対世界政府
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ニ「なぜそこまでわかっていながら二人が捕まる前に助けに行かなかったんですか?」
『……二人がそれを望まないから
ほんとは助けに行きたかった
ずっと一緒にいるか、後を着いていけばいつかは黒ひげに会って2人を助けられる
でもあの2人はそれを望まない
白ひげ海賊団でできた家族を傷つけようとした黒ひげが許せないから
自分達の手で倒したいって言うだろうしね
たとえ近くにいても手を出すなって言われると思う
でも2人が怪我をしてるって、捕まったなら…私が我慢できるわけがない…』
ニ「恋歌…」
右手で左腕を強く握る恋歌の姿がなんだかニーナには小さく見えた。
『でもそんな我が儘を聞くのは一回までよ
私だって家族を傷つけられて黙ってるはずないじゃない
海軍に私を敵に回すとどうなるか身をもって知ってもらうわ』
不敵に笑う恋歌を見てニーナも安心したように笑う。
ニ「それでこそ恋歌です
あなたはいつでも笑っていてください
あなたが辛いと私たちも辛い
あなたが嬉しいと私たちも嬉しいんです
だから笑ってください」
『ニーナ…
私だって同じよ
だからあなたたちが笑って幸せに暮らせるようにこの力があるんだから』
ニ「はい
私もこの力が役にたてるのなら」
『何があろうと必ず二人は助けるよ
私たちは私たちにできることをしよう』
ニ「はい」
次の日、とうとうエニエスロビーでの一件が新聞に載った。
『とうとう全員賞金首ね
チョッパーのは何かの間違いだろうけど…』
世界政府に喧嘩を売ったルフィたちだ。
懸賞金がつかないはずがない。
チョッパーの50ベリーは何かの間違いだろうが…。
ひとつ気になったのは…
『(ニーナにも懸賞金がついたのは別にいい
問題はニーナだけ"ALIVE"指定だということ
なぜ生きたまま政府に渡す必要があるの?
もしかしてまた天竜人が関係してる?)』
麦わらの一味とフランキーは"DEAD or ALIVE"。
つまり生死を問わないということだ。
なのにニーナだけは…
『(懸賞金の金額もどう考えてもおかしい
始めての懸賞金で五億だなんて…)』
ルフィで三億だというのに始めて手配書が出たニーナにこの金額は何かあるとしか思えない。
二つ名は"海の麗人ニーナ"。
『(もし頂上戦争が起きたときにニーナを連れていくのは危険かな…
でも助けには行きたいだろうし…
あー!もう!まだ頂上戦争が始まるって決まったわけじゃないんだから!)』
恋歌はこれ以上考えてもわからないと思い、手配書をしまって外に出た。
今日フランキーが髪飾りを修理してくれるはずなので、暇潰しがてら邪魔かもしれないと思ったが見に行くことにした。
昨日渡したときにみんなに渡しているペンダントと同じように気配がわかるようにしておいたので、フランキーの居場所は簡単にわかった。
『おはよ、フランキー』
フ「おおっ!恋歌じゃねぇか
よくここがわかったな」
声をかければ作業中の手を止めて振り返ってくれる。
『まぁね
お邪魔してもいい?』
フ「別に構わねぇがまだあの髪飾りはできてねぇぞ?
