対世界政府
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フ「そういえばまたおめぇ懸賞金上がってたな」
『へ?』
フ「なんだ知らねぇのか
ほら、そこに置いてあるから見てみな」
フランキーに顎で指示されたところには手配書が一枚だけ置いてあった。
それは桜姫の手配書で金額は…
『40億…』
フ「確か新聞にはバスターコールの阻止と中将五人の負傷、軍艦十隻を沈めたことを考慮して金額がはねあがったって書いてあったらしいぞ」
『ばかみたいな金額だね』
フ「ばかって…」
『こんな金額つけても捕まる気はないし
寧ろ嘘臭くて誰も捕まえようと思わないかもね』
フ「まぁな40億なんて簡単に出せる金額じゃねぇからな
ただあの世界貴族が関わってるってわかった奴がいたら来るかもしれねぇな」
『世界貴族って言ってもただのあほの集まりだからね
人を人として見ない最低の集団』
フ「………今日はなんかいつもより毒舌だな」
『そう?
フランキーといると落ち着くからね
なんだろ、お父さん…違うな、お兄ちゃん的な?』
エース、サボ、ルフィ、ニーナといるときとは違う安心感がフランキーといるときにはある。
だから何でも話してしまったのかもしれない。
ザンバイたちに兄貴と慕われるのもわかるかもしれない。
それだけの器がフランキーにはあるのだ。
フ「よせやい!照れるじゃねぇか!」
少し顔を赤くしながらも嫌そうではないフランキーに恋歌は嬉しくなった。
『そうだ、今度船のこと教えてくれないかな?』
フ「船のこと?」
『うん
メリーの時は私に船の知識がなかったからあそこまでしか直せなかった
でも次は完璧に直して見せる
ルフィの仲間は全員守るって決めたから』
フ「なるほどな
だが恋歌が金槌打ったりするのか?」
『まさか
そういう技みたいなのがあるのよ
機会があれば見せるけど』
フ「ほんとおめぇは不思議なやつだよ
わかった
いつでも来いよ
みっちり教えてやる」
『うん
楽しみにしてる』
それから暫くするとフランキーが作業していた手を止めた。
フ「ま、こんなもんだな
ほらよ」
ぽいっと軽く投げられて慌ててそれをキャッチする。
『綺麗…』
フ「ちょっと俺からのサービスも入ってるからよ」
欠けた羽のところは見事に修復されていて前よりも綺麗に見える。
色とりどりのガラスがはめ込まれた片翼とオレンジ主体の片翼。
オレンジのガラスがはめられたところは二色の薄いオレンジと濃いオレンジが使われていてキラキラしている。
まるで…
『エースの炎みたい…』
太陽の色、炎の色、エースの色。
太陽の様に笑うあの人が使う何の混じりけのない純粋なオレンジの炎のようで恋歌はその色に見とれていた。
フ「火拳のやつをイメージしたんだよ
確かメラメラの実食った炎人間なんだってな」
フランキーの然り気無い気遣いに恋歌は頬を緩める。
『うん、キラキラしてて、透き通った色
ほんとにエースの色みたい
ありがとうフランキー』
僅かに頬を染めて言う恋歌にフランキーも照れ臭そうに頭をかきながら笑う。
フ「気にすんな
俺が勝手にやったことだからよ
こういう細工をするには欠けちまった場所が小さかったからな
片翼全部やっちまった
ちょっと色のバランス悪くなって不恰好になっちまったけどな」
確かにバランスが悪いと言えば最初に作ってもらった物より悪いだろう。
しかしそれは一般的な目で見たらの話だ。
『ううん、これを作ってくれたおじさんには悪いけど私はこっちの方が好き
それにほら』
恋歌は直してもらった髪飾りをいつも付けていたところに付ける。
『付けたら外の羽が全部オレンジだから全然不恰好なんかじゃないわ
似合う?』
フ「ああ…
今度火拳のやつにも見せてやれよ」
何気なくフランキーがそう言うと一瞬だけ恋歌の顔が曇った。
『そうだね…
きっと嬉しそうに笑ってくれるよ』
フ「…」
なぜ顔を曇らせたのか聞こうと思ったが触れてはいけない気がして聞くことはできなかった。
『へ?』
フ「なんだ知らねぇのか
ほら、そこに置いてあるから見てみな」
フランキーに顎で指示されたところには手配書が一枚だけ置いてあった。
それは桜姫の手配書で金額は…
『40億…』
フ「確か新聞にはバスターコールの阻止と中将五人の負傷、軍艦十隻を沈めたことを考慮して金額がはねあがったって書いてあったらしいぞ」
『ばかみたいな金額だね』
フ「ばかって…」
『こんな金額つけても捕まる気はないし
寧ろ嘘臭くて誰も捕まえようと思わないかもね』
フ「まぁな40億なんて簡単に出せる金額じゃねぇからな
ただあの世界貴族が関わってるってわかった奴がいたら来るかもしれねぇな」
『世界貴族って言ってもただのあほの集まりだからね
人を人として見ない最低の集団』
フ「………今日はなんかいつもより毒舌だな」
『そう?
