対世界政府
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
どう見てもあまり歳の変わらない少女に見えるのにそんなに年上だという事実が信じられない二人はぎゃあぎゃあと騒いでいる。
ガ「やかましいわぁ!!
今から恋歌と大事な話があるからお前ら下がっとれ」
ガープに本気の拳骨を食らわされたことにより気を失った二人には言葉が届いていないだろうがガープは気にせず、二人をぽいっ、と投げ捨てた。
『大丈夫なんですか?』
ガ「この程度でくたばりはせんわい
さてここからが本題じゃ
単刀直入に聞く
お主一体何者じゃ?」
急に真剣な顔で聞いてくるガープに恋歌は特に気にした風もなくお茶を飲んでいる。
『何者とは?』
ガ「何十年も変わらぬお主の姿、規格外の強さ
そして何よりわしの記憶がおかしい」
『と言いますと?』
ガ「わしの記憶ではお主とは昔からの知り合いということになっとるんじゃが、恋歌の幼い頃がどうしても思い出せん
お主の親のことも同様にな
それに気づいたのは数年前じゃ」
この世界に来るときに神様が作った偽りの記憶もどうやらガープは誤魔化せなかったらしい。
『さすがガープさん
そこまでお気づきなら私も言わざるを得ないですね
と言うより元からガープさんにはそのうち話さなければいけないなと思っていたんです
でも私がこれから言うことは事実ですが、信じるかどうかはガープさんにお任せします』
ガ「聞かせてもらおうかの」
恋歌は自分が異世界から来たこと、歳はルフィと同じになるまでとらないこと、少しだけ未来を知っていてそれを変えるために桜姫をやっていること、力は守りたいものを守るために神様がくれたこと、ガープの記憶は神様によるものだということなど全てを説明した。
ガ「ふむ…」
『まぁだいたいこんな感じですね』
ガ「この世界とやらに来て後悔したことは?」
『一度もないです
この世界に来たからみんなに出会えた
前の平凡な世界より生きてるって感じることができます
それに何より今とても幸せですから』
ガ「そうか…
ならば何も言わん!
恋歌という名は嘘ではないのだろ?」
『はい』
ガ「今のお主の幸せを壊すつもりもない
恋歌の自慢の息子たちと共にこの世界で生きることが幸せであるならそれを壊そうとする海兵は憎むべき相手なのかもしれん
だが、記憶が作られたものであれ、わしはお主のことを娘のようにおもっとった
今の歳じゃ孫みたいなもんかの
だから…」
そこで言葉を切ったガープに恋歌はため息をついた。
『ガープさんを嫌いになることはありませんよ
私はこの世界には血の繋がった家族はひとりもいません
でも辛くもないし、悲しくもない、寂しくもありません
それは家族だと言ってくれる人がいるからです
勝手かと思うかも知れませんが私はガープさんのことを家族同様に思っています
これからもそれが変わることはありません』
ガ「恋歌の幸せの中にわしも入っとると考えてよいのか?」
『もちろんです』
よほど恋歌の言葉が嬉しかったのか暫く大声で泣いていたガープは急に眠ってしまった。
『あらま…
こういうところはほんとみんなにそっくり…』
ルフィとガープの、血の繋がりはないがエースとサボの共通の癖である急に寝るという光景を目にして少し嬉しくなった。
ガ「は、いかんいかん寝ておった
そう言えば恋歌との話の続きじゃったの」
『あれ?まだ何かあるんですか?』
ガ「もうひとつだけ大事な話じゃ
今回の件で新しく手配されたニーナという娘がおるじゃろ」
『それが何か?』
ガ「あの懸賞金の高さ、不思議に思わんかったか?」
確かに恋歌自身不思議に思っていたことだ。
ガープの真剣な雰囲気からしてよほど重大な話らしい。
『一度目の手配で五億というのは確かに異常に感じました
私は天竜人が関係してるのではないかと考えています』
ガ「知っておったか
実はの、あの騒ぎが報告されたときに丁度センゴクのやつに天竜人が訪ねてきとった
そしてその事件を起こした者の写真を見たときに一人の天竜人が写真の女を指差して自分の奴隷だと言い出した
わしらはそんなことあるはずがないと思っておったが、建前上は何か対策をとらなければならん
桜姫の時もそうじゃ
だから政府はあの娘に五億という懸賞金をかけ、ALIVE指定にした
なんせ成功例だとか言うもんでな
絶対に殺すなと言われておる」
ガープにそう説明されて恋歌の中では全て納得がいった。
『これですっきりしました
これは伏せておいてほしいのですが、確かにニーナは元天竜人の奴隷でした
でも私が過去に天竜人の船を破壊したときに逃げた一人だったそうです
成功例というのは恐らくニーナの能力のことでしょう
あの子は水を自在に扱える
そしてロギアのように自身も水になることができます
もちろんそれは悪魔の実を食べたからではありません
海に入っても力が抜けることはないんです』
ガ「なるほどの
それが天竜人の言っておった成功例というわけじゃな」
『今ニーナは私の娘です
エース、サボの妹、そしてルフィの姉として私たちの家族になりました
今はフーシャ村のあの家で一緒に暮らしています』
ガ「恋歌が桜姫ならばこのグランドラインからフーシャ村への長距離移動も可能というわけか…
ん?ということはわしの孫か?」
『そう思ってくださるのなら嬉しいです』
ガ「ううむ…先に言えばよいものを…
なんの挨拶もせずに帰ってきてしもうた…」
『いつでも話せますよ
ニーナにもガープさんが孫だと言っていたと伝えておきます』
ガ「そうか!
