VS夢主
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「ちょっと待てお前ら!
何勝手に話してやがる!
俺は白ひげを呼んで来いと言ったはずだ!」
ローラの威圧感に圧倒されて静かに話を聞いていた男たちだったが、ローラとエースが替わったことにより再び同じ要求をしてくる。
恋歌の首にナイフを少しだけ刺して、血を流させる。
エ「おい…」
「あ?」
エ「それ以上恋歌に何かしてみろ…
いい加減俺も限界だ…」
「ひっ…!」
エースの鋭い眼光に睨まれナイフを持っていた男は恋歌の首からナイフを離した。
「おい!ビビんな!
そいつは人質なんだ
あいつらも迂闊に攻撃なんかできるはずねぇ!」
エ「恋歌聞こえてるか?」
「って!また勝手に喋りだしてるし!」
男の嘆きは聞かなかったことにしてエースは優しい声で恋歌に話しかける。
視線だけをエースに向けた恋歌はローラに言われたことを頭の中で繰り返しながら考えを巡らせる。
エ「俺さぁ恋歌に大事な人がいるって言ったよな?
この指輪の持ち主で今は遠くにいるって」
ペンダントの鎖から指輪を外して、もう一度ペンダントだけをつける。
指輪を掌に乗せて恋歌に見えるようにする。
エ「実はこのペンダントもその人がくれたんだ
随分昔の話だけど俺はちゃんと覚えてる
その人との思い出はひとつたりとも忘れたことはねぇ
この指輪にはまってる石の色見えるか?
この石、最初は俺と同じ色だったんだけど、お互いの"色"を持ち合おうってことでオレンジになった
つまりその人からしたら俺はオレンジがイメージカラーってことだ
俺がその人の色をこの石の桜色だと思ったようにな」
エースのその言葉を聞いた恋歌は今日エースに言われたことを思い出す。
『(確か私の色も…桜色だって…)』
エ「それから…これに何か感じないか?」
これ、と言ってエースがポケットから出したのはフランキーから返してもらった恋歌の髪飾りだった。
それを見た恋歌は目を大きく見開く。
『(あれは…私の…!
あれ?何であれが私のだって…)』
エ「レイラから聞いたよ
記憶なくしてからいっぱい違和感感じてんだってな
それ俺がわかる分、全部教えてやるよ
まず、左手の薬指と髪への違和感だがそれは俺が持ってるこの2つは両方とも恋歌の物でいつも身につけていたからだ
一人で寝ることに違和感があったのは、俺といつも一緒に寝ていたから
部屋も俺と一緒なんだ、だから今の恋歌の部屋は前から住んでた部屋じゃない」
『え…?』
エースに言われたことが衝撃的だったのだが、なぜか頭の中でずっともやもやしていたものが次第に晴れていく。
エ「俺、恋歌に言ったよな?
一生かけて愛するのはそいつだけだって
そいつは恋歌…お前なんだ
俺が生涯をかけて愛するのは恋歌ただ一人だけだ」
優しい笑顔で言われ恋歌の目から涙が溢れてくる。
『あれっ、なんで…私泣いて…』
エ「フーシャ村で初めて恋歌に好きだって言ったときも同じようなこと言った
恋歌以外を好きになることはないっていうのを生涯かけて証明してやるってな
これでも俺と恋歌は出会ってから二十年以上経ってんだ
だから恋歌の性格はわかってるつもりだ
可愛くて、美人で、恥ずかしがりやで、優しくて…怒らすと怖い世界で一番最高の女だってな
ほんとはさ、自然に思い出してくれるまで待つかもう一度俺に惚れてもらおうと思った
俺は恋歌以外の女は好きにはならねぇから
でもやっぱり俺はここで恋歌と恋人として過ごしたい
この船で一緒に住もうって言ったとき喜んでくれたよな?
だからよ、思い出してくれ
俺は恋歌を世界で一番愛してるから
それだけは恋歌の記憶がなくなっても変わることはねぇ」
最後の言葉と恋歌が好きなエースの太陽のような満面の笑みで笑いかけられた瞬間、恋歌の頭の中で何かが壊れる音がした。
何勝手に話してやがる!
