いきなり浮遊感を感じ、物凄い風圧を一瞬だけ受けた。

そして回されていた腕が離れる。

『着きました

もう目を開けてもらっても大丈夫ですよ』

その言葉にシャンクスは閉じていた目を開ける。

シ「ここが恋歌の家か？」

シャンクスの目の前には木でできた家が１つ。

二階はなくそんなに大きな家でもない。

『そうですよ

とりあえずどうぞ』

促されてシャンクスは恋歌の家の扉をくぐる。





『特に何もないですけどどうぞ』

ソファーにシャンクスを座らせ、最近買った小さなテーブルにコーヒーを置く。

その横に砂糖とミルクを置いておく。

『私ちょっと海水でべたべたになったんでお風呂行ってきますね

ゆっくりしててください』

シ「ああ、ありがとう」

そのまま恋歌は風呂場に消えていく。




シャンクスは始め恋歌の言ったことを理解していなかったが一人になりコーヒーを飲んで冷静になっていると急に顔が赤くなった。

シ「(ええっ!!

風呂ー!?////

普通男がいるのにはいるか!?

いや、俺が急に来たからか…

俺、確かに恋歌に"惚れた"って言ったよな？

まさか何年も前の話だから忘れられてる!?

もう一度言うべきなのか？

今二人きりだしな…


しかしさっき抱きつかれたときは驚いた

相変わらず柔らかくて良い匂いが…

って、俺は変態か!!)」

『何、百面相されてるんですか？』

いろいろシャンクスが考えてる間に恋歌が風呂を終えて戻ってきた。

頭をタオルで拭きながら台所に行き、自分にもコーヒーを入れてシャンクスの横に座る。

『それで何を考えらしたんですか？

随分と面白い顔でしたけど』

くすくすと恋歌に笑われてシャンクスはさらに顔を赤くさせる。