『私は所謂海賊専門の"助っ人"を商売としようとしています』

白「海賊専門の助っ人？」

『はい、私は自分で言うのも何ですが強いと自負しております

その力を活かして商売をと思いまして』

白「ほぉ、この白ひげ海賊団にお前さんのような女の助っ人が必要になるときがくるとでも？」

『いいえ、そんなことは思っていません

私はクルーたちの戦闘能力強化も兼ねての助っ人ですので』

白「だが俺たちは隊長たちがクルーたちの戦闘訓練をしている」

『ええ、でもその隊長さんたちは訓練する相手いませんよね？

隊長さん同士では実力もさほど変わらぬようですし

そういえば、マルコさん』

急に話を自分に振られたマルコは驚いた。

マ「な、何だよい」

『私実力のある方なら話を一緒に聞いても構わないと言ったのに何故白ひげさんとあなただけなんですか？』

そう、この部屋には自分と白ひげそしてマルコの三人しかいないのだ。

マ「それは「俺がほかのやつらは要らねぇって言ったんだ」」

マルコの言葉を遮って白ひげは豪快に笑いながらそう言った。

白「女一人と会うのに何人も隊長たちは要らねぇ

マルコで十分だ」

『そうですか

それで白ひげさん

私の話は受け入れてくださいますか？』

白「まずはお前の実力を見せてもらわねぇことには決めようがねぇ

お前がとれほどつぇえかは知らねぇが俺の息子たちも簡単にはやられねぇ」

『では、どうしろと？』

次に言われる言葉は大体想像がついたが敢えて聞いてみる。

白「そうだな

おい、マルコそいつを適当なやつと戦わせろ」

そう言われたマルコは驚いた。

ていうかさっきからマルコさん驚いてばかりだなと頭の中で思う。

マ「はぁ!?

親父正気かよい！

女と俺らが戦えってか!?」

『女で悪かったですね

でも甘く見てると痛い目見ますよ？

何なら何人でもお相手しますし』

その恋歌の言葉に白ひげはまた豪快に笑った。

白「グララララ!!

だそうだ、マルコ

隊長じゃねぇ息子たちに相手でもさせろ

隊長じゃねぇやつに勝てねぇとお前らの相手をするのは無理だからな」

マルコは納得していない風だったが親父からの命令に"わかったよい"と言って部屋を後にした。