エ「そこをなんとか頼むよ」
『エース、いいよ
ちょっと気になっただけだし』
エ「恋歌が光もんに興味持つなんて珍しいからな
手にはいるなら手にいれてやりたいんだ」
値段が値段だし、いいとエースに言うのだがエースも引き下がらない。
エ「俺にできることねぇかな?
そしたらもっと値段まけてくれるとか」
「うーん…お兄さんもしつこいねぇ…
そんな綺麗な彼女のためだっていうのはわかるんだけどこっちも商売だしなぁ…」
エ「そこをなんとか!
無理難題押し付けてくれてもいいから!」
ぱんっと手をあわせて頼み込むエースに男は少し考える素振りをみせる。
「無理難題って言ってもねぇ…
そうだ、そこのお嬢さん」
『はい?』
まさか自分に話がふられるとは思わず、驚いたが男がにっこり笑っているので何なのかと首を傾げる。
「あんた力無さそうだね」
『「は?」』
笑顔でそんなことを言われても何と返していいかわからなかった恋歌はエースと声を揃えて変な声を出してしまった。