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書類を持って甲板に行くとエースがひとりで海を見ていた。
エ「お、恋歌どうした?」
重そうに持っている書類をひょい、と全部持ってくれる。
『マルコさんがね、エースとこの書類やってくれって』
エ「げ、俺にやらすのかよ…」
嫌そうな顔をするエースだが、しょうがないとため息をつき部屋に行こうと促す。
エ「そういや何で俺があそこにいるってわかったんだ?」
誰にもあそこにいるとは言っていないし、ただぼーっ、と海を見ていただけ。
『そういえばなんでだろ…
なんかエースを探さないとって思ったらあそこにいるような気がしたの』
エ「…そっか」
恋歌に見えないようにエースの口元が上がる。
エースの部屋でやるということで恋歌はエースの部屋にいれてもらう。
エ「やるか」
どさっ、と書類を机に置いて椅子に座る。
恋歌は何故かもうひとつある椅子に腰かける。
『私は何したらいいの?』
エ「そうだな…
俺、いっつもマルコに誤字脱字が多いって言われるからやったやつ間違いがねぇか見てくれるか?」
『うん』
机はひとつしかないようで小さな机を引っ張り出して二人で向かいあうように座る。
はじめはがりがりとエースがペンを動かす音だけが聞こえていた。
エ「ほいよ」
ぺらっと渡された一枚を受け取って書いてある文字を見た。
『英語?』
エ「え?間違ってたか?」
『あ、ううん
間違ってないよ』
不思議そうな顔をするエースに何でもないと手を振ってもう一度書類に目を通す。
『(全部英語…
しかも何でかすらすら読める…)』
自分が異世界の人間で元は日本語を使っていたということも忘れたため、普段使っていた言葉とは違うことを疑問に感じた。
暫く二人とも何も話さずに黙々と作業を続けていたが恋歌がエースの胸元のペンダントを見て話しかける。
『ねぇエース』
エ「んー?」
『そのペンダントの指輪って…』
その恋歌の言葉にエースのペンが止まる。
エ「これか?」
ペンダントを手にとって指輪に触れる。
エ「俺の彼女の話したよな?」
『うん』
エ「そいつからの預かりもんなんだ
いつか返したいんだけどいつになることか」
『じゃあ彼女は遠くに行ってるのね…』
エ「まぁ遠くっちゃ遠くだな」
『でもエースは待ってるんでしょう?』
エ「ああ…
絶対にあいつは戻ってくる
俺はそれを信じてる
ここの船に乗ってるやつはみんなそうさ」
『羨ましいね』
エ「羨ましい?」
『エースにそれだけ想われて、ここのみんなにそれだけ想われて、その人が羨ましいよ』
エースがその人のことを語るときの目の優しさ、その人への想い、愛しさ、全てが伝わってくる。
『ほんとに好きなんだね』
エ「もちろん
一生かけて愛するのはあいつだけって決めてんだ」
『へぇー』
頬杖をついてエースの顔を見つめる。
エ「な、なんだよ///」
『なんでもない』
顔を赤くしたエースに微笑む。
エ「さっさと仕事しろ///」
『はーい』
エースに想われているまだ見ぬ女性のことを考えると胸が痛んだのはエースには秘密にしておいた。
エ「お、恋歌どうした?」
重そうに持っている書類をひょい、と全部持ってくれる。
『マルコさんがね、エースとこの書類やってくれって』
エ「げ、俺にやらすのかよ…」
嫌そうな顔をするエースだが、しょうがないとため息をつき部屋に行こうと促す。
エ「そういや何で俺があそこにいるってわかったんだ?」
誰にもあそこにいるとは言っていないし、ただぼーっ、と海を見ていただけ。
『そういえばなんでだろ…
なんかエースを探さないとって思ったらあそこにいるような気がしたの』
エ「…そっか」
恋歌に見えないようにエースの口元が上がる。
エースの部屋でやるということで恋歌はエースの部屋にいれてもらう。
エ「やるか」
どさっ、と書類を机に置いて椅子に座る。
恋歌は何故かもうひとつある椅子に腰かける。
『私は何したらいいの?』
エ「そうだな…
俺、いっつもマルコに誤字脱字が多いって言われるからやったやつ間違いがねぇか見てくれるか?」
『うん』
机はひとつしかないようで小さな机を引っ張り出して二人で向かいあうように座る。
はじめはがりがりとエースがペンを動かす音だけが聞こえていた。
エ「ほいよ」
ぺらっと渡された一枚を受け取って書いてある文字を見た。
『英語?』
エ「え?間違ってたか?」
『あ、ううん
間違ってないよ』
不思議そうな顔をするエースに何でもないと手を振ってもう一度書類に目を通す。
『(全部英語…
しかも何でかすらすら読める…)』
自分が異世界の人間で元は日本語を使っていたということも忘れたため、普段使っていた言葉とは違うことを疑問に感じた。
暫く二人とも何も話さずに黙々と作業を続けていたが恋歌がエースの胸元のペンダントを見て話しかける。
『ねぇエース』
エ「んー?」
『そのペンダントの指輪って…』
その恋歌の言葉にエースのペンが止まる。
エ「これか?」
ペンダントを手にとって指輪に触れる。
エ「俺の彼女の話したよな?」
『うん』
エ「そいつからの預かりもんなんだ
いつか返したいんだけどいつになることか」
『じゃあ彼女は遠くに行ってるのね…』
エ「まぁ遠くっちゃ遠くだな」
『でもエースは待ってるんでしょう?』
エ「ああ…
絶対にあいつは戻ってくる
俺はそれを信じてる
ここの船に乗ってるやつはみんなそうさ」
『羨ましいね』
エ「羨ましい?」
『エースにそれだけ想われて、ここのみんなにそれだけ想われて、その人が羨ましいよ』
エースがその人のことを語るときの目の優しさ、その人への想い、愛しさ、全てが伝わってくる。
『ほんとに好きなんだね』
エ「もちろん
一生かけて愛するのはあいつだけって決めてんだ」
『へぇー』
頬杖をついてエースの顔を見つめる。
エ「な、なんだよ///」
『なんでもない』
顔を赤くしたエースに微笑む。
エ「さっさと仕事しろ///」
『はーい』
エースに想われているまだ見ぬ女性のことを考えると胸が痛んだのはエースには秘密にしておいた。