ガラスはもうもらったがな」
『直してもらってるのに文句は言わないよ
ただ何もすることないしと思って』
フ「そういうことならいいけどよ
今日中には仕上げる」
そう言ってまたバチバチと火花を散らし始めた。
フ「そういや俺の子分たちかよ恋歌に会わせろってうるせぇんだが一度会ってやってくれねぇか?」
『私に?なんで?』
フ「助けてもらった礼がしてぇんだと
お前のこと姐さんって呼んでたぞ」
『そんなお礼なんて気にしなくてもいいのに
ていうか寧ろ改めて言われると恥ずかしいし…
気持ちだけありがとうって言っといてもらえる?』
フ「あれだけの砲撃の嵐から守ったんだ
もうちょっと堂々と構えていてもいいと俺は思うがな」
『私だってみんなには感謝してるんだよ
ルフィたちと一緒に戦ってくれて
取り返したい人は違っても目的の場所は一緒だったし、ルフィたちに道を作ってくれた
それでおあいこ』
フ「ほんと欲のねぇやつだな
まぁあいつらから何かもらおうと思っても何も持ってねぇけどな」
にっ、と笑うフランキーに恋歌はもらおうと思ってないから大丈夫だと返す。
『髪飾り直してもらってるだけで十分だよ』
フ「任せとけ
スーパーな仕上がりにしてやるよ」
『……変な改造とかはしないでね』
フランキーの改造された体を見て少し不安になった恋歌だった。
『……二人がそれを望まないから
ほんとは助けに行きたかった
ずっと一緒にいるか、後を着いていけばいつかは黒ひげに会って2人を助けられる
でもあの2人はそれを望まない
白ひげ海賊団でできた家族を傷つけようとした黒ひげが許せないから
自分達の手で倒したいって言うだろうしね
たとえ近くにいても手を出すなって言われると思う
でも2人が怪我をしてるって、捕まったなら…私が我慢できるわけがない…』
ニ「恋歌…」
右手で左腕を強く握る恋歌の姿がなんだかニーナには小さく見えた。
『でもそんな我が儘を聞くのは一回までよ
私だって家族を傷つけられて黙ってるはずないじゃない
海軍に私を敵に回すとどうなるか身をもって知ってもらうわ』
不敵に笑う恋歌を見てニーナも安心したように笑う。
ニ「それでこそ恋歌です
あなたはいつでも笑っていてください
あなたが辛いと私たちも辛い
あなたが嬉しいと私たちも嬉しいんです
だから笑ってください」
『ニーナ…
私だって同じよ
だからあなたたちが笑って幸せに暮らせるようにこの力があるんだから』
ニ「はい
私もこの力が役にたてるのなら」
『何があろうと必ず二人は助けるよ
私たちは私たちにできることをしよう』
ニ「はい」
次の日、とうとうエニエスロビーでの一件が新聞に載った。
『とうとう全員賞金首ね
チョッパーのは何かの間違いだろうけど…』
世界政府に喧嘩を売ったルフィたちだ。
懸賞金がつかないはずがない。
チョッパーの50ベリーは何かの間違いだろうが…。
ひとつ気になったのは…
『(ニーナにも懸賞金がついたのは別にいい
問題はニーナだけ"ALIVE"指定だということ
なぜ生きたまま政府に渡す必要があるの?
もしかしてまた天竜人が関係してる?)』
麦わらの一味とフランキーは"DEAD or ALIVE"。
つまり生死を問わないということだ。
なのにニーナだけは…
『(懸賞金の金額もどう考えてもおかしい
始めての懸賞金で五億だなんて…)』
ルフィで三億だというのに始めて手配書が出たニーナにこの金額は何かあるとしか思えない。
二つ名は"海の麗人ニーナ"。
『(もし頂上戦争が起きたときにニーナを連れていくのは危険かな…
でも助けには行きたいだろうし…
あー!もう!まだ頂上戦争が始まるって決まったわけじゃないんだから!)』
恋歌はこれ以上考えてもわからないと思い、手配書をしまって外に出た。
今日フランキーが髪飾りを修理してくれるはずなので、暇潰しがてら邪魔かもしれないと思ったが見に行くことにした。
昨日渡したときにみんなに渡しているペンダントと同じように気配がわかるようにしておいたので、フランキーの居場所は簡単にわかった。
『おはよ、フランキー』
フ「おおっ!恋歌じゃねぇか
よくここがわかったな」
声をかければ作業中の手を止めて振り返ってくれる。
『まぁね
お邪魔してもいい?』
フ「別に構わねぇがまだあの髪飾りはできてねぇぞ?
ガラスはもうもらったがな」
『直してもらってるのに文句は言わないよ
ただ何もすることないしと思って』
フ「そういうことならいいけどよ
今日中には仕上げる」
そう言ってまたバチバチと火花を散らし始めた。
フ「そういや俺の子分たちかよ恋歌に会わせろってうるせぇんだが一度会ってやってくれねぇか?」
『私に?なんで?』
フ「助けてもらった礼がしてぇんだと
お前のこと姐さんって呼んでたぞ」
『そんなお礼なんて気にしなくてもいいのに
ていうか寧ろ改めて言われると恥ずかしいし…
気持ちだけありがとうって言っといてもらえる?』
フ「あれだけの砲撃の嵐から守ったんだ
もうちょっと堂々と構えていてもいいと俺は思うがな」
『私だってみんなには感謝してるんだよ
ルフィたちと一緒に戦ってくれて
取り返したい人は違っても目的の場所は一緒だったし、ルフィたちに道を作ってくれた
それでおあいこ』
フ「ほんと欲のねぇやつだな
まぁあいつらから何かもらおうと思っても何も持ってねぇけどな」
にっ、と笑うフランキーに恋歌はもらおうと思ってないから大丈夫だと返す。
『髪飾り直してもらってるだけで十分だよ』
フ「任せとけ
スーパーな仕上がりにしてやるよ」
『……変な改造とかはしないでね』
フランキーの改造された体を見て少し不安になった恋歌だった。