そうベンに言われたシャンクスは何故か目をきらきらさせながら恋歌を見て、肩を掴む。

シ「お前すげぇな!!

あんなに強いとは思わなかったよ!!

あの最後に砲弾止めたオレンジのやつもお前がやったのか!?

あんなに簡単に海軍から逃げれたのはじめてだ!!

他にもあんなことできるのか!?」

ベ「お頭…

興奮してるとこ悪いんだがそろそろ止めてやらねぇといくら強くても死ぬかもな」

シ「へ？」

ベンに言われて恋歌を見てみれば無意識に揺さぶっていたせいで、だらんとなっている。

それに気づいたシャンクスは慌てだす。

シ「わー!!

どうしよう、ベン!!」

ベ「まぁ取り敢えず気ぃ失ってるみたいだしどっかに寝かせてやれ」

シ「わかった」

そう言って恋歌を横抱きにするとダッシュで自分の部屋に行った。

ベ「ほんと世話のやけるお頭だ…」

固まったクルーたちはそのままに意識のあるヤソップとルゥを連れてシャンクスのあとを追いかけた。













『あれ？

ここは？』

恋歌が目覚めると自分の家とは違う天井が視界に写る。

シ「目ぇ覚めたか？」

そして横には何故かシャンクス。

『え？

なんで私こんなところで寝てるんですか!?』

シ「悪かったなぁ、恋歌…

つい興奮しちまって…」

本当に落ち込んだように言うシャンクスに今までのことを思いだし、慌てて手を前で振る。

『いえっそんな…

シャンクスさんが悪いんじゃありませんよ

そんなことよりベッドお借りしてしまってすいません』

そう言って慌ててベッドから出ようとする恋歌をシャンクスが止める。

シ「ここは俺の部屋で俺のベッドだ

だから誰も入ってこないし安心して寝てろよ」

あれ？なんか今さらっとすごいこと言わなかったか？

誰のベッド？

『えっと、どなたのベッドですか？』

シ「だから俺のだって」

その言葉に完全に理解した恋歌は今度こそベッドから飛び降りる。