なら頼んだぞ!しかし可愛い孫ならばますます天竜人には渡せんの」
『大丈夫です
ニーナは絶対に渡しませんから』
ガ「桜姫がついておるならなんの心配もいらんの!
さて、もう遅い
誰かに送らせるから帰った方がよいぞ
長々とすまなかった
久しぶりに話せて楽しかったぞ」
『すぐそこですから一人で帰れますよ
あ、そうだ
これをセンゴク元帥に渡しておいてもらえませんか?』
恋歌が取り出したのはひとつの封筒に入った手紙。
ガープはそれを受け取ってひっくり返したり透かしたりして見ている。
ガ「?爆弾か?」
中に小さな丸い珠が入っていることに気づいて爆弾か何かを渡されたのかと思う。
『なんでそうなるんですか
まぁセンゴク元帥が読んでもいいと仰ったらガープさんも読んでください』
ガ「気になるが仕方ないの
渡しておく」
『では私は失礼します
お茶ご馳走様でした』
ガ「やかましいわぁ!!
今から恋歌と大事な話があるからお前ら下がっとれ」
ガープに本気の拳骨を食らわされたことにより気を失った二人には言葉が届いていないだろうがガープは気にせず、二人をぽいっ、と投げ捨てた。
『大丈夫なんですか?』
ガ「この程度でくたばりはせんわい
さてここからが本題じゃ
単刀直入に聞く
お主一体何者じゃ?」
急に真剣な顔で聞いてくるガープに恋歌は特に気にした風もなくお茶を飲んでいる。
『何者とは?』
ガ「何十年も変わらぬお主の姿、規格外の強さ
そして何よりわしの記憶がおかしい」
『と言いますと?』
ガ「わしの記憶ではお主とは昔からの知り合いということになっとるんじゃが、恋歌の幼い頃がどうしても思い出せん
お主の親のことも同様にな
それに気づいたのは数年前じゃ」
この世界に来るときに神様が作った偽りの記憶もどうやらガープは誤魔化せなかったらしい。
『さすがガープさん
そこまでお気づきなら私も言わざるを得ないですね
と言うより元からガープさんにはそのうち話さなければいけないなと思っていたんです
でも私がこれから言うことは事実ですが、信じるかどうかはガープさんにお任せします』
ガ「聞かせてもらおうかの」
恋歌は自分が異世界から来たこと、歳はルフィと同じになるまでとらないこと、少しだけ未来を知っていてそれを変えるために桜姫をやっていること、力は守りたいものを守るために神様がくれたこと、ガープの記憶は神様によるものだということなど全てを説明した。
ガ「ふむ…」
『まぁだいたいこんな感じですね』
ガ「この世界とやらに来て後悔したことは?」
『一度もないです
この世界に来たからみんなに出会えた
前の平凡な世界より生きてるって感じることができます
それに何より今とても幸せですから』
ガ「そうか…
ならば何も言わん!
