捕らわれた姫と信頼
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『わかった…』
「「「恋歌!?」」」
頷いた恋歌を白ひげ海賊団は驚いた表情で見る。
白「危険だとわかっていてもか…」
いくら最強と言われる桜姫でも、あの黒ひげが何の策もなくこんなことをするとは思えない。
『私が行かないとまた何人もの人が死んでしまうから…』
エ「だけど…」
行かなければいけないと思う恋歌の気持ちもわかるが、一人では行ってほしくない白ひげ海賊団はどうすれば引き止められるのかと頭を捻る。
『みんなが私を心配してくれてるのわかってるから
だから…ひとつだけ…
もし、…――――――――――――』
その恋歌の言葉を聞いた白ひげ海賊団は恋歌を送り出すことを決めた。
エースにひとつある“モノ”を預けて恋歌は一人黒ひげが待つ島へ飛んで行った。
モビーから飛んで数分のところにある指定された島に着地した恋歌。
島の住人に聞いて黒ひげがどこにいるのかを尋ねる。
「あんたも…金髪…」
「だが見かけん顔だな…」
『囚われた女性を助けに来ました
元は私のせいですから…』
「まさか…あんたがあいつらの探してる…」
ざわざわとし出した住人たちは恋歌が全て拐われたはずの金髪の女だということに気付き距離をとる。
「あんたのせいなのか…?」
ほとんどの人が距離をとるなか、一人の男がフラフラと恋歌に近寄ってきた。
「あの海賊たちはあんたを探して…」
『…狙いは…私だと思います』
「拐われた女たちの中にはな…!」
崩れるように地面に膝をついた男は睨み付けるように恋歌を見る。
「俺の嫁さんもいたんだよ…!!
お腹には俺たちの子どもだっているんだ!
それを!それを…」
泣き崩れた男を他の住人が背中を擦って慰めてやる。
『ごめんなさい…』
「謝って済むか!」
『わかっています…
だから連れ去られた場所を教えてください』
「あんたに教えたところで何ができるってんだ
噂では金髪の女は探している女と違うとすぐに殺すと聞いた
あんたが早くあいつらに見つかっていれば…!こんなことには…」
男はもうすでに女が死んでいると思っているのだろう。
『いえ、今回はまだ女性たちは殺されていないと思います
この島の拐われた女性は私を誘き寄せるための人質
殺してしまえば私が来なくなる
ですから…まだ…』
「一体あんた何なんだよ!
人の幸せぶち壊しといて!海賊なんか連れてきて!」
怒鳴ってくる男の気持ちもわかるが、場所を教えてもらえないことには助けられる命も助けにいけない。
『わかってます!
私だって助けに行きたいんです!
でも場所を教えてもらわないと助けられる命も助けられないんです!』
恋歌もそろそろイライラしてきたのか滅多に出さない大声を出してしまった。
それに驚いたのか男がぽかんと口を開けたまま固まってしまった。
『私のせいであなたたちの幸せを壊してしまったのならいくらでも謝ります
でも時間が経ってしまえば取り戻せる幸せも取り戻せなくなります』
「あいつらは何のためにあんたを…?」
少し冷静さを取り戻した男。
『…あの人たちが探しているのは桜姫
その桜姫の特徴が腰まである金髪なんです
そして本物の桜姫が私なんです』
「あんたが!?」
さっきとは別の意味でざわざわし始める住人たち。
『だから教えてください
私を信じろとまでは言いません
でも少しでも可能性があるのならそれにかけてもらえませんか?』
男は一瞬迷った後、後ろにあるひとつの山を指差した。
「あそこの山に大きな洞窟がある
あいつらはそこに行くって…」
『ありがとうございます!』
それを聞いた恋歌は一瞬で桜姫になると住人たちの前から姿を消した。
「本物…あんな子が…」
「「「恋歌!?」」」
頷いた恋歌を白ひげ海賊団は驚いた表情で見る。
白「危険だとわかっていてもか…」
いくら最強と言われる桜姫でも、あの黒ひげが何の策もなくこんなことをするとは思えない。
『私が行かないとまた何人もの人が死んでしまうから…』
エ「だけど…」
行かなければいけないと思う恋歌の気持ちもわかるが、一人では行ってほしくない白ひげ海賊団はどうすれば引き止められるのかと頭を捻る。
『みんなが私を心配してくれてるのわかってるから
だから…ひとつだけ…
もし、…――――――――――――』
その恋歌の言葉を聞いた白ひげ海賊団は恋歌を送り出すことを決めた。
エースにひとつある“モノ”を預けて恋歌は一人黒ひげが待つ島へ飛んで行った。
モビーから飛んで数分のところにある指定された島に着地した恋歌。
島の住人に聞いて黒ひげがどこにいるのかを尋ねる。
「あんたも…金髪…」
「だが見かけん顔だな…」
『囚われた女性を助けに来ました
元は私のせいですから…』
「まさか…あんたがあいつらの探してる…」
ざわざわとし出した住人たちは恋歌が全て拐われたはずの金髪の女だということに気付き距離をとる。
「あんたのせいなのか…?」
ほとんどの人が距離をとるなか、一人の男がフラフラと恋歌に近寄ってきた。
「あの海賊たちはあんたを探して…」
『…狙いは…私だと思います』
「拐われた女たちの中にはな…!」
崩れるように地面に膝をついた男は睨み付けるように恋歌を見る。
「俺の嫁さんもいたんだよ…!!
お腹には俺たちの子どもだっているんだ!
それを!それを…」
泣き崩れた男を他の住人が背中を擦って慰めてやる。
『ごめんなさい…』
「謝って済むか!」
『わかっています…
だから連れ去られた場所を教えてください』
「あんたに教えたところで何ができるってんだ
噂では金髪の女は探している女と違うとすぐに殺すと聞いた
あんたが早くあいつらに見つかっていれば…!こんなことには…」
男はもうすでに女が死んでいると思っているのだろう。
『いえ、今回はまだ女性たちは殺されていないと思います
この島の拐われた女性は私を誘き寄せるための人質
殺してしまえば私が来なくなる
ですから…まだ…』
「一体あんた何なんだよ!
人の幸せぶち壊しといて!海賊なんか連れてきて!」
怒鳴ってくる男の気持ちもわかるが、場所を教えてもらえないことには助けられる命も助けにいけない。
『わかってます!
私だって助けに行きたいんです!
でも場所を教えてもらわないと助けられる命も助けられないんです!』
恋歌もそろそろイライラしてきたのか滅多に出さない大声を出してしまった。
それに驚いたのか男がぽかんと口を開けたまま固まってしまった。
『私のせいであなたたちの幸せを壊してしまったのならいくらでも謝ります
でも時間が経ってしまえば取り戻せる幸せも取り戻せなくなります』
「あいつらは何のためにあんたを…?」
少し冷静さを取り戻した男。
『…あの人たちが探しているのは桜姫
その桜姫の特徴が腰まである金髪なんです
そして本物の桜姫が私なんです』
「あんたが!?」
さっきとは別の意味でざわざわし始める住人たち。
『だから教えてください
私を信じろとまでは言いません
でも少しでも可能性があるのならそれにかけてもらえませんか?』
男は一瞬迷った後、後ろにあるひとつの山を指差した。
「あそこの山に大きな洞窟がある
あいつらはそこに行くって…」
『ありがとうございます!』
それを聞いた恋歌は一瞬で桜姫になると住人たちの前から姿を消した。
「本物…あんな子が…」