新たな戦いの幕開け
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『え?』
ジンベエの言った言葉が信じられなかった恋歌はサンジに出してもらった紅茶のコップを落とす。
しかし、それに麦わらの一味も気づいていないようでジンベエを凝視している。
ジ「これまでに何人か犠牲が出とる
島に上陸した黒髭は島を荒らさないかわりに金髪の女を一人残らず出せと言うそうじゃ
抵抗すれば島ごと潰される
いくつかの島の住人が抵抗したそうじゃが…皆殺しだったと…」
悲しそうに目を伏せるジンベエに沈黙が流れる。
みんな恋歌が今何を考えているのかわからないのだ。
顔を伏せてしまい表情は見えない。
だが傷ついていないはずはないのだ。
自分のせいで何人もの人が死んでしまった。
そんな中沈黙を破ったのはルフィの船に拳を叩きつける音だった。
ル「なんで…そいつは母ちゃん探してんだ?」
ジ「目的はわからん
だが確実に狙いは桜姫じゃ
本物が見つかるまでこれは終わらんじゃろうな」
ル「そんなの…!」
誰もがルフィの言いたいことが痛いほどに伝わってきた。
やっと愛する人と一緒に幸せな生活を過ごせると思っていたのに、過ごしてほしいと願っていたのに、また…。
ル「母ちゃん?」
今まで黙っていた恋歌がいきなり立ち上がった。
『ごめん…
今日は…帰るね』
すぐに背中を向けてしまったためまだ恋歌の表情は見えない。
でも…。
ナ「恋歌…」
声が震えていて泣いているというのがわかってしまう。
一瞬で桜姫の姿になった恋歌は仮面を顔につけて振り返る。
『また来るね
フランキーにちゃんと取りに来るからって伝えておいて』
ル「…母ちゃん」
仮面をしたのは涙を見せないためだとわかっているが、弱さを見せてくれないことに心が痛む。
『それじゃあ…ね…』
ル「あ、」
咄嗟に手を伸ばしたルフィだったが、恋歌に触れることは出来なかった。
恋歌が去った後も暫く沈黙が続くサニー号。
ル「なぁみんな…」
恋歌をつかめなかった手を見つめるルフィが後ろにいる仲間に声をかける。
だが、ルフィの言いたいことがわかっているとでも言うようにふっ、と笑った。
ゾ「お前の好きにしろよ
お前はここの船長なんだからな」
ナ「恋歌大好きなあんたのことだもの
だいたいの予想はつくけどね」
サ「俺は恋歌さんのためなら何でもするぜ」
ウ「おおお俺もだ!」
チ「でも恋歌泣いてたよな…」
ブ「ヨホホ、それなら心配ないでしょう」
ロ「ふふっ、そうね恋歌の涙を止められる人なら恋歌の帰った先にいるから大丈夫よ」
ジ「ほぉ…そのような者がおるのか?」
不思議そうな顔をするジンベエにルフィが振り返ってにっ、と笑う。
ル「エースだ!」
ジ「は?」
ナ「恋歌とエースは恋人同士なのよ」
ジ「いや、しかし家族ではなかったか?」
ウ「そこは気にすんな」
ル「よっしゃ!」
脱線し始めた話を戻すようにルフィが声をあげる。
ル「母ちゃんの幸せ崩さねぇためにもやれることはするぞ!」
ジンベエの言った言葉が信じられなかった恋歌はサンジに出してもらった紅茶のコップを落とす。
しかし、それに麦わらの一味も気づいていないようでジンベエを凝視している。
ジ「これまでに何人か犠牲が出とる
島に上陸した黒髭は島を荒らさないかわりに金髪の女を一人残らず出せと言うそうじゃ
抵抗すれば島ごと潰される
いくつかの島の住人が抵抗したそうじゃが…皆殺しだったと…」
悲しそうに目を伏せるジンベエに沈黙が流れる。
みんな恋歌が今何を考えているのかわからないのだ。
顔を伏せてしまい表情は見えない。
だが傷ついていないはずはないのだ。
自分のせいで何人もの人が死んでしまった。
そんな中沈黙を破ったのはルフィの船に拳を叩きつける音だった。
ル「なんで…そいつは母ちゃん探してんだ?」
ジ「目的はわからん
だが確実に狙いは桜姫じゃ
本物が見つかるまでこれは終わらんじゃろうな」
ル「そんなの…!」
誰もがルフィの言いたいことが痛いほどに伝わってきた。
やっと愛する人と一緒に幸せな生活を過ごせると思っていたのに、過ごしてほしいと願っていたのに、また…。
ル「母ちゃん?」
今まで黙っていた恋歌がいきなり立ち上がった。
『ごめん…
今日は…帰るね』
すぐに背中を向けてしまったためまだ恋歌の表情は見えない。
でも…。
ナ「恋歌…」
声が震えていて泣いているというのがわかってしまう。
一瞬で桜姫の姿になった恋歌は仮面を顔につけて振り返る。
『また来るね
フランキーにちゃんと取りに来るからって伝えておいて』
ル「…母ちゃん」
仮面をしたのは涙を見せないためだとわかっているが、弱さを見せてくれないことに心が痛む。
『それじゃあ…ね…』
ル「あ、」
咄嗟に手を伸ばしたルフィだったが、恋歌に触れることは出来なかった。
恋歌が去った後も暫く沈黙が続くサニー号。
ル「なぁみんな…」
恋歌をつかめなかった手を見つめるルフィが後ろにいる仲間に声をかける。
だが、ルフィの言いたいことがわかっているとでも言うようにふっ、と笑った。
ゾ「お前の好きにしろよ
お前はここの船長なんだからな」
ナ「恋歌大好きなあんたのことだもの
だいたいの予想はつくけどね」
サ「俺は恋歌さんのためなら何でもするぜ」
ウ「おおお俺もだ!」
チ「でも恋歌泣いてたよな…」
ブ「ヨホホ、それなら心配ないでしょう」
ロ「ふふっ、そうね恋歌の涙を止められる人なら恋歌の帰った先にいるから大丈夫よ」
ジ「ほぉ…そのような者がおるのか?」
不思議そうな顔をするジンベエにルフィが振り返ってにっ、と笑う。
ル「エースだ!」
ジ「は?」
ナ「恋歌とエースは恋人同士なのよ」
ジ「いや、しかし家族ではなかったか?」
ウ「そこは気にすんな」
ル「よっしゃ!」
脱線し始めた話を戻すようにルフィが声をあげる。
ル「母ちゃんの幸せ崩さねぇためにもやれることはするぞ!」