フランキーといると落ち着くからね
なんだろ、お父さん…違うな、お兄ちゃん的な?』
エース、サボ、ルフィ、ニーナといるときとは違う安心感がフランキーといるときにはある。
だから何でも話してしまったのかもしれない。
ザンバイたちに兄貴と慕われるのもわかるかもしれない。
それだけの器がフランキーにはあるのだ。
フ「よせやい!照れるじゃねぇか!」
少し顔を赤くしながらも嫌そうではないフランキーに恋歌は嬉しくなった。
『そうだ、今度船のこと教えてくれないかな?』
フ「船のこと?」
『うん
メリーの時は私に船の知識がなかったからあそこまでしか直せなかった
でも次は完璧に直して見せる
ルフィの仲間は全員守るって決めたから』
フ「なるほどな
だが恋歌が金槌打ったりするのか?」
『まさか
そういう技みたいなのがあるのよ
機会があれば見せるけど』
フ「ほんとおめぇは不思議なやつだよ
わかった
いつでも来いよ
みっちり教えてやる」
『うん
楽しみにしてる』
それから暫くするとフランキーが作業していた手を止めた。
フ「ま、こんなもんだな
ほらよ」
ぽいっと軽く投げられて慌ててそれをキャッチする。
『綺麗…』
フ「ちょっと俺からのサービスも入ってるからよ」
欠けた羽のところは見事に修復されていて前よりも綺麗に見える。
色とりどりのガラスがはめ込まれた片翼とオレンジ主体の片翼。
オレンジのガラスがはめられたところは二色の薄いオレンジと濃いオレンジが使われていてキラキラしている。
まるで…
『エースの炎みたい…』
太陽の色、炎の色、エースの色。
太陽の様に笑うあの人が使う何の混じりけのない純粋なオレンジの炎のようで恋歌はその色に見とれていた。
フ「火拳のやつをイメージしたんだよ
確かメラメラの実食った炎人間なんだってな」
フランキーの然り気無い気遣いに恋歌は頬を緩める。
『うん、キラキラしてて、透き通った色
ほんとにエースの色みたい
ありがとうフランキー』
僅かに頬を染めて言う恋歌にフランキーも照れ臭そうに頭をかきながら笑う。
フ「気にすんな
俺が勝手にやったことだからよ
こういう細工をするには欠けちまった場所が小さかったからな
片翼全部やっちまった
ちょっと色のバランス悪くなって不恰好になっちまったけどな」
確かにバランスが悪いと言えば最初に作ってもらった物より悪いだろう。
しかしそれは一般的な目で見たらの話だ。
『ううん、これを作ってくれたおじさんには悪いけど私はこっちの方が好き
それにほら』
恋歌は直してもらった髪飾りをいつも付けていたところに付ける。
『付けたら外の羽が全部オレンジだから全然不恰好なんかじゃないわ
似合う?』
フ「ああ…
今度火拳のやつにも見せてやれよ」
何気なくフランキーがそう言うと一瞬だけ恋歌の顔が曇った。
『そうだね…
きっと嬉しそうに笑ってくれるよ』
フ「…」
なぜ顔を曇らせたのか聞こうと思ったが触れてはいけない気がして聞くことはできなかった。