新たな戦いの幕開け
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恋歌はモビーに帰ってきたが桜姫の姿をしていることにクルーたちは驚く。
エ「恋歌?」
遠くからそれを見ていたエースは首を傾げて後を追う。
いつもは自分のペンダントの気配を探して近くに降りてきてくれるはずなのに…。
なぜか話しかけにくい雰囲気をまとっていたため誰も恋歌に話しかけられずにいた。
恋歌が入ったのはあまり使われていない倉庫だった。
心配したクルーたちが後をぞろぞろと着いていったのだが誰も話しかけることなく恋歌が倉庫に入ってしまったのだ。
「おいどうするよ」
「恋歌ちゃんがあんな怖い感じなのはじめて見たしなぁ…」
「親父に言いに行くか?」
鍵はかかっていないもののどうしたらいいかわからないクルーたちはこそこそと相談しはじめる。
エ「いい、俺が行く」
「エース隊長!」
エ「お前らどっか行ってろ」
クルーたちを押し退けて軽く倉庫の扉を開けて入っていったエースの背中を呆然と見つめていたが、そこにいた全員が扉に引っ付いて聞き耳をたてはじめた。
倉庫の中は薄暗かったが自身の炎の能力で恋歌を見つけた。
隅っこの方で膝を抱えて顔を伏せている。
桜姫の変装も解いていないようだ。
エ「恋歌」
エースの声にぴくりと反応をしたが顔をあげることはなかった。
エースは恋歌の横に座って胡座をかく。
エ「どうした?
ルフィんとこで何かあったのか?」
なるべく優しい声で話しかける。
『……』
エ「まぁ無理に言えとまでは言わねぇよ
でもな、俺はさ恋歌にそうやって色々一人で抱え込んでほしくねぇ
いつだって俺が側にいるからさ」
エースは恋歌の頭を優しく撫でてやる。
『エース…』
やっと顔をあげた恋歌だがまだ仮面をつけているためエースに表情が見えない。
エ「やっぱりさ俺は恋歌の顔ちゃんと見たい」
恋歌の見えている頬に手を添えてにっ、と笑う。
その一瞬あとに全てを解いた恋歌は潤んだ目でエースを見つめる。
『…ごめん』
エ「やっぱ泣いてたか」
少し赤くなった目尻を親指ですっ、と軽く撫でる。
それを受け入れて恋歌は静かに目を閉じた。
エースはそんな恋歌を自分の方に引き寄せて抱き締める。
エ「泣きたいなら泣けよ
ここには誰もいねぇし、俺にまで我慢しなくていいんだ」
『…うん』
エースの背中に手を回して泣きはじめた恋歌の頭を優しく撫でながら泣き止むまでずっとそうしていた。
エ「恋歌?」
遠くからそれを見ていたエースは首を傾げて後を追う。
いつもは自分のペンダントの気配を探して近くに降りてきてくれるはずなのに…。
なぜか話しかけにくい雰囲気をまとっていたため誰も恋歌に話しかけられずにいた。
恋歌が入ったのはあまり使われていない倉庫だった。
心配したクルーたちが後をぞろぞろと着いていったのだが誰も話しかけることなく恋歌が倉庫に入ってしまったのだ。
「おいどうするよ」
「恋歌ちゃんがあんな怖い感じなのはじめて見たしなぁ…」
「親父に言いに行くか?」
鍵はかかっていないもののどうしたらいいかわからないクルーたちはこそこそと相談しはじめる。
エ「いい、俺が行く」
「エース隊長!」
エ「お前らどっか行ってろ」
クルーたちを押し退けて軽く倉庫の扉を開けて入っていったエースの背中を呆然と見つめていたが、そこにいた全員が扉に引っ付いて聞き耳をたてはじめた。
倉庫の中は薄暗かったが自身の炎の能力で恋歌を見つけた。
隅っこの方で膝を抱えて顔を伏せている。
桜姫の変装も解いていないようだ。
エ「恋歌」
エースの声にぴくりと反応をしたが顔をあげることはなかった。
エースは恋歌の横に座って胡座をかく。
エ「どうした?
ルフィんとこで何かあったのか?」
なるべく優しい声で話しかける。
『……』
エ「まぁ無理に言えとまでは言わねぇよ
でもな、俺はさ恋歌にそうやって色々一人で抱え込んでほしくねぇ
いつだって俺が側にいるからさ」
エースは恋歌の頭を優しく撫でてやる。
『エース…』
やっと顔をあげた恋歌だがまだ仮面をつけているためエースに表情が見えない。
エ「やっぱりさ俺は恋歌の顔ちゃんと見たい」
恋歌の見えている頬に手を添えてにっ、と笑う。
その一瞬あとに全てを解いた恋歌は潤んだ目でエースを見つめる。
『…ごめん』
エ「やっぱ泣いてたか」
少し赤くなった目尻を親指ですっ、と軽く撫でる。
それを受け入れて恋歌は静かに目を閉じた。
エースはそんな恋歌を自分の方に引き寄せて抱き締める。
エ「泣きたいなら泣けよ
ここには誰もいねぇし、俺にまで我慢しなくていいんだ」
『…うん』
エースの背中に手を回して泣きはじめた恋歌の頭を優しく撫でながら泣き止むまでずっとそうしていた。