俺は白ひげを呼んで来いと言ったはずだ!」
ローラの威圧感に圧倒されて静かに話を聞いていた男たちだったが、ローラとエースが替わったことにより再び同じ要求をしてくる。
恋歌の首にナイフを少しだけ刺して、血を流させる。
エ「おい…」
「あ?」
エ「それ以上恋歌に何かしてみろ…
いい加減俺も限界だ…」
「ひっ…!」
エースの鋭い眼光に睨まれナイフを持っていた男は恋歌の首からナイフを離した。
「おい!ビビんな!
そいつは人質なんだ
あいつらも迂闊に攻撃なんかできるはずねぇ!」
エ「恋歌聞こえてるか?」
「って!また勝手に喋りだしてるし!」
男の嘆きは聞かなかったことにしてエースは優しい声で恋歌に話しかける。
視線だけをエースに向けた恋歌はローラに言われたことを頭の中で繰り返しながら考えを巡らせる。
エ「俺さぁ恋歌に大事な人がいるって言ったよな?
この指輪の持ち主で今は遠くにいるって」
ペンダントの鎖から指輪を外して、もう一度ペンダントだけをつける。
指輪を掌に乗せて恋歌に見えるようにする。
エ「実はこのペンダントもその人がくれたんだ
随分昔の話だけど俺はちゃんと覚えてる
その人との思い出はひとつたりとも忘れたことはねぇ
この指輪にはまってる石の色見えるか?
この石、最初は俺と同じ色だったんだけど、お互いの"色"を持ち合おうってことでオレンジになった
つまりその人からしたら俺はオレンジがイメージカラーってことだ
俺がその人の色をこの石の桜色だと思ったようにな」
エースのその言葉を聞いた恋歌は今日エースに言われたことを思い出す。
『(確か私の色も…桜色だって…)』
エ「それから…これに何か感じないか?」
これ、と言ってエースがポケットから出したのはフランキーから返してもらった恋歌の髪飾りだった。
それを見た恋歌は目を大きく見開く。
『(あれは…私の…!
あれ?何であれが私のだって…)』
エ「レイラから聞いたよ
記憶なくしてからいっぱい違和感感じてんだってな
それ俺がわかる分、全部教えてやるよ
まず、左手の薬指と髪への違和感だがそれは俺が持ってるこの2つは両方とも恋歌の物でいつも身につけていたからだ
一人で寝ることに違和感があったのは、俺といつも一緒に寝ていたから
部屋も俺と一緒なんだ、だから今の恋歌の部屋は前から住んでた部屋じゃない」
『え…?』
エースに言われたことが衝撃的だったのだが、なぜか頭の中でずっともやもやしていたものが次第に晴れていく。
エ「俺、恋歌に言ったよな?
一生かけて愛するのはそいつだけだって
そいつは恋歌…お前なんだ
俺が生涯をかけて愛するのは恋歌ただ一人だけだ」
優しい笑顔で言われ恋歌の目から涙が溢れてくる。
『あれっ、なんで…私泣いて…』
エ「フーシャ村で初めて恋歌に好きだって言ったときも同じようなこと言った
恋歌以外を好きになることはないっていうのを生涯かけて証明してやるってな
これでも俺と恋歌は出会ってから二十年以上経ってんだ
だから恋歌の性格はわかってるつもりだ
可愛くて、美人で、恥ずかしがりやで、優しくて…怒らすと怖い世界で一番最高の女だってな
ほんとはさ、自然に思い出してくれるまで待つかもう一度俺に惚れてもらおうと思った
俺は恋歌以外の女は好きにはならねぇから
でもやっぱり俺はここで恋歌と恋人として過ごしたい
この船で一緒に住もうって言ったとき喜んでくれたよな?
だからよ、思い出してくれ
俺は恋歌を世界で一番愛してるから
それだけは恋歌の記憶がなくなっても変わることはねぇ」
最後の言葉と恋歌が好きなエースの太陽のような満面の笑みで笑いかけられた瞬間、恋歌の頭の中で何かが壊れる音がした。