気がつくと恋歌は辺りが真っ白な空間に浮かんでいた。

『？ここは？
確かさっき友達からワンピースのエースが死んでしまったことについて熱く語られて…
そこからどうしたんだっけ？』

恋歌は腕を組みながら考えていた。

しかし何故か思い出すことができない。

『私もその部分を読んで号泣したってとこまでは覚えてるんだけどなぁ』

？「そこまで覚えていたら上等だ」

いきなり何処からか男の声が聞こえてきた。

『誰？』

？「俺はお前たちの世界とは違う世界の神様だ」

『私とは違う世界の？
っていうか神様っているんだ…』

神「なんだ、普通の人間なら神様って聞いて驚いたり信じなかったりするもんじゃないのか？」

恋歌は肩を落として溜め息をついた。

『別に私は神様がいようとなんだろうと興味はないし、関わりがないもの』

その言葉に神様は笑った。

神「はははっ
確かにお前の言う通りだな

俺たちは実際人間にはあまり干渉はしない

他の世界の人間ならなおさらな」

『なら何故私はここにいるの？

っていうか神様なら姿ぐらい見せたら？
失礼じゃない？』

神「それはお前にやってもらいたいことがあるから俺が呼んだんだ

姿は悪いが見せることはできない

それが決まりなんでな」

最後の方は本当に申し訳なさそうに言うのでまぁいいかと恋歌は思った。

『私にしてほしいこと？

私特に何も特技とかないけど…
しかも神様に頼まれることって』

神「実は俺はお前たちの世界で漫画になっているONE PIECEの世界の神様なんだ」

『へー』

神「反応うっす！

えっとだなそれでお前にはその世界である三人の母親代わりをしてほしいんだ」