アルバイトと忍術学園の段
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「なかなか早い到着だったな」
「わたしたちがあれだけ飛ばしたのにな」
3人が外に出ると盗賊らしき服装をした男5人が店の前で息切れをしながら倒れていた。
「お、お前ら…ガキのくせに…なんてスピードで…走りやがる…!!」
「もそ…お前たちが遅いだけ」
「なはは!確かにその通りだな長次!」
「んで?お前らの目的はここの店主と金か?」
「はっ、そうだった
あんなに大量の材料を買うような財力があればさぞ溜め込んでんだろうよ!
しかも目が見えないとなれば攫っちまえばこっちのもんだしな」
ここまでついてきた理由を思い出した盗賊たちは武器を構えて目の前の少年たちを脅し始めたが、3人とも怖がるどこか楽しそうににやにやと笑っている。
「残念ながらお前らのようなやつらに渡す人も金もねぇよ」
「後輩が世話になってる人だ
余計に危害を加えられると困る」
「もそ…それにしんべヱが美味しいと言っていた饅頭が気になる」
「それもそうだな!」
「というわけで退散いただこうか」
「このっ…下手に出ていれば調子に乗りやがって!!
やっちまえ!!」
「…鍛錬にもならんな」
勝負は一瞬でついてしまい、よくこれで盗賊などやっているなと呆れるほど弱かった。
「あ、ちょっと恋歌さん!
危ないですって!!」
「「「??」」」
盗賊たちを縄で縛り上げていると店の中からきり丸の焦った声が聞こえてきた。
内容から考えて何か恋歌が危ないことをしようとしているのかと、扉の近くにいた小平太ががらりと戸を開けた。
「おっと」
『わっ…』
扉を支えにして立っていたのであろう恋歌は、勢いよく扉が開いたことでバランスを崩し転びそうになったところを目の前に立っていた小平太に支えられた。
「どうかしました?」
『だ、だって…みんなの声じゃないけどすごい叫び声が聞こえて…
どうしたのかってきり丸くんに聞いてもはぐらかされたから…何かあったのかと思って…』
「「「ああー…」」」
ちらりと縛り上げた5人の盗賊を見てもう少し静かに倒すべきだったと反省し、きり丸は盗賊たちを見てあちゃーと額に手を当てている。
「何も問題ありません!
先ほどの奇声は近くで商人が転んだ時に発した声です!」
『えー…ほんとに…?』
「はい!
ほんとれす!」
見えてはいないがにこにことしながらさらりと嘘をついた小平太の言葉に恋歌が不信感を持ってしまったらしく、むにゅと手のひらで小平太の頬を軽く押した。
『んー…嘘をついてる時の人の顔だけどなぁ…』
「いえ!嘘ではないです!」
恋歌の言葉に少しどきりとした小平太だったがそこはさすが忍術学園の最上級生。
笑顔を崩すことなく返答している。
「潮江くんも、中在家くんも、きり丸くんも七松くんの言ってることに嘘はないって言える?」
「「「はい!」」」
『はぁ…そっか…』
それならば良かったと息をはき、先ほどより優しい力ですり、と小平太の頬を撫でた。
『じゃあこれだけ…みんな怪我ないのね?』
「…はい」
『そう…よかった…
ありがとう』
今の返答に嘘はないとわかったのか、笑って頭を撫でてから離れたが、撫でられた小平太がきょとんとした顔で固まってしまった。
「どうした?」
「いや…頭など久しぶりに撫でられたと思ってな」
撫でられた頭を自分で触って嬉しそうに笑う小平太に長次がそうだなと返答し、きり丸が恋歌を連れて店の中に戻っていく背中を見守った。
「依頼人に曲者がいるとバレないように護衛するのも忍者の務めだ
いい勉強になった」
今回は目が見えない恋歌だから誤魔化せたようなもの。
相手が大したことのない相手だったからこそもっと気を配るべきだったと、そこはいい鍛錬になったと3人とも満足した。
「ま、嘘ついてるのはバレてそうだったけどな」
「だな
我らに怪我ないことは嘘をつかなかったからそれで許してくださったんだろう」
あれ以上追求してこなかったのは恋歌なりの優しさだと3人は気づいていた。
きり丸から優しい人だと事前に聞いてはいたが、ずっと笑顔を絶やさずいた人が唯一笑顔を無くしたのは怪我の心配をした時。
目の周りには包帯が巻かれているため口元しか見えないが、明るい雰囲気を纏い口元は絶えず弧を描いていた。
「もそ…早くこいつら遠くに連れて行こう」
「二度とここを襲わないことを約束させないとな」
優しい人の脅威が少しでも少なくなるように盗賊5人をまとめてしばらく引きずり、二度と恋歌の店を狙わないと約束させて解放した。
「わたしたちがあれだけ飛ばしたのにな」
3人が外に出ると盗賊らしき服装をした男5人が店の前で息切れをしながら倒れていた。
「お、お前ら…ガキのくせに…なんてスピードで…走りやがる…!!」
「もそ…お前たちが遅いだけ」
「なはは!確かにその通りだな長次!」
「んで?お前らの目的はここの店主と金か?」
「はっ、そうだった
あんなに大量の材料を買うような財力があればさぞ溜め込んでんだろうよ!
