二人暮らし
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しかし恋歌の足も体も落ちることはなかった。
地面はないはずなのに恋歌は歩いている。
エ「なん、で?」
手を付きだした形のままエースは固まる。
それもそうだろう恋歌は羽も無しに空中を歩いているのだから。
まるでそこに地面があるように、自然に。
恋歌は途中で歩みを止め、振り返ってエースを見る。
『普通に空中も歩けるのよ!』
何度も見てきた満面の笑みだった。
しかしエースは拳を握りしめて俯きながら震えている。
その事に気づいた恋歌は走ってエースの所に戻ってきた。
『どうしたの?
どっか痛い?』
しゃがんでエースに訪ねてみるが答えてくれない。
困ったように恋歌が首を傾げているとエースに頭を叩かれた。
『あいたっ!』
エ「…んで、何で先に大丈夫だって言ってくれないんだよ!!」
震えた声で怒鳴られた。
恋歌がきょとんとしているとエースは再び怒鳴り出す。
エ「俺はっ母ちゃんが落ちると思って本当に心配したんだ!
また人がいなくなるって…
俺の前からいなくなるって…」
悲痛そうに言うエースに言いたいことを理解した恋歌は俯くエースの両頬に自分の手をあてて顔をあげさせる。
視線をエースと合わせてゆっくりと話す。
エースの目は潤んでいて今にも泣き出しそうだ。
『エース、私はあなたを残して決して死んだりしない
勿論エースも私よりは先に死なせない
私が守るからね』
笑って言えばエースは呆れたように笑った。
エ「じゃあどっちが先に死ぬんだよ」
『あ、ほんとだ
私たち二人とも長生きできるねー』
エ「なら母ちゃんの方が先だな
寿命なら俺の方が長いだろうし」
そう言ってエースは笑う。
『(よかった
もう泣いてない…でも)
心配してくれてありがとうね』
エ「おうっ」
それからは火を吹いたり、氷で何か作ってあげたり、体の一部を色々変えたりして遊んだ。
『楽しかった?』
エ「うん!
母ちゃん…1つ聞いてもいいか?」
急にエースが真剣な顔になって聞いてきた。
『何?』
地面はないはずなのに恋歌は歩いている。
エ「なん、で?」
手を付きだした形のままエースは固まる。
それもそうだろう恋歌は羽も無しに空中を歩いているのだから。
まるでそこに地面があるように、自然に。
恋歌は途中で歩みを止め、振り返ってエースを見る。
『普通に空中も歩けるのよ!』
何度も見てきた満面の笑みだった。
しかしエースは拳を握りしめて俯きながら震えている。
その事に気づいた恋歌は走ってエースの所に戻ってきた。
『どうしたの?
どっか痛い?』
しゃがんでエースに訪ねてみるが答えてくれない。
困ったように恋歌が首を傾げているとエースに頭を叩かれた。
『あいたっ!』
エ「…んで、何で先に大丈夫だって言ってくれないんだよ!!」
震えた声で怒鳴られた。
恋歌がきょとんとしているとエースは再び怒鳴り出す。
エ「俺はっ母ちゃんが落ちると思って本当に心配したんだ!
また人がいなくなるって…
俺の前からいなくなるって…」
悲痛そうに言うエースに言いたいことを理解した恋歌は俯くエースの両頬に自分の手をあてて顔をあげさせる。
視線をエースと合わせてゆっくりと話す。
エースの目は潤んでいて今にも泣き出しそうだ。
『エース、私はあなたを残して決して死んだりしない
勿論エースも私よりは先に死なせない
私が守るからね』
笑って言えばエースは呆れたように笑った。
エ「じゃあどっちが先に死ぬんだよ」
『あ、ほんとだ
私たち二人とも長生きできるねー』
エ「なら母ちゃんの方が先だな
寿命なら俺の方が長いだろうし」
そう言ってエースは笑う。
『(よかった
もう泣いてない…でも)
心配してくれてありがとうね』
エ「おうっ」
それからは火を吹いたり、氷で何か作ってあげたり、体の一部を色々変えたりして遊んだ。
『楽しかった?』
エ「うん!
母ちゃん…1つ聞いてもいいか?」
急にエースが真剣な顔になって聞いてきた。
『何?』