アルバイトと忍術学園の段
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「「「恋歌さんこんにちはー!!」」」
『こんにちは
ありがとう、みんなで来てくれたんだね』
次の日迎えに来てくれたのは乱太郎、きり丸、しんべヱと4人の護衛にと文次郎、小平太、長次の3人。
「それにしても6年生が3人も来てくださるなんて思いませんでした」
「学園長先生からの依頼だからな
恋歌さんを無事に学園に連れてくること、とな」
お迎えぐらいであれば1年生の3人でも大丈夫なのでは?とは思っていたがこの3人に任せると何が起こるかわからない。
何かあった時目が見えない恋歌をどこまで守れるかわからず、怪我をさせるわけにもいかないため6年生3人を向かわせた。
「さ、行きましょう!」
「今から向かえばお昼ご飯には間に合うはず!!」
「さっき朝ごはん食べてきたところでしょー」
きり丸が杖を持っていない方の恋歌の手を引き、その横を乱太郎としんべヱが、その4人の後ろに6年生3人が着いて学園へ向かい歩き始めた。
「ねーねー!恋歌さんはお料理何が得意なの?」
『んー…そうだね…
う、うどんとか…?』
一通りできるつもりではあるが特に得意料理があるわけでもない。
だがしんべヱの期待に満ちた声に特に得意料理はないとは言えず、無難な回答をした。
饅頭の生地をこねたりするのと同じ要領なので味はともかく作ることはできる。
「うどんかぁー
恋歌さんが作るものだからとーっても美味しいんだろうなぁ」
『そんなに期待しないでもらえると嬉しいな』
「でもみんな恋歌さんが来てくれるって聞いて楽しみにしてるんです!」
『…期待に応えられるようにしないとね』
甘味の所為で普通のご飯のハードルが上がってしまってるようで困った笑顔を浮かべているのが口元だけでわかる。
目元が見えなくとも笑ってくれているというのがわかるのは微笑ましくあり、1年生の3人が恋歌の歩幅に合わせてゆったりとした足取りで歩いていることに成長を感じ少し感動した。
「あ!帰ってきた!!」
「みんな!!」
忍術学園の前に着けば1年は組のみんなが正門近くで待っていてくれたようでわらわらと恋歌の周りに集まってきた。
「恋歌さんいらっしゃい!!」
「まずは学園長先生がお部屋にいらっしゃいって!」
「まずは入門票を…」
「おいお前たち!引っ張るなっ!」
「「「はーい…ごめんなさい…」」」
『潮江くん、ありがとう
わたしは平気だから学園長先生のところまで案内してくれる?』
恋歌が来てくれたことが嬉しいのか恋歌の手を引こうとした下級生たちに文次郎が注意をすればすぐに手を離してしゅんとした顔で落ち込んでいる。
「わかればいいんだ
ほらしっかりお連れしろ」
「「「はーい!!」」」
ちゃんと反省できる良い子たちは次は気をつけようと少し離れて恋歌に着いていく。
「あ!ここ段差あります!」
『ありがとう』
「ちょっと小松田さん!入門票は後で!!」
「ええー!」
正門の前で騒いでいると何事かと他の忍たまたちも遠くから様子を伺い始めた。
だが、1年は組たちのようにこちらに来ることはせず、遠くから見ているだけ。
『入門票、というのを書かないといけないんですね』
「あ、はい!!
お願いしま…、えっと…筆を渡して大丈夫ですか…?」
『はい、どこに書くのか教えてもらえれば』
「じゃあそのまま筆を下ろしたところに書いてください」
目に包帯を巻いた恋歌を見て、この状態で入門票にサインなどできるのかと一瞬迷った小松田だったが、本人が大丈夫ならいいだろうと入門票にサインをもらう。
「はい、たしかに」
「よし、行くぞお前たち
学園長先生がお待ちだろう」
「「「はーい!!」」」
文次郎の言葉に元気よく返事をし、わらわらと学園長のいる庵へと全員で向かう。
「なんじゃこんなに大勢で」
庵に着くと案内の人数が多すぎることに驚いていたが、まぁいいと居住まいを正した。
「ようこそ忍術学園へ」
「「「え!?」」」
『忍術学園…?』
「あ…しまった…」
「「「が、学園長先生ー!!」」」
「い、今のはなしじゃー!!」
恋歌にはここが忍術学園であることを秘密にしようと話していたにもかかわらず最初の挨拶で学園長自身がバラしてしまった。
それに案内に来た者たち全員が驚いているが、学園長はもう諦めたらしくわざとらしい咳払いをして周りを黙らせた。
「ご、ごほん
もう言ってしまったことは取り消せん
ここはわしが学園長を勤める忍者のたまごを養成する学園
つまり忍術学園です」
『はい』
「うっかりお伝えしてしまいましたができれば内密に…」
『はい、わかりました
どうぞよろしくお願いします』
「う、うむ…
仕事内容は食堂のおばちゃんに聞いてくだされ…
滞在期間はおばちゃんの膝が良くなるまで…校医の新野先生の話では7日ほどと聞いておりますがよろしいか?」
『はい、問題ありません
しばらくの間お世話になります』