恋歌という名は嘘ではないのだろ?」
『はい』
ガ「今のお主の幸せを壊すつもりもない
恋歌の自慢の息子たちと共にこの世界で生きることが幸せであるならそれを壊そうとする海兵は憎むべき相手なのかもしれん
だが、記憶が作られたものであれ、わしはお主のことを娘のようにおもっとった
今の歳じゃ孫みたいなもんかの
だから…」
そこで言葉を切ったガープに恋歌はため息をついた。
『ガープさんを嫌いになることはありませんよ
私はこの世界には血の繋がった家族はひとりもいません
でも辛くもないし、悲しくもない、寂しくもありません
それは家族だと言ってくれる人がいるからです
勝手かと思うかも知れませんが私はガープさんのことを家族同様に思っています
これからもそれが変わることはありません』
ガ「恋歌の幸せの中にわしも入っとると考えてよいのか?」
『もちろんです』
よほど恋歌の言葉が嬉しかったのか暫く大声で泣いていたガープは急に眠ってしまった。
『あらま…
こういうところはほんとみんなにそっくり…』
ルフィとガープの、血の繋がりはないがエースとサボの共通の癖である急に寝るという光景を目にして少し嬉しくなった。
ガ「は、いかんいかん寝ておった
そう言えば恋歌との話の続きじゃったの」
『あれ?まだ何かあるんですか?』
ガ「もうひとつだけ大事な話じゃ
今回の件で新しく手配されたニーナという娘がおるじゃろ」
『それが何か?』
ガ「あの懸賞金の高さ、不思議に思わんかったか?」
確かに恋歌自身不思議に思っていたことだ。
ガープの真剣な雰囲気からしてよほど重大な話らしい。
『一度目の手配で五億というのは確かに異常に感じました
私は天竜人が関係してるのではないかと考えています』
ガ「知っておったか
実はの、あの騒ぎが報告されたときに丁度センゴクのやつに天竜人が訪ねてきとった
そしてその事件を起こした者の写真を見たときに一人の天竜人が写真の女を指差して自分の奴隷だと言い出した
わしらはそんなことあるはずがないと思っておったが、建前上は何か対策をとらなければならん
桜姫の時もそうじゃ
だから政府はあの娘に五億という懸賞金をかけ、ALIVE指定にした
なんせ成功例だとか言うもんでな
絶対に殺すなと言われておる」
ガープにそう説明されて恋歌の中では全て納得がいった。
『これですっきりしました
これは伏せておいてほしいのですが、確かにニーナは元天竜人の奴隷でした
でも私が過去に天竜人の船を破壊したときに逃げた一人だったそうです
成功例というのは恐らくニーナの能力のことでしょう
あの子は水を自在に扱える
そしてロギアのように自身も水になることができます
もちろんそれは悪魔の実を食べたからではありません
海に入っても力が抜けることはないんです』
ガ「なるほどの
それが天竜人の言っておった成功例というわけじゃな」
『今ニーナは私の娘です
エース、サボの妹、そしてルフィの姉として私たちの家族になりました
今はフーシャ村のあの家で一緒に暮らしています』
ガ「恋歌が桜姫ならばこのグランドラインからフーシャ村への長距離移動も可能というわけか…
ん?ということはわしの孫か?」
『そう思ってくださるのなら嬉しいです』
ガ「ううむ…先に言えばよいものを…
なんの挨拶もせずに帰ってきてしもうた…」
『いつでも話せますよ
ニーナにもガープさんが孫だと言っていたと伝えておきます』
ガ「そうか!
なら頼んだぞ!しかし可愛い孫ならばますます天竜人には渡せんの」
『大丈夫です
ニーナは絶対に渡しませんから』
ガ「桜姫がついておるならなんの心配もいらんの!
さて、もう遅い
誰かに送らせるから帰った方がよいぞ
長々とすまなかった
久しぶりに話せて楽しかったぞ」
『すぐそこですから一人で帰れますよ
あ、そうだ
これをセンゴク元帥に渡しておいてもらえませんか?』
恋歌が取り出したのはひとつの封筒に入った手紙。
ガープはそれを受け取ってひっくり返したり透かしたりして見ている。
ガ「?爆弾か?」
中に小さな丸い珠が入っていることに気づいて爆弾か何かを渡されたのかと思う。
『なんでそうなるんですか
まぁセンゴク元帥が読んでもいいと仰ったらガープさんも読んでください』
ガ「気になるが仕方ないの
渡しておく」
『では私は失礼します
お茶ご馳走様でした』