捕らわれた姫と信頼
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じろじろと恋歌を観察するように上から下まで見た男は黒ひげに振り返る。
「人は見かけによらねぇって言うけどまさかここまでひょろい嬢ちゃんが来るとは思ってなかった」
黒「ゼハハハハ!
俺も最初は偽者かと思ったが特徴も同じ、桜姫の変装も同じだった
まぁ間違いならまた同じことを繰り返せばいい」
「それもそうだな
俺は実験台さえ提供してくれればそれでいいから」
白衣の男は懐に手を入れると反対の手で恋歌の腕を掴んだ。
『!?』
「おっと、抵抗すんなよ
お前が抵抗すれば人質がどうなるか…わかるよな?」
『くっ…』
腕を握られただけで鳥肌が立ちそうなぐらい気持ちが悪かったが、そう言われてしまっては振り払うことができなくなってしまった。
「ちょっとちくっとするだけだ」
『なにそれ…』
男が懐から出したのは一本の注射器。
中には透明な液体が入っている。
「これかい?
これはね…」
『いたっ…』
乱暴に刺された注射器から体内に不気味な液体が流れ込んでくる。
全ての液体が入ったのを確認すると注射器が抜かれた。
その直後に訪れる立っていられないほど強烈な目眩が恋歌を襲った。
『なに…?』
簡単な薬などは効かないはずの体なのに注射器一本で膝をついてしまった。
「へぇ…これをこんだけの量射たれてまだ意識があるとはね
さすが桜姫…」
膝さえもついていられなくなった恋歌は地面に倒れこむ。
「ああ、そうそう
この薬がなんなのかだったな」
倒れこんだ恋歌の側にしゃがみこんでにやりと笑う。
「俺オリジナルの精神崩壊剤、プラス記憶消去つき」
ご機嫌な様子でそう言う男の笑顔を記憶の最後に恋歌の意識は途絶えた。
「なかなかしぶとかったな」
完璧に意識を落とした恋歌を仰向けにする。
黒「そいつが本物だって信じたか?」
「ま、信じざるをえないな
この薬、普通の人間なら一滴で効果が現れる
こんな大量に体内に入れられたら精神崩壊や記憶消去の前に死ぬからな
さすが桜姫といったところか」
顔色が悪くなり、真っ白になってしまった恋歌は脂汗をかき苦しそうだ。
「これでお前の望み通りになったわけだ」
黒「何も俺だけの望みが叶ったわけじゃねぇだろ」
「そうだな
これの実験結果が楽しみだ」
黒「ゼハハハハ!
これで俺の海賊王への道が確実なものとなった!」
「しかしよぉ船長
こんな小娘が役に立つのか?」
黒「ばか言ってんじゃねぇ
そいつほど頼りになる戦力はいねぇよ」
「確かあいつの話だと今はただの人形同然らしいな」
黒「そうだ
目覚めたとき、どうなっているか楽しみだ
ゼハハハハ!」
「人は見かけによらねぇって言うけどまさかここまでひょろい嬢ちゃんが来るとは思ってなかった」
黒「ゼハハハハ!
俺も最初は偽者かと思ったが特徴も同じ、桜姫の変装も同じだった
まぁ間違いならまた同じことを繰り返せばいい」
「それもそうだな
俺は実験台さえ提供してくれればそれでいいから」
白衣の男は懐に手を入れると反対の手で恋歌の腕を掴んだ。
『!?』
「おっと、抵抗すんなよ
お前が抵抗すれば人質がどうなるか…わかるよな?」
『くっ…』
腕を握られただけで鳥肌が立ちそうなぐらい気持ちが悪かったが、そう言われてしまっては振り払うことができなくなってしまった。
「ちょっとちくっとするだけだ」
『なにそれ…』
男が懐から出したのは一本の注射器。
中には透明な液体が入っている。
「これかい?
これはね…」
『いたっ…』
乱暴に刺された注射器から体内に不気味な液体が流れ込んでくる。
全ての液体が入ったのを確認すると注射器が抜かれた。
その直後に訪れる立っていられないほど強烈な目眩が恋歌を襲った。
『なに…?』
簡単な薬などは効かないはずの体なのに注射器一本で膝をついてしまった。
「へぇ…これをこんだけの量射たれてまだ意識があるとはね
さすが桜姫…」
膝さえもついていられなくなった恋歌は地面に倒れこむ。
「ああ、そうそう
この薬がなんなのかだったな」
倒れこんだ恋歌の側にしゃがみこんでにやりと笑う。
「俺オリジナルの精神崩壊剤、プラス記憶消去つき」
ご機嫌な様子でそう言う男の笑顔を記憶の最後に恋歌の意識は途絶えた。
「なかなかしぶとかったな」
完璧に意識を落とした恋歌を仰向けにする。
黒「そいつが本物だって信じたか?」
「ま、信じざるをえないな
この薬、普通の人間なら一滴で効果が現れる
こんな大量に体内に入れられたら精神崩壊や記憶消去の前に死ぬからな
さすが桜姫といったところか」
顔色が悪くなり、真っ白になってしまった恋歌は脂汗をかき苦しそうだ。
「これでお前の望み通りになったわけだ」
黒「何も俺だけの望みが叶ったわけじゃねぇだろ」
「そうだな
これの実験結果が楽しみだ」
黒「ゼハハハハ!
これで俺の海賊王への道が確実なものとなった!」
「しかしよぉ船長
こんな小娘が役に立つのか?」
黒「ばか言ってんじゃねぇ
そいつほど頼りになる戦力はいねぇよ」
「確かあいつの話だと今はただの人形同然らしいな」
黒「そうだ
目覚めたとき、どうなっているか楽しみだ
ゼハハハハ!」