しかも目が見えないとなれば攫っちまえばこっちのもんだしな」
ここまでついてきた理由を思い出した盗賊たちは武器を構えて目の前の少年たちを脅し始めたが、3人とも怖がるどこか楽しそうににやにやと笑っている。
「残念ながらお前らのようなやつらに渡す人も金もねぇよ」
「後輩が世話になってる人だ
余計に危害を加えられると困る」
「もそ…それにしんべヱが美味しいと言っていた饅頭が気になる」
「それもそうだな!」
「というわけで退散いただこうか」
「このっ…下手に出ていれば調子に乗りやがって!!
やっちまえ!!」
「…鍛錬にもならんな」
勝負は一瞬でついてしまい、よくこれで盗賊などやっているなと呆れるほど弱かった。
「あ、ちょっと恋歌さん!
危ないですって!!」
「「「??」」」
盗賊たちを縄で縛り上げていると店の中からきり丸の焦った声が聞こえてきた。
内容から考えて何か恋歌が危ないことをしようとしているのかと、扉の近くにいた小平太ががらりと戸を開けた。
「おっと」
『わっ…』
扉を支えにして立っていたのであろう恋歌は、勢いよく扉が開いたことでバランスを崩し転びそうになったところを目の前に立っていた小平太に支えられた。
「どうかしました?」
『だ、だって…みんなの声じゃないけどすごい叫び声が聞こえて…
どうしたのかってきり丸くんに聞いてもはぐらかされたから…何かあったのかと思って…』
「「「ああー…」」」
ちらりと縛り上げた5人の盗賊を見てもう少し静かに倒すべきだったと反省し、きり丸は盗賊たちを見てあちゃーと額に手を当てている。
「何も問題ありません!
先ほどの奇声は近くで商人が転んだ時に発した声です!」
『えー…ほんとに…?』
「はい!
ほんとれす!」
見えてはいないがにこにことしながらさらりと嘘をついた小平太の言葉に恋歌が不信感を持ってしまったらしく、むにゅと手のひらで小平太の頬を軽く押した。
『んー…嘘をついてる時の人の顔だけどなぁ…』
「いえ!嘘ではないです!」
恋歌の言葉に少しどきりとした小平太だったがそこはさすが忍術学園の最上級生。
笑顔を崩すことなく返答している。
「潮江くんも、中在家くんも、きり丸くんも七松くんの言ってることに嘘はないって言える?」
「「「はい!」」」
『はぁ…そっか…』
それならば良かったと息をはき、先ほどより優しい力ですり、と小平太の頬を撫でた。
『じゃあこれだけ…みんな怪我ないのね?』
「…はい」
『そう…よかった…
ありがとう』
今の返答に嘘はないとわかったのか、笑って頭を撫でてから離れたが、撫でられた小平太がきょとんとした顔で固まってしまった。
「どうした?」
「いや…頭など久しぶりに撫でられたと思ってな」
撫でられた頭を自分で触って嬉しそうに笑う小平太に長次がそうだなと返答し、きり丸が恋歌を連れて店の中に戻っていく背中を見守った。
「依頼人に曲者がいるとバレないように護衛するのも忍者の務めだ
いい勉強になった」
今回は目が見えない恋歌だから誤魔化せたようなもの。
相手が大したことのない相手だったからこそもっと気を配るべきだったと、そこはいい鍛錬になったと3人とも満足した。
「ま、嘘ついてるのはバレてそうだったけどな」
「だな
我らに怪我ないことは嘘をつかなかったからそれで許してくださったんだろう」
あれ以上追求してこなかったのは恋歌なりの優しさだと3人は気づいていた。
きり丸から優しい人だと事前に聞いてはいたが、ずっと笑顔を絶やさずいた人が唯一笑顔を無くしたのは怪我の心配をした時。
目の周りには包帯が巻かれているため口元しか見えないが、明るい雰囲気を纏い口元は絶えず弧を描いていた。
「もそ…早くこいつら遠くに連れて行こう」
「二度とここを襲わないことを約束させないとな」
優しい人の脅威が少しでも少なくなるように盗賊5人をまとめてしばらく引きずり、二度と恋歌の店を狙わないと約束させて解放した。