ぺこり、と頭を下げた恋歌に少し拍子抜けした学園長だったが、部屋に案内してあげなさいと1年は組の子たちに告げ、6年生を残して下がるようにと伝えた。
『こんにちは
ありがとう、みんなで来てくれたんだね』
次の日迎えに来てくれたのは乱太郎、きり丸、しんべヱと4人の護衛にと文次郎、小平太、長次の3人。
「それにしても6年生が3人も来てくださるなんて思いませんでした」
「学園長先生からの依頼だからな
恋歌さんを無事に学園に連れてくること、とな」
お迎えぐらいであれば1年生の3人でも大丈夫なのでは?とは思っていたがこの3人に任せると何が起こるかわからない。
何かあった時目が見えない恋歌をどこまで守れるかわからず、怪我をさせるわけにもいかないため6年生3人を向かわせた。
「さ、行きましょう!」
「今から向かえばお昼ご飯には間に合うはず!!」
「さっき朝ごはん食べてきたところでしょー」
きり丸が杖を持っていない方の恋歌の手を引き、その横を乱太郎としんべヱが、その4人の後ろに6年生3人が着いて学園へ向かい歩き始めた。
「ねーねー!恋歌さんはお料理何が得意なの?」
『んー…そうだね…
う、うどんとか…?』
一通りできるつもりではあるが特に得意料理があるわけでもない。
だがしんべヱの期待に満ちた声に特に得意料理はないとは言えず、無難な回答をした。
饅頭の生地をこねたりするのと同じ要領なので味はともかく作ることはできる。
「うどんかぁー
恋歌さんが作るものだからとーっても美味しいんだろうなぁ」
『そんなに期待しないでもらえると嬉しいな』
「でもみんな恋歌さんが来てくれるって聞いて楽しみにしてるんです!」
『…期待に応えられるようにしないとね』
甘味の所為で普通のご飯のハードルが上がってしまってるようで困った笑顔を浮かべているのが口元だけでわかる。
目元が見えなくとも笑ってくれているというのがわかるのは微笑ましくあり、1年生の3人が恋歌の歩幅に合わせてゆったりとした足取りで歩いていることに成長を感じ少し感動した。
「あ!帰ってきた!!」
「みんな!!」
忍術学園の前に着けば1年は組のみんなが正門近くで待っていてくれたようでわらわらと恋歌の周りに集まってきた。
「恋歌さんいらっしゃい!!」
「まずは学園長先生がお部屋にいらっしゃいって!」
「まずは入門票を…」
「おいお前たち!引っ張るなっ!」
「「「はーい…ごめんなさい…」」」
『潮江くん、ありがとう
わたしは平気だから学園長先生のところまで案内してくれる?』
恋歌が来てくれたことが嬉しいのか恋歌の手を引こうとした下級生たちに文次郎が注意をすればすぐに手を離してしゅんとした顔で落ち込んでいる。
「わかればいいんだ
ほらしっかりお連れしろ」
「「「はーい!!」」」
ちゃんと反省できる良い子たちは次は気をつけようと少し離れて恋歌に着いていく。
「あ!ここ段差あります!」
『ありがとう』
「ちょっと小松田さん!入門票は後で!!」
「ええー!」
正門の前で騒いでいると何事かと他の忍たまたちも遠くから様子を伺い始めた。
だが、1年は組たちのようにこちらに来ることはせず、遠くから見ているだけ。
『入門票、というのを書かないといけないんですね』
「あ、はい!!
お願いしま…、えっと…筆を渡して大丈夫ですか…?」
『はい、どこに書くのか教えてもらえれば』
「じゃあそのまま筆を下ろしたところに書いてください」
目に包帯を巻いた恋歌を見て、この状態で入門票にサインなどできるのかと一瞬迷った小松田だったが、本人が大丈夫ならいいだろうと入門票にサインをもらう。
「はい、たしかに」
「よし、行くぞお前たち
学園長先生がお待ちだろう」
「「「はーい!!」」」
文次郎の言葉に元気よく返事をし、わらわらと学園長のいる庵へと全員で向かう。
「なんじゃこんなに大勢で」
庵に着くと案内の人数が多すぎることに驚いていたが、まぁいいと居住まいを正した。
「ようこそ忍術学園へ」
「「「え!?」」」
『忍術学園…?』
「あ…しまった…」
「「「が、学園長先生ー!!」」」
「い、今のはなしじゃー!!」
恋歌にはここが忍術学園であることを秘密にしようと話していたにもかかわらず最初の挨拶で学園長自身がバラしてしまった。
それに案内に来た者たち全員が驚いているが、学園長はもう諦めたらしくわざとらしい咳払いをして周りを黙らせた。
「ご、ごほん
もう言ってしまったことは取り消せん
ここはわしが学園長を勤める忍者のたまごを養成する学園
つまり忍術学園です」
『はい』
「うっかりお伝えしてしまいましたができれば内密に…」
『はい、わかりました
どうぞよろしくお願いします』
「う、うむ…
仕事内容は食堂のおばちゃんに聞いてくだされ…
滞在期間はおばちゃんの膝が良くなるまで…校医の新野先生の話では7日ほどと聞いておりますがよろしいか?」
『はい、問題ありません
しばらくの間お世話になります』
ぺこり、と頭を下げた恋歌に少し拍子抜けした学園長だったが、部屋に案内してあげなさいと1年は組の子たちに告げ、6年生を残して下がるようにと伝えた。